1月28日のフジテレビ「スーパーニュース」で長野県・川上村が取材されました。
川上村は日本の中で別世界と思えるほど、豊かで年収の高い村として有名です。
その高い年収を牽引しているのがレタス農家です。
なんと農家1世帯の平均年収は2800万円を超えているというのです。
・・・・・・ということで、改めていろいろ調べてみました。
村にはベンツやアウディなど外国高級車がいたるところに停まっています。
で、昼間からでゴルフを楽しむ村人。
ニュースではカワカミバレーカントリークラブが映されていました。
ここが不景気であえぐ日本とはとても思えません。
いかにすごい地か、数字で示してみましょう。
・レタス中心に野菜の販売額:約160億円
・農家1世帯あたりの平均年収:2800万円超
村の概要は、以下の通り。
・総人口:わずか4,047人(2012年12月推定)
・村の面積:わずか209.61平方キロメートル
・平均標高:1,270メートル
川上村の場所はこちらになります。
レタス収穫の動画もありました。
かつては決して豊かな村ではなかったんですね。
昔は林業で猟などで細々と生計を立てていた人が多かったそうです。
もともと毛皮の村でした。
川上犬という犬種が有名です。
この犬を使って狩りをしていたんですね。
川上犬は狼の血を引く犬でかっこいいんですよ。
余談ですが、川上村(この地域だけか不明)には面白い方言があります。
「勝手にいってろ」という表現があるのですが、何だかわかりますか?
これ「すいません」という意味なんだそうです。
反対の意味のように聞こえておかしいですね。
さて、川上村では1950年ごろからレタスの栽培を始めるようになりました。
収穫期は大変で、以前は全国各地の学生アルバイトを募集して労働力需要を補っていたようです。
最近は外国人研修制度を利用した中国人など外国人も受け入れているとか。
川上村は、全国に比べて20~30代の人口の割合が非常に多いのが特徴です。
出生率はなんと1.83人。
この数値は、県別トップ沖縄県の1.75人を上回っています。
ちなみに全国平均の1.34人です。
このような村に生まれ変わらせたのが、村長「藤原忠彦」さんだと言われています。
農家の次男として生まれた藤原忠彦さんは決してエリートではありません。
若者時代は遊び暮れてていました。
1961年、村役場のトラクター運転手として臨時職員に採用されたことが転機になりました。
藤原さんが44歳になった時、企画課長に昇進。
当時は村は過疎化が問題となっており、民営路線バスも赤字。
そこで村営バスを村営化するなど改革に乗り出します。
もっとも大きい功績は農業の情報化。
市場ニーズにタイムリーに応えていくということですね。
そこで、正確な気象情報があれば、的確な農作業が可能と考えました。
例えば価格が高いときにタイムリーに出荷できれば儲かるということです。
1987年には村の全世帯にケーブルが敷かれました。
この翌年から村独自の情報提供を着手します。
村内3カ所に設置した気象観測ロボットからデータを収集。
地区単位で最高最低気温や降水量の情報を提供するようになりました。
こうした功績が評価され、1988年に村長になりました。
なんと無投票だったそうです。
ここからはグローバル交流にも着手します。
カリフォルニア州で農業の盛んなワトソンビル市と姉妹都市提携を結びました。
人材の育成も大事だと考えたということです。
こうなると、他地域の人にとっても魅力的に映るわけで、
どんどん人も集まってくるわけですね。
全国で農業就業人口の高齢化が叫ばれる昨今ですが、
取り組む意識さえ違ってくれば、こうも結果が違ってくるのです。
こう考えると、不景気って何なのかと考えさせられます。
みんなが不景気を社会のせいにしてないでしょうか?
自らは動かず、みんながみんな責任のなすり合いをしているから、
いつまで経っても脱出できないのではないでしょうか?
本当に大事なことに気づけば、変革していくことはそう難しくないことのように思えます。