おはようございます。最近すっかり冷え込んできまして、つい最近までずいぶんなニオイをまき散らしていたイチョウもだいぶ落ち葉となっており、本格的な冬を迎えつつあるなーと感じて、今シーズンはじめてコートを着てみました。どうも。VENTURE UNITEDの丸山です。

めっきり寒くなってますが、気持ちだけは熱くありたいと思っているわけですが、たくさんの起業家と話をしていて感じているのは、スタートアップやベンチャー企業と標榜して、急成長が期待できるということで外部から資金を調達するのであれば、それはやっぱり順調や堅調に成長するというのではダメなわけです。

図にするならこんな感じ
成長

いやー、すげー順調な右肩上がりでいいじゃないかと。

そんな順調な成長っていうのは、売上が数百億円とか数千億円ある会社が年間に10~20%成長を続けてますっていうのがいいわけで、大きな会社の経営者に任せておけばいい話です。

生まれたてのスタートアップやベンチャー企業を標榜するなら、こんな感じの急成長が必要になるわけです。
急成長

とにかく、

昇龍拳!

みたいな垂直に近い。むしろ反り返るくらいの成長を追わなければならないわけです。

そんなスピードでの成長を志向するときに、起業家は普通に成長していたら、事業の成長スピードに追い付けずに起業家自身が会社や事業の大きさや限界を決めてしまうみたいなことになっちゃうこともあるんじゃないんだろうなと。

この界隈の方々はマンガに例えるのが好きみたいなので、アレですが、悟空だって最初からスーパーサイヤ人だったわけじゃなくて、苦境にあって覚醒した感があるし、こうしたマンガの主人公は自分よりも強大な敵と対峙することによって覚醒し、より強くなっていくわけです。まー、そうして、敵の強さも自分の強さもインフレを起こしまくってチャオズとかは一撃でやられちゃったりするわけですが。

そういえばこち亀の両さんとは儲け話となると覚醒するんですが、今回の話とは関係ないので割愛と。

つまり、最初からスーパーサイヤ人だったやつなんていないってことなわけです。

苦境やどん底の中でも戦うことをやめずに、戦い抜く中で眠れる能力が覚醒していったからこそスーパーサイヤ人になれるわけで、そういう状況をどれだけ乗り越えられたか、そして、その過程で過去の自分という殻を脱ぎ捨てて、一段上のステージにいけたかどうかみたいなことが起業家にはとっても重要なことなんじゃないかって思うわけです。

これって起業家に限らずビジネスパーソン全体に言えることで、いい仕事したいって思ったらいまの自分の殻を脱ぎ捨てて次のステージにいかないといけないんですよ。眠れる能力を覚醒させないと。

これを図にすると

覚醒


こんな感じで、まー、なんの図かよくわからなくなりつつありますが、事業の苦境(赤字部分)のたびに覚醒してそれをのりこえて事業を大きく成長させるみたいなことっていうのが大事なんだろうなと。

これまでも何人かの覚醒したと思われる起業家と接してきて思ったのは、覚醒直後って、ちょっと何を言っているか理解できない部分があるなっていうのが覚醒のサインだったりするということが共通していて、たぶん見えてる景色が違ってきているから、これまでの話との一貫性がなくなっていて、われわれ投資家とかは面食らうっていうだけで、ちょっと経つと理解できるようになったりするんですが、図にあるとおり覚醒というプロセスが不連続や断絶するということなので、むしろボクら周囲の人たちが理解できるようなレベルだと覚醒しきってないっていうことなんだと最近は思うようにしています。

まー、基本的にスタートアップやベンチャーって当初はみんなが成功しないって思っているところから、認識を変えさせていくわけじゃないですか。
だから、シードの段階で一般の人や多くの投資家がこれはうまくいくとかって思うようなものってやっぱりそれってスタートアップやベンチャーじゃない気がするんだなって思ったりするわけです。まー、そういうことをいつもこのブログは書いているわけですが

ということで、こんだけ覚醒って書いているといろいろなところからマークされそうですがそういう意味ではないです。
やっぱり秘めたる能力を発現するっていうところは自分を追い詰めないとダメなんじゃないかなって思ったりするわけですよ。はい。

個人的にはケンシロウ理事長が最近言っていた「 Jカーブを大きく大きく登りきれる」っていう表現が覚醒している感じがしていいなーって思っています。

あー、今日も毒にも薬にもならないブログを書いてしまった。では、よい週末を。