初めてのiPhone。60過ぎの両親がスマホに機種変更した時にやった設定
両親の機種変更に付きあってきたので初めてiPhoneを買った時に便利に使える設定をまとめました。iPhoneだけでなくAndroidに通ずる部分もあると思います。
ガラケーの両親がiPhoneに機種変更
うちは私以外スマホを使っておらず、いわゆる「ガラケー」を使っていました。
最近はCMもiPhoneやAndroidばかりでスマホ以外の選択肢が少なかったりしますし、そろそろスマホにするかという事で二人一緒にiPhoneに。
きっと親から「スマホにしたいけど何がいいの?わからないから一緒に契約に行ってよ」と言われた事のある方も多いはず。この記事に書いてある設定をすればまずはOKです。
Androidは機種選びの段階から付き合わなくてはいけなかったり値段もまちまちなのでハードルが高く、最初から選択肢に入れていませんでした。
端末のスペック
機種はiPhone5sをチョイスしました。月額が安いですし6はでかすぎて嫌悪感を持たれそうなので。一応6との比較
モデル | iPhone6 | iPhone5s |
初期搭載OS | iOS8 | iOS8 |
CPU | Apple A8 M8モーションコプロセッサ |
Apple A7 M7モーションコプロセッサ |
メモリ | 1GB | 1GB |
パネル | 4.7インチ 1334×750 326ppi コントラスト比 1400:1 |
4インチ1136×640 326ppi コントラスト比 800:1 |
容量 | 16/64/128GB | 16/32/64GB |
カメラ | 800万画素 裏面照射型CMOSセンサ 1080pフルHD 60fps 手ぶれ補正 強化された顔検出 像面位相差AF 動画撮影中の静止画撮影 720pHD 240fps F値2.2 True Toneフラッシュ バーストモード 前面カメラ:120万画素 |
800万画素 裏面照射型CMOSセンサ 1080pフルHD 30fps 手ぶれ補正 顔検出 動画撮影中の静止画撮影 720pHD 120fps F値2.2 True Toneフラッシュ バーストモード 前面カメラ:120万画素 |
通信方式 | GSM/EDGE UMTS/HSPA+ DC-HSDPA CDMA EV-DO Rev. A Rev. B VoLTE Wi-Fi b/g/n/ac NFC Bluetooth 4.0 |
GSM/EDGE UMTS/HSPA+ DC-HSDPA CDMA EV-DO Rev. A Rev. B Wi-Fi b/g/n Bluetooth 4.0 |
対応周波数 | Band1(2100MHz) Band2(1900MHz) Band3(1800MHz) Band4(1700/2100) Band5(850MHz) Band7(2600MHz) Band8(900MHz) Band13(700MHz) Band17(700MHz) Band18(800MHz) Band19(800MHz) Band20(800MHz) Band25(1900MHz) Band26(800MHz) Band28(700MHz) Band29(700MHz) Band38(TD 2600) Band39(TD 1900) Band40(TD 2300) Band41(TD 2500) |
Band1(2100MHz) Band2(1900MHz) Band3(1800MHz) Band4(1700/2100) Band5(850MHz) Band8(900MHz) Band13(700MHz) Band17(700MHz) Band18(800MHz) Band19(800MHz) Band20(800MHz) Band25(1900MHz) Band26(800MHz) |
センサー | 3軸ジャイロセンサー 加速度センサー 近接センサー 環境光センサー 気圧センサー |
3軸ジャイロセンサー 加速度センサー 近接センサー 環境光センサー |
バッテリー | 1,810mAh 最大14時間連続通話 最大10日間連続待ち受け 最大11時間ネット接続 最大11時間動画再生 最大50時間オーディオ再生 |
1570mAh 最大10時間連続通話 最大10日間連続待ち受け 最大10時間ネット接続 最大10時間動画再生 最大40時間オーディオ再生 |
重量 | 129g | 112g |
サイズ | 横72mm 縦146mm 厚さ6.9mm |
横58.6mm 縦123.8mm 厚さ7.6mm |
色 | シルバー ゴールド スペースグレイ |
シルバー ゴールド スペースグレイ |
SIMカード | Nano SIM | Nano SIM |
両親のスペック
両親はこんな感じです
モデル | 父親 | 母親 |
年齢 | 66 | 58 |
身長 | 172cm | 157cm |
体重 | 56kg | 43kg |
趣味 | 音楽・映画・読書 | 音楽・映画・カメラ |
前機種 | Softbank 301SH | Softbank 911T |
母親はFacebookやツイッターなどソフト的なものはなんとなく使っており、父親は音楽をCDに焼いたり楽天で買い物したりしています。
「PCはそれなりに使える」くらい。スキルとしては平均的なサンプルだと思います。多分中の中あたり。
このへんの方々は基本的に「外でインターネット」というものに慣れていません。つまりモバイルに弱い。
インターネット=PCなので、まずはスマホでも同じ事ができると知ってもらう必要があります。そのためには快適に使ってもらわなくてはいけません。
