Bluetooth規格を策定する「Bluetooth Special Interest Group」(Bluetooth SIG)は12月3日(現地時間)、Bluetooth無線技術の最新仕様「Bluetooth 4.2」を発表した。
セキュリティ、スピード、そしてIoT(モノのインターネット)のための接続性の強化が主な改定ポイントだ。
新しいセキュリティ機能では、ユーザーの許可なしではBluetooth接続から端末を追跡することができなくなる。例えば米AppleのiBeaconや米SquareのSquare Cashなど、Bluetooth Low Energy(BLE)を採用するサービスが従来よりさらに安全になるとしている。
「Bluetooth Smart」対応機器同士の接続でのデータ転送速度が従来の2.5倍になり、転送エラーもバッテリー消費も減少する。
年内に承認予定の新プロフィール「Internet Protocol Support Profile(IPSP)」により、Bluetooth Smart対応のセンサーがIPv6/6LoWPAN経由でインターネットに接続できるようになる。これにより、既存のIPインフラでBluetooth Smartに対応するIoTを含むさまざまな端末の利用が可能になる。
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