引退選手のための転職サイトできた！選手会が運用、１００社から求人

　一般社団法人日本プロ野球選手会（東出輝裕理事長＝広島）は４日、大阪市内で理事会を開き、引退後の選手のセカンドキャリアを支援するため、ソフトバンクグループで転職応援サイトなどを運営する「ＳＢヒューマンキャピタル株式会社」と提携、求人情報などを閲覧、活用できるインターネット専用サイト「イーキャリア　ＮＥＸＴＦＩＥＬＤ」の運用を開始したと発表した。

　このサービスは今季引退した選手から対象となり、専用サイトでいつでも求人情報を閲覧でき、気になる内容があれば、専用スタッフから就職までのサポートを受けることが可能。すでに１００社からの求人があり、１０人以上がサイトにアクセスしていると言う。

　東出理事長は「球界全体で『帰りのことは心配するな』と言える仕組み作りは、若者が片道切符で飛び込める魅力的な場であるための条件と信じている」と、未来のプロ野球選手のためにも必要、と説いた。

　◆労組・日本プロ野球選手会総会も含めたその他の議題

　▽減額制限　参稼報酬の減額制限を超えた額を球団が選手に提示した場合、選手に５日間の猶予を与えるという新制度の確認

　▽２軍選手の出場機会　７チームのイースタン・リーグが５チームのウエスタン・リーグと試合を増やし、出場機会を増やす

　▽侍資金の分配　侍ジャパンが国際試合などで得た収益を、選手会のセカンドキャリア分野などにも充てられないか

　▽レンタル移籍など移籍の活性化