神田明美
2014年12月4日11時41分
小惑星探査機「はやぶさ2」とともに打ち上げられた超小型衛星3機が、H2Aロケット26号機から分離され、いずれも予定の軌道に入ったことが4日までに確認された。
うち1機が、3日の打ち上げ後に分離されたときにカメラに映っていなかったが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が4日、軌道に入ったことを発表した。
3機は、超小型探査機として遠い宇宙での通信や姿勢調整の装置の動きを試す、東京大とJAXAなどが開発した「プロキオン」、地上のアマチュア無線との通信を試す多摩美術大と東大が開発した「アートサット2 デスパッチ」と九州工業大と鹿児島大が開発した「しんえん2」。約64キロから約18キロの超小型で、ロケットの積載重量の余裕分として搭載されていた。
ロケット打ち上げから約2時間後に、数分おきに宇宙空間に分離された。そのうちプロキオンが、カメラに映らず確認できなかったが、通信が通じて分離が確認できたという。(神田明美)
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