2014年7月27日04時03分
指定暴力団山口組弘道会の資金源とされる名古屋市の風俗店グループ「ブルー」の7社が、名古屋国税局から6年間で総額約8億7千万円の所得隠しを指摘されたことがわかった。追徴課税は重加算税と地方税などを含め計約4億円とみられる。国税局は愛知県警の協力を得て税務調査をしていた。
捜査当局は、ブルー関係者が「裏金から弘道会に金が渡っていた」と話していることなどから、所得の一部が弘道会に流れていたとみている。年間で1億円に上るとみられ、捜査当局はさらに詳しく調べる。
ブルーを実質的に経営していたとされるのは、県警幹部への脅迫事件などで逮捕され有罪判決を受けた佐藤義徳被告(56)=一部を控訴中。7社の統括責任者は「弘道会に金を流したことはない」と話し、7社はすでに修正申告した。
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「3F14人 指1本」「扉8人 指3本」
ブルーの事務員が佐藤被告の携帯電話に送ったメールの文面には、このような暗号が並んでいた。
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朝日新聞社会部
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