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朝日新聞 「吉田調書」問題で6人処分
11月28日 17時07分

朝日新聞 「吉田調書」問題で6人処分
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朝日新聞社は、東京電力・福島第一原子力発電所の元所長の証言記録、いわゆる「吉田調書」を巡る記事を取り消した問題で、当時の特別報道部長や記者ら6人を停職や減給の処分にすると発表しました。

朝日新聞社はことし5月、福島第一原発の吉田昌郎元所長が政府の事故調査・検証委員会の聴き取りに答えた記録、いわゆる「吉田調書」を入手したとする記事を掲載し、「所員の9割に当たる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発へ撤退した」と報じました。
この記事を巡って朝日新聞社はことし9月に木村伊量社長らが記者会見し、誤報だったとして記事を取り消すと発表したほか、当時の編集担当取締役ら4人を解任し、木村社長もこの問題などの責任をとって来月に辞任することが決まっています。
この問題で、朝日新聞社は28日、記事を出稿した特別報道部の市川誠一前部長を停職1か月、当時の報道局長ら3人をそれぞれ停職2週間、記事を書いた記者2人をそれぞれ減給の処分にすると発表しました。
朝日新聞社の西村陽一編集担当取締役は「福島第一原子力発電所の所員の方々や、皆様に改めておわびするとともに、今回の事態を非常に重い教訓と受け止め、信頼を得られるよう全力で努めてまいります」というコメントを出しました。

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