akiaマシンへのDebianのインストール

※CD−ROMの取り外し
 今回インストールに用いたパソコンはCD−ROMが故障していたため取替えを行った.
スリムケースのため取り外しが難しかった(約1時間奮闘)が,意外としっかりした設計に
なっていたので,両サイドのレバーのようなものを引くだけで取り外しが簡単にできるように
設計されていた.(しかし,意外と気づきにくい)今度,同じパソコンのCD-ROM等の取り
外しを行う際には一言言っていただければ幸いである.

1.DebianのbootCDをCD−ROMに入れて起動する.

2.起動後はインストーラに従ってインストールを行う.
 インストールの詳細はhttp://mikilab.doshisha.ac.jp/dia/research/cluster/index.html
から技術資料,Linuxインストールマニュアルを参考にしてもらいたい.
ネットワークカードはRealTek rtl8139 で,選択後に要求されるパラメータには09166s1
と入力する.

3.カーネルの再構築を行う
 potateのインストールが完了したら,i810のビデオカードを認識させるためにカーネルの再構築
を行う必要がある.カーネルの再構築法については吉田純一さんのPCクラスタの構築を参考に
してもらえればよい.カーネルのヴァージョンは2.2.19以上がよいように思われる.

カーネルの再構築の際に付け加えなければならないものはAGPガートというもので,
Character Device
       Intel i8x0 Random Number Generator support
       /dev/agpgart(AGP Support)
       Intel I810/815 (on-board video) support

の3項目にチェックを入れればよい.

4.カーネル再構築後にwoodyにアップグレードを行う.
 woodyへのアップグレード法はまず/etc/apt/sources.listの編集を行う.
リスト中のstableをwoodyに変更するだけでよい.
その後,apt-get updateを行い.apt-get dist-upgradeを行う.

5.アップグレード後にXをインストールする.
 woodyではtaskが無くなっているため,taskselによるインストールは行えない.
apt-getでも従来のtask-x-window-systemではなく,x-windows-systemに変更になっている.
従ってapt-get install x-window-systemと実行すればよい.

 インストール中にXF86Configの設定画面が出てくるが,woodyにアップグレード後ならば,
video cardの項目にi810が追加されているため簡単にXが起動できると思う.

 もし,起動しなかった場合はwoodyではXF86Setupコマンドの変わりにxf86cfgという設定コマンドが
用意されているのでこれを利用して不十分な場合は自分で/etc/X11/XF86Configファイルを
修正する.また,Xが起動できない状態ではxf86cfgの実行ができないと思われるので,
xf86cfg -textmodeと入力してテキストモードで設定を行う必要がある.

 また,起動中に画面が切り替わるが,途中で失敗してエラーとなる場合にno screen errorとなる
ことがあるが,これはディスプレイの設定ミスではなく,ウインドウマネージャがインストールされていない
ことが原因である可能性があるため,wmakersawfishなどのウインドウマネージャをインストール
して再実行をしてみると動作する可能性がある.