非番の女性警察官を交番に泊まらせたり、勤務時間中にキスしたりしたとして、警視庁綾瀬署員の男女4人が今月、内規上の処分を受け、辞職していたことが17日、分かった。警視庁は、懲戒処分には当たらないため、公表しなかったとしている。
警視庁によると、同署地域課の男性巡査部長は今年、交番で勤務中に地域課の女性警察官とキスをするなどした。同課の別の男性巡査は、勤務する交番を訪ねてきた同じ女性警察官とキスしたり、体を触ったりした上、酔っていたため、泊まらせた。いずれも女性警察官も同意していたといい、交番勤務が1人態勢になる時間帯だった。
また、同署生活安全課の男性警部補は、飲食店で同じ女性警察官に体を触るなどのセクハラ行為をしたという。女性警察官が上司に被害を訴え、調査していたところ、交番での行為なども明らかになったという。
警視庁の森元良幸警務部参事官は「職員らの不見識な行状について厳正に対処した。再発防止に努める」とコメントした。(産経新聞)