遠隔操作でネット銀ID盗む=ウイルス供用容疑で男再逮捕―警視庁

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 インターネットバンキングのIDなどを盗むため、遠隔操作型ウイルスを添付したメールを送り、他人のパソコン(PC)を感染させたとして、警視庁と愛媛県警は5日までに、不正指令電磁的記録供用容疑で、松山市和泉南、無職藤田浩史容疑者(29)=不正アクセス禁止法違反罪などで公判中=を再逮捕した。容疑を否認している。

 藤田容疑者はフィッシングサイトや遠隔操作型ウイルスを使い、ネット銀のIDやパスワードを不正に入手。1〜5月に起きた約1600万円の不正送金に関与したとみられる。同庁によると、ネット銀の不正送金事件で「ウイルス供用罪」を適用するのは全国初という。

 逮捕容疑は6月3日、他人のネット銀IDなどを取得することを計画し、ウイルスを添付したメールを東京都内に住むエステサロン経営の50代女性宛てに送り、女性のPCをウイルスに感染させた疑い。 

[時事通信社]

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