2014年11月27日17時13分
売春クラブの広告を掲載して料金を受け取ったとして、警視庁は、広告会社「ヴィグル」(東京都文京区)の営業担当社員、大場勝人容疑者(32)=東京都足立区綾瀬3丁目=を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の疑いで逮捕し、27日発表した。
警視庁の説明では、違法風俗店の広告料が犯罪収益に当たると判断して、同法を適用するのは全国で初めて。大場容疑者は「売春営業の店とは知らなかった」と供述し、容疑を否認しているという。
保安課によると、大場容疑者は5~8月、同社が運営するインターネットの情報サイトに東京都台東区の派遣型売春クラブの広告を掲載し、約55万円を掲載料として受け取った疑いがある。
保安課は、営業過程でのクラブ側とのやり取りなどから、大場容疑者が取引相手が違法な売春クラブで、売春のあっせんで得た犯罪収益から掲載料が支払われていたことを知りながら、広告掲載を請け負っていたと判断したという。
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朝日新聞社会部
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