宮坂麻子
2014年12月4日21時42分
読み書き計算が苦手で学習がうまく進まない小中学生のために、郵送による検査をおこない、情報技術(IT)を活用した学習方法を助言するサービスをソフトバンクの関連会社エデュアス(東京都港区)が今月中旬に始める。専門家を訪ねなくても子どもの特性に合った方法を探ることができる新しい試みだ。
同社は昨年7月から、読み書きや計算が苦手な小中学生に、スマートフォンやタブレット端末などを活用した学習方法を教える教室を開いてきた。遠方の人からの指導依頼や問い合わせが急増しているため、東京大学先端科学技術研究センターの中邑賢龍教授らと検査手法を開発し、「遠隔家庭検査」と名付けた。
同社の佐藤里美・担当部長は「読み書き障害に対する認識が広まったせいか、4、5歳児や支援の必要がないと思われる子の保護者からも問い合わせがくる。遠隔検査は簡易的なものだが、不安解消や家庭での学習指導に少しでも役立てばと思う」と話す。
おすすめコンテンツ
朝日新聞デジタルをフォローする
PR比べてお得!