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【プロ野球】

阿部9000万円減の5億1000万円 それでも日本選手最高

2014年12月5日 紙面から

年俸ダウンで契約更改を終え厳しい表情で会見する巨人の阿部=東京・大手町の球団事務所で(久野功撮影)

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 巨人・阿部慎之助捕手(35)が4日、東京・大手町の球団事務所で契約交渉し、9000万円減の5億1000万円でサインした。来季は一塁にコンバートされる阿部は今後の巻き返しをあらためて宣言。復活に向け「3割・30本塁打」のノルマを自らに課した。

 「仕方ないこと。ダメだったら下がるし、良かったら上がる」と阿部。昨オフに年俸変動制の2年契約を結んだ。今季の成績が打率2割4分8厘、19本塁打、57打点と低調だっただけに、2003年以来のダウン提示にも納得の表情。「振り返りたくないような感じ」とこの一年を総括した。

 もちろん、このまま終わる気はない。来季は捕手に別れを告げて、一塁手として再スタートを切る。先月30日のトークショーで「打つ方でダメだったら辞める覚悟を決めて挑戦したい」と悲壮な思いすら口にしたように、来季は不退転の決意で臨む1年。具体的目標を聞かれると明快に言い切った。

 「監督さんが『3割・30本』を目標にもう一回頑張ってみようと言ってくれたので、その数字を目標にやっていきたい」

 サインした年俸5億1000万円は現時点の日本選手最高額。第一人者の面目は保った。あとは巻き返すだけ。キャンプでは早出特守も行う予定にしている阿部は「とにかく数字を残して、また契約してもらうようにやる」。一塁で泥だらけになって、自らの輝きを取り戻す。 (川越亮太)

(金額は推定)

 

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