2014年12月4日17時56分
大学受験予備校「DSKパーソナルスクール」を運営するディーエスケー(東京都新宿区)が11月30日に事業を停止した。信用調査会社の帝国データバンクによると、同社は自己破産を申請する意向だという。
帝国データによると、ディーエスケーは全国で15前後の教室を運営し、受講生は約千人とみられる。2000年3月期に約40億円だった売り上げは、少子化の影響などにより14年3月期に約8億円にまで落ち込み、ここ数年は赤字が続いていた。
大半の教室は30日に閉鎖したが、職員らが自主的に運営を続けている教室もあるという。事業処理を担当する弁護士事務所は朝日新聞の取材に「取材対応はしない」と答えた。
予備校業界は縮小が続いており、大手の「代々木ゼミナール」は8月、今年度末で全国27拠点を7拠点に集約すると発表している。
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