社会
指定廃棄物 宮城県知事福島集約の声伝える
(福島県)
宮城県の村井知事がきょう内堀知事と会談し、指定廃棄物の処理について、宮城県民から福島県に集約を求める声が上がっていることを伝えた。内堀知事との会談で村井知事は、原発事故による指定廃棄物の最終処分場を巡り、住民の反対で建設場所の選定が遅れていることを受けて、「指定廃棄物を1か所に集約してはどうか。出来れば、福島県に集約するように働きかけてはどうか、という声が届いている」と述べた。
これに対し、内堀知事は「県外の指定廃棄物は受け入れないという前の知事からの方針は変わっていない」と、受け入れを拒否した。
このあと、村井知事は記者からの質問に対し、「何もかも痛みを福島県に押し付けるべきではない」としながら、「宮城県民の声が高まっている以上、知事として伝えるのも私の責任」と述べた。
また、内堀知事は「国が閣議決定をしているので、国が責任もって対応してほしい」と述べた。
[ 12/4 19:46 福島中央テレビ]