才本淳子
2014年12月4日11時39分
仮面ライダーといえば、バイクで疾走するその姿。だが現在放送中のシリーズでは4輪の車に乗って活躍する。それじゃ仮面ドライバーではとつっこみたくなるが、仮面ライダーはなぜ二輪車から降りたのか。
10月にスタートした「仮面ライダードライブ」(テレビ朝日系、日曜朝)。新ヒーローの相棒は、真っ赤なスーパーカー「トライドロン」だ。「タイヤコーカン!」で、車からタイヤが飛び出し、ライダースーツの胸元にあるタイヤを交換すれば、攻撃が多彩に変化。ハンドルがモチーフの「ハンドル剣」も振りかざす。
これまでも「仮面ライダーBLACK RX」(1988年)は車に乗り、「仮面ライダー電王」(2007年)は電車に乗った。ただ、あくまでメインの乗り物はバイク。主人公のライダーがバイクに乗らずに車に乗るというのは1971年に始まったシリーズ史上初めてだという。
常識破りの仮面ライダーに、構想段階から「バイクに乗らなければライダーじゃないのでは」という声もあったという。
だが、東映の大森敬仁プロデューサー(34)は「仮面ライダーのモチーフは常に時代の空気を感じ取って考えられている」。今回は車のスピード感やメカニカル感といったかっこよさを前面に打ち出した。「今の男の子にとって身近な乗り物は車。目にすることも乗ることも多い。男の子が胸を熱くするものを作りたかった」
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞デジタルをフォローする
PR比べてお得!