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違法な客引き取り締まるパトロール12月4日 5時56分
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東京・歌舞伎町で、客引きに紹介された店で法外な料金を請求されたなどの110番通報が相次いでいることから、3日夜、警視庁や地元の商店街などが合同で違法な客引きを取り締まるパトロールを行いました。
新宿の歌舞伎町で行われたパトロールには警視庁や新宿区、それに地元の商店街から合わせておよそ80人が参加しました。
警視庁によりますと歌舞伎町では、キャバクラで法外な料金を請求されたという110番通報が、ことし夏ごろから急増し、先月だけでも100件以上あり、被害額は3000万円近くに上っています。
このうち、ほとんどは客引きに「1万円以下の料金で飲める」などと言われて紹介された店で数十万円ほどの高額な料金を請求されるケースで、警視庁は客引きが、被害が相次いでいる原因の1つとみて、取締りを強化しています。
新宿区では去年施行された区の条例で客引きが全面的に禁止されていて、3日夜のパトロールでは警察官が客引きとみられる人に職務質問をするなどして、違法な客引きをやめるよう呼びかけていました。
新宿警察署生活安全課の庄司博幸課長は「客引きに紹介される店は間違いなく法外な料金を請求される悪質な店だ。忘年会シーズンを前に客引きを利用しないよう呼びかけを強めるとともに、悪質な店や客引きに対する検挙も進めていきたい」と話していました。