イギリス人のデザートはいつもプリン? ー アメリカ英語とイギリス英語の違いが招く誤解

  

今日はコンビニでプリンを見て、アメリカ英語とイギリス英語の違いをまたひとつ思い出しました。以前僕はイギリス人の友人に、日本でよく売っている「プリン」は、プディングの中の一種類でカスタードプディングだということを教わりました。しかし日本人の友人は、そもそもプディングとプリンの違いすら分からないと言っていました。皆さんにとって、プディングという言葉はどのようなイメージですか?

puddingはどんなもの?

まず、dessert という単語について説明したいと思います。dessert は、日本で使われている「デザート」と同じで、「食後の甘い食べもの」という意味になります。しかし、イギリス人は dessert という単語をあまり使いません。なぜなら dessert の代わりに pudding という単語を使うからです。アメリカ人はこの pudding という単語を、日本と同じでプディングという意味で使っています。それなのでイギリス人が、

Everyday I have pudding after supper.

と言っているのをアメリカ人が聞いたら、この人は毎日プディングを食べていると思うでしょう。

What kind of pudding are we having tonight?
イギリス : 今夜どんなデザートを食べる?
アメリカ:今夜どんなプディングを食べる?

My favorite dessert is chocolate cake.
アメリカ :チョコレートケーキが僕の一番好きなデザートです。

ちなみに、dessert と書く時には s を2つ使うことを忘れないで下さい。s がひとつの desert は「砂漠」という意味になります。

イギリス人はプディングのことを何というかというとそれもまた puddingですが、vanilla pudding やchristmas pudding のように pudding の種類でいいます。

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Lukeについて

こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。僕はアメリカとイギリスのハーフで、現在東京で翻訳の仕事をしています。生まれてから13年間をイギリスで過ごし、アメリカに越して11年間生活をした後日本に来ました。イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。日本人の人柄と和食、そして日本語が好きなのでまだまだ日本にいるつもりです!皆さんこれからもよろしくお願いします。 新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。

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