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英議員団の香港訪問 中国側が入国拒否
12月1日 23時42分

イギリス議会下院の外交委員会は、民主的な選挙に向けた改革の取り組みなどを調べるため、香港への訪問を計画していましたが、中国側に入国を拒否され、この問題を議会で取り上げるよう求めました。

イギリス議会下院の外交委員会の議員団は、香港の返還を巡り、イギリスと中国が「共同声明」を調印して30年になるのに合わせて、今月13日から香港を訪れ、政治経済面でのイギリスとの関係や、民主的な選挙に向けた改革の取り組みについて調査する予定でした。しかし、ロンドンの中国大使館は先月28日、議員団の入国を拒否する考えを伝えました。
外交委員会のオッタウェー委員長は「中国政府はあからさまな対決姿勢を示している」として批判し、議会本会議でこの問題を取り上げるよう求めました。
また、イギリスの外務省も「ここ数年の2国間の友好的な関係にそぐわず、遺憾だ」とのコメントを発表しました。
これに対し、中国外務省の華春瑩報道官は1日の会見で、「ビザを出すか出さないか、誰に対して出すかは、国の主権の問題だ。
中国は、議員団が調査のために香港を訪問することに反対すると何度もいってきた」と述べました。そのうえで、華報道官は「どうしても議員団が調査のために香港を訪れるというのであれば、中国への公然とした対抗であり、2国間関係の発展に不利に働くだろう」と述べ、強くけん制しました。

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