どうして胸は垂れるの?20代、30代、40代で起こるカラダの変化
最近ハリがない。垂れてきた。年齢と共にどうしても出てくる胸の悩み。クーパー靭帯が伸びたから? 出産したから? 胸の崩れにはいろいろな原因が考えられますが、加齢で何が変わってくるのか。アメリカの人気女性誌『Women’s Health』で発表された医師の意見を見てみましょう。
まずは20代。この時期は良性のしこりがある人も多く、体重の増減によって胸のサイズが大きく変わったりします。肌のハリもよく、垂れる危機感を感じている人は少ないかも。
何はともあれ、20代から30代にかけて経験する人が多い、胸に最も劇的な変化をもたらす原因は妊娠&出産。ホルモンの関係で乳輪が大きく色も濃くなり、出産と共に母乳の生産に追われます。乳首や胸の大きさの戻り方には個人差がありますが、妊娠前と比べると胸が多少大きくなってそのままの人もいるようです。
そんな中、大きくなったり小さくなったりする胸の皮膚の伸び縮みが追い付かなってくるのが30代。そして、40代では、加齢とともにたるみを防止してくれるコラーゲンが本格的に不足し、弾力が低下してゆきます。胸の中身は低密度になり、乳がん検診で知られるマンモグラムの検診で結果が見やすくなるのも40歳以降です。
さらに、卵巣が生成するエストロゲンが減り、最終的には閉経。それに伴って、胸の組織が徐々に脂肪に置き換わっていきます。一日で一気に変化するわけじゃないので、所々で手触りが変わってくるはず。それが完成すると、胸はすっかり柔らかくなり、重力にも負けやすくなるという仕組み。
脂肪の塊ですから仕方ありません。胸筋をしっかり鍛えて少しでも美乳を維持していきたいですね。
参考:
How Your Boobs Change in Your 20s, 30s, and 40s
http://www.womenshealthmag.com/health/breasts-change-with-age