「映像の作り方」を変えていく

2014年12月03日 掲載【PR企画】

エルロイ

演出/プロデューサーの和田篤司さんが2012年に設立した映像制作会社エルロイ。少数精鋭の次世代映像制作会社の先駆けとして広告に限らず、映画、ドラマ、テレビ番組など多様なジャンルで実績を重ねている。
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上段左から 蔵原健之さん、小島伸夫さん、勝村紀昌さん、丸山拓之さん、伊藤瑞希さん、広浦直人さん、中島友彦さん、山崎悠樹さん。
下段左から 土屋哲彦さん、松田健さん、和田篤司さん、中東俊典さん、髙橋一己さん

一人ひとりの担当領域を広げる

映画などの長尺の領域においてのノウハウをCMや企業PR映像の現場にフィードバックすることで、質の高い映像制作と効率化を図ってきたエルロイ。

社名の由来は『L.A.コンフィデンシャル』などで知られる米国文学界の魔犬ジェイムズ・エルロイから。ジェイムズ・エルロイのように独創的かつ圧倒的な描写ができる会社でありたいとして名付けたという。

現在スタッフは15人。名刺に記載された複数の肩書きが目を引く。撮影/照明、演出/プロデューサー、制作/プランナー、エディター/DIT、など。

「職能というのはすべて連動しているんです。カメラアングルを決めるには頭の中で編集作業が出来る必要があり、編集のカット割りにはアングルを切るスキルが求められる。制作は企画を奥深くまで理解する必要があり、ディレクターは予算とセットで演出を考える。媒体の多様化などにより映像制作費が下がっていく中、クオリティを下げないために一人ひとりの担当領域を広げるという考え方が重要なんです」(和田さん)。

スタークリエイターが一人で支えるような会社ではないため、総合力で脇を締めた仕事をするという意識が強い。一人ひとりがブランド化するというよりも会社として質の高い映像サービスを提供する。

「ブラッド・ピットが実在のGMに扮した映画『マネーボール』の統計学的手法に少し近い考えです。一芸に秀でたものを集め、適材適所に役割を持つことで、補い合い連携し少しでも勝率を上げていきます」(和田さん)。

予算の面だけではなく、ハリウッドのプロダクションに見られるような、ディレクターがプロデューサーを兼ね、予算と理想を両立させ、真にオリジナリティを持つ企画を成立させる。そんな状況を、自社で作り上げたいという思いも見えてくる。

≫次ページ「映画の「組」のような制作体制」

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