大飯・高浜原発:再稼働差し止め申請へ 福井勝訴原告ら
毎日新聞 2014年12月04日 12時04分(最終更新 12月04日 12時10分)
福井県や関西の住民らが5日、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)、大飯原発3、4号機(同)の再稼働差し止めを求め、福井地裁に仮処分を申し立てる。いずれの原発も現在、運転停止中で、新規制基準に基づいて原子力規制委員会が安全審査中。大飯3、4号機は福井地裁で今年5月、「冷却や放射性物質の閉じ込めに欠陥がある」とする運転差し止め判決が出ており、今回の仮処分申し立ては主に、この訴訟の原告らが行う。
申し立てに参加する松田正さんによると、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)が新規制基準に適合するとの規制委の判断を受けたもの。「高浜や大飯も再稼働に近づいているため差し止めを求める」と話している。【竹内望】