はやぶさ2:重要な機器すべて正常を確認 初画像も公開

毎日新聞 2014年12月05日 12時33分(最終更新 12月05日 14時01分)

寄付金で製作された小型カメラによる初画像。中央が物質採取装置=JAXA提供
寄付金で製作された小型カメラによる初画像。中央が物質採取装置=JAXA提供
小惑星探査機はやぶさ2が小惑星からの物質採取に使う装置の状態を撮影することに成功した小型カメラ。全国のファンからの寄付で開発された=2013年12月、武市公孝撮影
小惑星探査機はやぶさ2が小惑星からの物質採取に使う装置の状態を撮影することに成功した小型カメラ。全国のファンからの寄付で開発された=2013年12月、武市公孝撮影

 3日に打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ2」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日、小惑星から物質を採取する装置など重要な機器がすべて正常に機能していることを確認したと発表した。採取装置には、一般から集まった寄付で製作した小型カメラが搭載されており、撮影した初画像も公開された。

 今後3カ月かけて、推進力となるイオンエンジン、観測機器などの機能をチェックする。計画では、はやぶさ2は2018年6〜7月に小惑星に到着。約1年半、観測や物質採取を行い、20年末に地球に帰還する。【大場あい】

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