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危機だからこそ好機に転換できる。
捉え方次第だと教わっているようです。


考え方なんて癖や習慣のようなものです。

名将と呼ばれる武将は自分たちの利点を見て奮い立ち、

梵将と言われる武将は自分たちの欠点を見て怯えるのかもしれません。


現代の経営もよく似ているものです。


「コレ、いけるかも!?」

「もしかすれば○○かもしれない」

「自分なら○○だと考える」


そう思うこと。

そう思うことで

わずかでもあるプラスの側面を活かそうとします。

面白がっていけます。


欠点をどれだけ補ってがんばっても±0です。

なかなか突き抜けるところまではいきません。

どうせ時間をかけたりお金をかけるならプラスを伸ばす方が成果は出やすい。


大河ドラマ『軍師官兵衛』を見ていて改めてそう思います。

主人公の官兵衛もそうだったし、その主君・豊臣秀吉は特にそうした人物でした。


・ 貧しい農民の出身

・ 実の父親が亡くなり家出することになる

・ 背丈が大きいわけでも武術が得意でもない

・ 親類縁者も多いわけじゃない

・ 古参の家来もいない

・ 奇跡的に天下人になっても後継者(わが子)を授かったのは晩年になってから。


戦国時代を生き抜くにはあまりにもマイナスの条件ばかりです。

こんな状況でも秀吉はすべてをプラスに捉えて対応していきます。

自分次第でどんなことでもできるっていうお手本です。


可能性追求の天才です。


親類や家来がいないからこそ、新人を登用して彼らにチャンスを与えます。

これは武将だけでなく茶人の千利休もその一人です。


まず武将には見えない貧弱な体格だからこそ

こっそりと敵将を調略することに適していました。


わが子がいないことで主・信長の四男を養子にもらって信任も得ました。


できない理由を考えるより、できる方法を考えて行動する。


そんなお手本です。


環境次第だと思えば好景気になるまでチャンスは廻ってきません。

自分以外のまわりのせいにしても、他人を変えることはできません。


どんな時でも自分次第で何でもできる・・・かもしれない。


これが独自の価値に気づく方法です。


過去の実績やこれまでの枠組みを超えたところにあります。


秀吉が亡くなって全国の武将たちが大阪城や関ヶ原へ終結する中で

第三の道、独自の道を探って天下を目指した官兵衛。


手元の兵が少ない状況だからこそ、自分らしい大勝負ができる。

もともと播磨の小さな家の家老だったんですから。

知恵と工夫で乗り切ってみせよう。


そう考えたに違いありません。


関西では視聴率が20%を超えた第48話で

ニヤッと不気味に笑う官兵衛の表情を見たときに感じたことは概ねその辺りです。


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