「何も覚えていない」“ドラッグ”切りつけ

　東京・世田谷区のマンションで、危険ドラッグを吸ったとみられる３１歳の男が隣の部屋の女性を切りつけた事件で、男が「そんなことはやっていない。さっぱりわからない」と供述していることがわかった。

　４日朝に送検された田中勝彦容疑者は３日午前７時半頃、世田谷区北烏山のマンションで、隣の部屋に住む３７歳の女性をナイフで切りつけ、ケガをさせた疑いが持たれている。その後の警視庁への取材で、田中容疑者が「そんなことはやっていない。何も覚えていない。さっぱりわからない」と供述していることがわかった。

　田中容疑者は女性の部屋のインターホンを鳴らし、女性が部屋のドアを開けたところ、押し入って、部屋にあったナイフで切りつけたという。また、田中容疑者の部屋から空の袋で見つかった２種類の危険ドラッグは、今年３月に東京都が指定薬物に指定していたものだったという。