(cache) サーチナ|北朝鮮が米軍慰安婦を非難「いささかも許されない空前絶後の反人倫的罪悪」  



北朝鮮が米軍慰安婦を非難「いささかも許されない空前絶後の反人倫的罪悪」


 北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、韓国を始めとする世界各地で「性奴隷」を利用したとして、米国を厳しく非難した。国連の北朝鮮に対する「人権決議」に反発した。  朝鮮中央通信社は、「1945年に南朝鮮(韓国の北朝鮮側呼称)を占領した米軍は1953年までの期間に35万人の女性を性奴隷につくり、今日も醜悪な犯罪行為を引き続き強行している」、「南朝鮮の女性25人当たり1人がそのいけにえになり、100万人が自分の尊厳と人権を無残に蹂躙(じゅうりん)された」と主張。  さらに「1962年、かいらい当局(韓国当局を指す)に強要して米軍基地周辺地域を「特別観光区」に設定し、南朝鮮の女性を大々的に引き入れた。1960年代に米軍基地で強行された性奴隷行為によってかいらい一味は国内総生産(GDP)の25%を充当したという。これは、当時、米軍の醜悪な蛮行がどんなに盛んに行われたのかをはっきりと示している」と指摘した。  朝鮮中央通信は8月11日付では、韓国における米軍慰安婦問題で、韓国当局を「卑屈で間抜けな売国奴」と非難したが、12月3日付の記事では、主に米国を非難した。  3日付記事はさらに「そのような米国が自分らの特級犯罪について一言半句もせず、人権裁判官のように振る舞っていること自体が、歴史にない最大の悲話であり、国際社会に対する愚弄、欺まんである」と主張。  同記事は、国連総会第3委員会(人権)が11月18日、北朝鮮での組織的な人権侵害を「人道に対する罪」に該当するとして、責任者を国際法廷に起訴することも検討するよう求める決議を採択したことに反発したものと解釈できる。  朝鮮中央通信は、「20世紀に20万人の朝鮮女性を日本軍の性奴隷として連れて行った日本や、世紀を継いで100万人の南朝鮮女性をなぶりものにした米国こそ、世界にまたとない性奴隷犯罪国、人権蹂躙の標本国である」、人間の仮面をかぶった野獣の群れ、人間的な理性と思考が完全に麻痺した獣にも劣る悪漢らの烏合の衆がまさに、米国であり、日本である」として、日本軍従軍慰安婦の問題にも触れた。(編集担当:如月隼人)