今だから10代に聴いて欲しい Vol.2 スーパーカー
今回はスーパーカーの特集である。車の特集ではない。
初期はシューゲイザーロック、後期はエレクトロサウンドと
全く違うバンドに変化していったスーパーカーを今の10代に聴いて欲しい。
青森からデビューした新星 1995-2000
楽器屋のメンバー募集で集まり、メジャーデビューを果たしたものすごいバンドである。
普通は楽器屋のチラシでそこまで行くこともそうそうないだろう。
- Vo&Gt&Key:中村弘二(通称ナカコー)
- Gt:いしわたり淳治
- Vo&Cho&Ba:フルカワミキ
- Dr:田沢公大
初期のスーパーカーで特徴的なのは、マイブラッディバレンタインを彷彿とさせる
ノイジーなギターとナカコーの気怠そうなボーカルである。
1stアルバム「スリーアウトチェンジ」は全19曲入りと、デビューアルバムにしては
ものすごいボリュームのあるアルバムとなっている。
また、ベースのフルカワミキとの掛け合わせるような曲も印象的であり、
彼女がメインボーカルを務める楽曲も制作され、現代邦楽ロックにおける
女子ベースボーカルのパイオニア的存在となっている。
(くるりの岸田繁に懇願され、「ばらの花」のコーラスにも参加している)
エレクトロ+シューゲイズ 2000-2005
2000年以降、ナカコーはCORNELIUSに影響を受け
エレクトロサウンドにのめり込んでいく。
筆者も大好きな映画「ピンポン」の劇中歌にスーパーカーの曲がいくつか採用され
メインテーマに「YUMEGIWA LAST BOY」が採用されたのは有名であろう。
改めてこう聴いてみると、本当に同じバンドかよというぐらい違うバンドになっている。
一度で二度美味しいのも、スーパーカーの特徴ではなかろうか。
2005年にスーパーカーは解散を発表し、ラストライブを行った。
初期の楽曲から、新曲までバランスよく演奏された各曲。
ラストライブのセットリストはベストアルバムと言っても良いだろう。
スーパーカーが邦楽ロックに与えた影響
なんといっても男女混合ツインボーカルを日本に持ち込んだことは大きいのではないだろうか。
影響を受けたであろう、代表的バンドはBase Ball Bearではないだろうか。
彼ら、特に小出祐介は熱狂的NUMBER GIRLファンでもあり、このあたりの世代は外さずに
聴いているはずだと思う。
そしてスーパーカーのエレクトロバンドサウンドは、多くのバンドに
エレクトロサウンドを取り込ませるきっかけにもなっていると思う。
解散後放映された、アニメ「交響詩篇エウレカセブン」では
StoryWriterという楽曲が挿入歌として採用された。
また、「STROBOLIGHTS」は様々なCMやTV番組のBGMとしても未だに使われている名曲だ。
今聞いてもまったく古臭さを感じさせないスーパーカーのサウンド。
きのこ帝国が好きな人は初期スーパーカーを
avengers in sci-fiが好きなら後期スーパーカーを
ぜひ聴いて欲しいと思う。