背徳のはけ口 (4)
姉の白い肌を濡れタオルで拭きながら、俺はチンポがまた充血し始めるのを感じた。一通り拭き終わると、姉を押し倒して覆いかぶさった。
「あ、ユウ君。シーツ、替えない?」
「終わってからにしてよ」
「そうだね……」
結局、朝までに六回、姉の中で射精した。さすがに六回というのは、俺の一晩の射精回数の最高記録だ。今も破られていない。
翌日は金曜日だったが、俺達は「体調不良」を理由に学校を休むことにした。
その前日から、父は出張中、つまり愛人宅に泊まっていた。
母はいよいよつわりがひどいらしく、一階の部屋に閉じこもって寝ている。
思わぬ休日を得た俺と姉は、朝食前に一緒に風呂に入ることにした。
風呂の中でも姉と交わった。湯船に浸かって対面座位で姉の穴に挿入し、キスをしながら姉の奥深くで精液を出した。
風呂から上がると、姉がキッチンでトーストと卵焼きを作ってくれた。料理と紙パックのオレンジジュースを盆に載せて、二階の俺の部屋に運んだ。姉の部屋はまだ掃除をしていなくて、俺と姉の尿や体液がベッドとその周辺に飛び散ったままだったのだ。
盆を机に置き、俺は姉をベッドに押し倒した。服を脱がせて全裸にし、俺も服を脱いで全裸になる。盆をベッドの上に運び、姉と抱き合いながら朝食を始める。
「ねえ亜紀ちゃん。口移しで食べさせ合わない?」
「えー、いいけど……。どんな風にすればいいの?」
「お手本見せてやるよ」
俺はトーストを一切れ口に含み、よく噛んでジュクジュクにする。姉を抱き寄せキスをして、口を姉の口の中にすっぽりと差し込む。口を開き、舌も使いながら、咀嚼した食べ物を十分な唾液とともに姉の口の中に流し込む。
「んんっ……」
姉は目を閉じて俺の咀嚼物を受け入れた。口を離すと、姉の唇から俺の咀嚼物が少し垂れていたので、舌でペロペロと舐めてやった。姉はしばらく口の中に俺の咀嚼物を含んだままでいたが、少しずつそれを飲み込んでいった。
同じ要領で、俺と姉はその後、交互に一口ずつ口移しで朝食を食べさせ合った。
朝食が終わるとすぐに俺は姉に覆いかぶさってセックスを始めた。
その後、午前中に二回、姉の中に射精した。その後、三時間ほど姉と抱き合って昼寝をして、起きてから夕食までまた二回、姉の中に射精した。
夕食はまた姉が作ってくれて、二回の部屋で口移しで食べさせ合った。
こうして、その日以降、俺と姉は、自宅二階の部屋で同棲生活を送り始めた。
平日の典型的なパターンは、起床後、出かけるまでに一、二回射精。帰宅後、就寝までに二、三回射精、という感じになった。
いずれも生中出しで姉の中にたっぷりと精液を注いだ。姉の子宮の中は、生理中の一時期を除いてほぼ常時、俺の精子に満ちていたと言っていいだろう。
四月になり、母は女児を出産した。
その日の夜、俺と姉は何回目かの性交を終えて、後戯をしながら囁き合った。
「ねえユウ君。あの子、あんたの子どもなんでしょ?」
「え……。俺と母さんのこと、知ってたの?」
「そりゃ知ってたわよ」
母は、去年の八月、一度だけ父とセックスをして、中で出させていた。土曜の夜、外で待ち合わせてラブホに行ったのだ。信じがたいことに、ラブホを出た後、父は「仕事」と言って愛人宅に泊まりに行ったらしい。俺は帰宅してすぐの母と交わり、父の精子を凌駕するような大量の精液を注ぎ込んだ。
「パパはあの子、自分の子どもだって思い込んでるみたいだけどさ」
「母さんと親父、基本セックスレスだろ? 母さん、あれだけ美人でエロいのにな。なんで親父、やらずに我慢できるんだろう。俺なら毎日やりまくらずにはいられないのに」
「やっぱ、長く一緒にいると飽きるんじゃない?」
「そんなもんかな……」
「あんたもそのうち、あたしのこと飽きるんじゃない?」
「え……。飽きないと思うけど……」
「ところでさ、あたしも、できちゃったみたい」
「え? 何が?」
「あんたの子ども」
「え!?」
「妊娠したみたいなの」
「ええっ!?」

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