パスワード狙いウイルス感染か12月05日 11時34分
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インターネットバンキングの利用者のパスワードなどを入手するために、パソコンをウイルスに感染させたなどとして松山市の男が逮捕され、警視庁などは、男がこの手口で利用者の口座からおよそ900万円を不正送金していたとみて調べています。
ウイルスを使ったインターネットバンキングの不正送金事件での検挙は全国で初めてです。
男は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、松山市の無職、藤田浩史容疑者(29)です。
警視庁などの調べによりますと、藤田容疑者はことし6月、都内の信用金庫のインターネットバンキングを利用している、50代の女性のIDとパスワードを不正に入手するために、パソコンに架空の決済を装ったメールを送りつけてウイルスに感染させたとして、不正指令電磁的記録供用の疑いがもたれています。
警視庁によりますと、藤田容疑者は海外のサイトを通じてこのウイルスを購入していたということで、ウイルスを使ったインターネットバンキングの不正送金事件での検挙は全国で初めてです。
警視庁などは、藤田容疑者がこの手口で利用者の少なくとも10の口座からおよそ900万円を不正送金していたとみて調べています。
調べに対し、藤田容疑者は容疑を否認しているということです。