初めてiPhoneを使うにあたっての注意点
ガラケーからスマホに変えると操作系が一変するのでまずは最低限の操作に慣れてもらいましょう。
以下は初期設定時に引っかかったポイントです。
Apple IDに使うメールアドレスを用意しておく
店頭でiPhoneを渡された時に初期設定があるのですが、普段PCでメールを使っていてもいざ外出時となるとメールアドレスを覚えていない事があります。
家を出る時に使っているメールアドレスとログインパスワードを紙にメモして持っていかせるといいでしょう。
iCloudメールなどその場で設定もできますが、管理が煩雑になるのでGmailなどを持っていればそれを使った方がいいです。混乱の種はなくしましょう。
キーボード入力のコツを教える
iPhoneを初めて触る両親が何より苦戦したのがタッチパネルでの入力です。特にローマ字のキーボードは判別領域が狭く誤タップしてしまいがち。
ポイントは指の腹ではなく先でタップする事。ローマ字入力は判定がシビアなので感覚を掴むのに時間がかかります。親指の爪が長い場合は切らせましょう。
日本語の入力も厄介です。「佐々木」と入力する場合”さ”を2回タップする必要がありますが、連続で入力してしまい”し”になってしまったりします。
ポイントは入力したい文字を確認してから指を離す事。押し続けていると候補が出るのでそこに合わせて指を離せばOK
日本語のローマ字入力はむしろ邪魔なので消しましょう。「設定」→「一般」→「キーボード」から消せます
絵文字が不要な場合も消してOKです。基本は「日本語かな」と「英語」があれば困りません。
パスワードはアプリでメモを取っておく
両親の機種変更時に気づいたのですが、今のApple IDは数字・大文字・小文字を含めた8ケタ以上という条件があります。
昔はそうでなかったのですが、パスワードの入力に慣れていない人はこの文字列がメールアドレス自体とごっちゃになり覚えられません。
パスワードを思い出す時間というのはこの世で最もムダな時間の一つです。
必ずその場でまずメモを取っておき、初期設定終了後に以下の無料アプリに記録させましょう。
1Password 5.1.2(無料)
(サイズ: 17.5 MB)
◆関連記事
おすすめの有料iPhoneアプリまとめ
Touch IDを設定しておく
初期設定でTouch ID(指紋認証)の設定ができますが、2,30回は指を置く→離すを繰り返すので何がどうなっているのかわかりづらく初心者には敷居が高いもの。
「やらなくてもいいならやらない、面倒だから」となりがちですが便利なのでやっておいた方がいいです。アプリダウンロード時にいちいちパスワードを入れる必要がなくなります。
一緒に見守りながら設定を完了させましょう。ポイントは利き手の親指だけでなくもう片方の親指でも設定する事。
文字の大きさ・画面の明るさを設定しておく
高齢者はスマホの大きな画面にも驚きますが文字の小ささにも驚きます。いくつか例を出してちょうどいいものを選択しましょう。
画面の明るさも同じところから設定できます。「設定」→「画面表示と明るさ」
Bluetoothをオフにしておく
Bluetoothなどは確実に使いませんがデフォルトではオンになっています。まずはオフにしておき電池の消耗を防ぎましょう。
「設定」→「Bluetooth」をオフに
キーボードの音声入力をオフにしておく
日本語と英語のキーボードを切り替える時に音声入力になってしまってうざったい、と言われるはず。ここ
必要なさそうであればオフにしましょう。「設定」→「一般」→「キーボード」の「音声入力」を白にすればOK
バッテリーの残量表示を設定しておく
iPhoneはそのままではバッテリー残量の数値がわかりません。「設定」→「一般」→「使用状況」の「バッテリー残量 (%)」を緑にすればOK
家にWi-Fiがないならオフにしておく
Wi-Fiがないのに常にオンにさせておくのは電池を消耗しますし、出先で使えないWi-Fiに勝手に繋がるのでトラブルの元。
「設定」→「Wi-Fi」をオフにしましょう
逆に家にWi-Fiがある場合は接続してiPhoneに記憶させましょう。何かの時のためにさっきのアプリにSSIDとパスワードをメモさせるのを忘れずに。
ユーザ辞書にメールアドレスを登録しておく
スマホを使うようになるとPC用のメールアドレスを活用する機会が増えてきますが、慣れていない人にとってはメールアドレスを入力する事自体がストレスです。
辞書に登録してしまえば一発で入力可能。「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザ辞書」で設定をどうぞ
私はひらがなで「あど」と入力すると自分の使っているメールアドレスが全て出てくるように設定しています。参考にしてアレンジして下さい。
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まずは一緒にここまで終わらせましょう
あとは適当に無料アプリをダウンロードさせたり動画でも見せてあげればOK。
母親はまだ操作に慣れていないようですが「生協の注文が出先でできるようになって良かった」と言っていました。父親はSiriに話しかけたりして遊んでいます。
とにかく勝手の変わる入力系にいかにストレスなく慣れさせるかがキモ。それさえクリアすれば便利に楽しく使えるはずです。
メールなんかの設定はキャリアにもよりますし個別の事情が絡んでくるのでそこはうまくやってあげて下さい。
ちょっと古いですが以下の記事なども参考にどうぞ。
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