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日立子会社情報でインサイダー取引か12月5日 21時23分
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日立製作所の子会社の社員が、自分の会社の株が日立製作所に公開買い付けされるという情報を交際相手の女性に伝え、女性がインサイダー取引をしたとして、証券取引等監視員会は女性に課徴金の支払いを命じるよう金融庁に勧告しました。
証券取引等監視委員会によりますと、日立製作所の子会社で東京・千代田区にある医療機器大手の「日立メディコ」の男性社員は去年11月、当時東証1部に上場していた自分の会社の株が日立製作所に公開買い付けされるという情報を交際していた横浜市の40代の女性に伝えたということです。
女性は公開買い付けの情報が公表される前の日に日立メディコの株を買い、不正に利益を得ていたということで、監視委員会はインサイダー取引にあたるとして、40万円余りの課徴金の支払いを命じるよう5日、金融庁に勧告しました。
日立メディコは「事実関係を調査のうえ厳正に対応したい」とコメントしています。