日本プロ野球選手会とイーキャリアが引退後のプロ野球選手のセカンドキャリア支援サービス「イーキャリアNEXTFIELD」を開始

~2014年引退選手から支援実施~

SBヒューマンキャピタル株式会社

 12球団の現役日本人選手で構成される一般社団法人日本プロ野球選手会(理事長:東出 輝裕、広島東洋カープ所属)と、ソフトバンクグループの転職応援サイト、イーキャリアなどを運営するSBヒューマンキャピタル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木崎 秀夫)は、引退後のプロ野球選手のセカンドキャリア支援サービス「イーキャリアNEXTFIELD」を2014年12月4日(木)より開始します。
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■ 実施の背景
 日本国内でプレーする野球人にとっての頂点といえる場で激闘を重ねるプロ野球選手は、その場所に登り詰めるまで、そして今も自分の人生の全てを野球に捧げてきています。そうした日々の闘いの結果として、野球人生のすべてを燃やし尽くして球界を去る選手、そしてさらに多くの選手は、不完全燃焼のままユニフォームを脱がざるを得ない現実があります。選手会では球界関係者と協力し、現役時代よりも長い引退後の第二の人生(セカンドキャリア)に現役時代から向き合い、意識づくりを行うサポートをしてきましたが、現役選手や現実に引退を選択肢として考える段階になった選手にとっての不安を解消できるような仕組みはまだまだ十分ではありません。

 夢や感動を生みだす力を持ったプロ野球選手が、現役中からセカンドキャリアへの意識を育み、漠然とした不安を消すことにより、現役として悔いなく活躍していくための後ろ盾としていくこと。そして第二の人生でもさらに輝けるような環境をつくっていくことで、今の子どもたちを含む、次世代が人生の選択肢として健全にプロ野球選手を選択できる社会にしていくことを目的として、セカンドキャリア支援サービス「イーキャリアNEXTFIELD」がスタートいたしました。

■ セカンドキャリア支援サービス「イーキャリアNEXTFIELD」概要
 引退選手は、キャリア支援サービス「イーキャリアNEXTFIELD」を利用でき、専用サイトでいつでも求人情報を検索することができます。気になる求人があれば「イーキャリアNEXTFIELD」(キャリアコンサルタント)が就職までのサポートを行います。また、求人募集企業は専用サイトで引退選手の職務経歴書を閲覧することができます。スカウトしたい選手がいる場合、「イーキャリアNEXTFIELD」が採用までのサポートをします。
 ※引退選手も求人募集企業も全て無料でご利用できます。

イーキャリアNEXTFIELD 一般向けサービス紹介ページ
http://nextfield.ecareer.ne.jp/ ※選手専用エリア、参画企業エリアは関係者のみのご利用となります。

■ 日本プロ野球選手会 概要
 日本プロ野球選手会は労働組合及び一般社団法人という二つの形態を取っております。
 労働組合については純粋に労働者としての選手による組合であり、雇用者である球団との間での待遇改善交渉などを行っております。現在、東北楽天ゴールデンイーグルス嶋基宏選手が会長を務めております。
 一般社団法人(※2012年11月1日に、「社団法人」から「一般社団法人」に移行)については野球に関する公益事業ということで、野球教室を全国各地で行うなど、野球全体の発展に寄与するための活動を行っております。現在、広島東洋カープの東出輝裕選手が理事長を務めております。

■ SBヒューマンキャピタル株式会社 会社概要
住所   : 東京都港区六本木2-4-5 興和六本木ビル3F
設立   : 1999年9月30日
代表者  : 代表取締役社長 木崎 秀夫
事業内容 : 転職情報サイトの開発および運営、人材紹介事業、教育関連事業、
       人材採用特化型マーケティング支援事業、プロスポーツ選手のセカンドキャリア支援事業
URL   : http://www.softbankhc.co.jp/

■ 本件に関するお問い合わせ先
<プロ野球選手の採用をご検討されている採用ご担当者様>
SBヒューマンキャピタル株式会社 HR事業本部 イーキャリアNEXTFIELD事務局
TEL: 03-5549-1284 E-mail: nextfield@softbankhc.co.jp
<報道関係者様>
SBヒューマンキャピタル株式会社 経営企画部 広報担当:鈴木
TEL: 03-5549-1288 / FAX:03-5549-1297 E-mail: pr@softbankhc.co.jp


※日本プロ野球選手会コメント

■ 労働組合日本プロ野球選手会 会長 嶋 基宏(東北楽天ゴールデンイーグルス)
 プロ野球という世界は、子供の頃からがむしゃらに野球を続け、ライバルたちとの切磋琢磨からの学びで技術を高め、運をも味方につけてきたスペシャリストの集まりです。しかしプロと言う最高峰の場でも当然同じような戦いがある中で、満足のいくキャリアを残せる者、そうでない者がいます。そして双方に平等に訪れるのがユニフォームを脱ぐ瞬間です。
 私たち選手会は現役中からいつかくる“その日”に備える意識づくりをテーマにしてきました。漠然とした不安を抱えたまま“その日”から目を背けるよりも、新しい世界に踏み出すとはどういうことかをしっかり理解したうえで、いま現役で野球ができることの喜びを噛みしめる。その方がプロらしい未来への向き合い方だと思います。
 先輩たちの体験も財産にしながら、このサイトを通じ、プロで培った能力は必ず社会でも生かせるはずだと背中を押してくれる企業の方々が増えていくことを望んでやみません。

■ 一般社団法人日本プロ野球選手会 理事長 東出 輝裕(広島東洋カープ)
 “セカンドキャリア”は長年の課題ながら、仕組みづくりが遅れていたのが現実です。
 環境の変化はあっても、今もプロ野球は人気スポーツであり、毎年、多くの才能が集い、また消えていく場。プロゆえ勝者と敗者がでるのが当然ですが、全選手が野球人生を賭して競い合うからこそプロ野球の魅力があるわけで、そんな選手たちを、野球ができなくなった瞬間に羅針盤を失った船のような状態に置くのは継続的発展の観点からも損失です。選手が普段から人生設計を考えることは重要ですが、球界全体で“帰りのことは心配するな、最善を尽くした選手には社会でも道がたくさんある”と言える仕組みづくりは、若者が片道切符で飛び込める魅力的な場であるための条件であると信じます。
 選手会も多くの方々の知恵を借り、セカンドキャリアの充実に努力します。また、同時に“周りの方々の支えがあってこそ自分たちが野球だけに打ち込める”ことも選手に伝え続けていきたいと思います。

■ 一般社団法人日本プロ野球選手会 事務局長 松原 徹
 プロ野球は長年、国民的人気スポーツとしての地位にあったがゆえに、発展に不可欠な仕組みづくりが、手つかずのまま放置されてきた経緯があります。“多少、問題はあろうと野球が好きな若者は続々とプロにやってくる”という認識が改革を阻んできたのです。しかしそんな個人の情熱に甘えるだけの世界に未来はありません。そうした危機感も背景に、今ようやくセカンドキャリアに目が向けられているのは、多くの選手たちの背中を見送った立場の1人として喜ばしく思います。
 この機にあえて選手に言いたいのは“野球しかやっていない” “外の世界を知らない”と現役を退いた後も球界にしがみつくことだけを考えず、先輩たちの歩みから学び、幅広い人生の選択肢を知って欲しいということ。ユニフォームを脱いだ後の戦いは、元プロ野球選手という存在を輝かせることで、日本のプロ野球を発展させるということにもつながる大事な戦いでもあるのです。
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