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オバマ大統領「日欧の減速で米景気後退の可能性」
12月4日 11時01分

オバマ大統領「日欧の減速で米景気後退の可能性」
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アメリカのオバマ大統領は、経済情勢に関する講演の中で、「日本やヨーロッパの減速がアメリカの景気を後退させる可能性がある」と述べ、今後の推移を注視していく考えを示しました。

オバマ大統領は、3日、ワシントンで企業経営者らを前に講演し、「アメリカはこの6年でヨーロッパや日本以上に多くの人々を職場に戻した」と述べ、みずからの政権で雇用情勢が改善したことなどを強調しました。
一方で、オバマ大統領は「懸念もある。日本やヨーロッパの景気減速はアメリカの景気を後退させる可能性がある」と述べるとともに、日本のGDP=国内総生産の伸び率が2期連続のマイナスになったことを念頭に、「日本経済は安倍総理大臣をも驚かせるほどマイナス成長になっている」と指摘しました。
そのうえで、「日本は消費税率の引き上げを先送りし積極的な金融政策を追求している。しかし、長期間にわたる不況から直ちに抜け出せるかどうかは分からず、まだ対処すべき財政赤字も抱えている」として、日本経済の今後の推移を注視していく考えを示しました。
また、オバマ大統領は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、「アジアの国々はアメリカと積極的な関わりを持ちたいと願っており、TPPは前進している。交渉が妥結できると楽観している」と述べ、早期の交渉妥結に改めて意欲を示しました。

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