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 2012年秋に日本参入を果たし、以後、「日本の電子書籍サービス」としてもトップシェアを維持し続けているのが、アマゾンの「キンドル」です。

 サービス開始から2年、同社は日本での電子書籍ビジネスをどう評価しているのでしょうか? そして、今後はどのような方策で臨もうとしているのでしょうか? アマゾンジャパン株式会社バイスプレジデントでキンドル事業本部長の玉木一郎氏に、2年目の評価と日本市場の特徴について聞きました。(ライター・西田宗千佳)

■2年間で品ぞろえは5倍以上に

 ――日本の電子書籍市場をどう評価しますか?

 玉木氏(以下敬称略) 正直に言えば、現在もまだ、必ずしも大きい市場とは言えない、と思います。