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プロフィール
渡辺学
1986年入社。ゴルフ担当を経て89年からテニス、ラグビー、アメリカンフットボール、アマチュアレスリング、陸上、水泳、サッカーなどの取材に携わった。五輪は夏季2回、冬季3回を現地取材。2001年に運動部デスク、06年から文化部で社会面デスクを担当後、08年から両部の専門委員。早大卒。
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小保方氏会見は「ワースト」か?
2014年12月05日

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 「ネットユーザーが選ぶ2014年の『ワースト謝罪会見』、1位は『理研・小保方晴子氏』 3トップは小保方晴子・佐村河内守・野々村竜太郎 企業部門はマクドナルド・ベネッセ・朝日新聞が上位に」

 

 そんな調査結果が4日、株式会社宣伝会議から発表された。同社発行の広報・メディア対応の専門誌「広報会議」が11月に実施した、「2014年に発生した企業や個人の不祥事や謝罪会見」で、「印象に残った出来事」「ニュース・情報伝達の流れ」についての調査結果が、冒頭のような概要だった。

 

 調査は全国の男女500人(20~80代)にインターネットを通じて行われた。同誌編集部が危機管理の専門家の監修のもとで選んだ15事例からの選択(3件まで)と調査対象者の自由記述を集計したところ、「理化学研究所 小保方晴子氏の不正論文問題」(67・4%)が1位だった。2位は「野々村竜太郎元兵庫県議の政務活動費不正使用問題」(47・6%)で、3位に「佐村河内守氏 ゴーストライター使用問題」(36・6%)が入った。

 

 以下、4位「マクドナルド 使用期限切れの鶏肉使用」(35・0%)、5位「ベネッセコーポレーション 個人情報流出」(31・8%)、6位「朝日新聞社 『吉田調書』、慰安婦関連記事取り消し謝罪」(25・6%)、7位「東京都議会議員によるセクハラ野次」(12・2%)、8位「『すき家』従業員過重労働が問題に」(12・0%)、9位「アクリフーズ(マルハニチロ子会社)冷凍食品から農薬検出」(11・0%)、10位「『たかの友梨』、パワハラ騒動」(4・8%)となっている。

 

 発表文には、STAP細胞論文の不正が認定された小保方氏をめぐる騒動については「リケジョとしてもてはやされた小保方さんが一気に転落したのが印象的だったから」、野々村会見には「衝撃的だったし今も子供がよくまねをするので」、佐村河内氏の問題では「サングラスを外して髪を切った姿がインパクト大。会場で逆切れする姿も衝撃的だった」といった回答者のコメントも添えられている。

 

 「ワースト」というと最も内容がひどかったようにも受け止められがちだが、はたして4月の小保方会見は最悪だったのか。判断するには①質疑との時間配分などの形式②出席者の姿勢③発言内容など多面的な分析が必要だが、コメントからみる限りでは、世間へのインパクトの大きさや当事者に対する印象の強さが重視されている模様。「STAP細胞はあります」「作製に200回成功した」がハナからウソなら悪質だが、カラ出張疑惑に説得力ある答えを示さなかった野々村氏の方が悪質性は高いのではないか。

 

 しかも野々村氏の場合、出席記者にとってあれほどの号泣は予想だにしなかったことだろう。悪い意味のサプライズ度でも、小保方氏と佐村河内氏を凌駕する感がある。その社会的立場や税金に関わる問題を起こしたことも含めて、ことの実態においてはこちらの方が「ワースト」にふさわしいようにも思えるが。

 

 あるいは、世論の“炎上度”からいえば朝日新聞社か。いずれにせよ、発表から1か月あまりにして疑惑の目が向けられたSTAP細胞・小保方氏が「ワースト」視されたのは、「リケジョ」という女性である側面も一因なのか…。



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