9月に死去した元社民党党首の土井たか子元衆院議長の「お別れの会」が25日、東京・永田町の憲政記念館で開かれた。村山富市元首相ら約500人が参列、遺影に献花した。同党の吉田忠智党首はあいさつで「遺志を引き継ぎ、社民党の再建を果たし、平和憲法を守り抜く」と語った。
女性初の社会党委員長、憲政史上初の女性衆院議長を務め、「護憲」をライフワークとした土井氏。村山氏は「土井さんは『憲法を守り、暮らしに生かす』と叫び続け、頑張ってきた。おたかさん、ありがとう」とあいさつした。伊吹文明前衆院議長は弔詞を贈った後、「闘士のイメージがおありだが、チャーミングな女性でかわいい人だった」と述べ、故人をしのんだ。