2014年12月4日03時00分
常磐自動車道の全線開通が来年3月1日に早まったのに伴い、南相馬市と東日本高速道路会社(NEXCO東日本)は、工事中の「南相馬鹿島スマートインターチェンジ(IC)」の2月中の供用開始をめざす。国や県、地元商工会などとの協議会で年明けに日程を正式に決定する。
同ICは、県内の常磐道で唯一のサービスエリア「南相馬鹿島SA」に併設される。市は3月1日の常磐道との同時開業では「全線開通セレモニーに埋没してしまう」(幹部)と懸念しており、開業を早める構えだ。
一方、当初開通予定だった来春の大型連休に向け、市が工事を進めてきた食堂や名産品の販売施設の開業は、全線開通よりも遅れそうだ。安倍晋三首相が2日に全線開通の前倒しを表明したことを受け、市は対策を検討したが、「突貫工事でもとても間に合わない」(市経済部)という。
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