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2014/12/02 11:39
観客のマナー
ネットで、一度も会ったことも話したこともないよく知らない人から、いきなり親や自分の悪口をタメぐちで言われて、混乱することがあります。
要は、こっちはまったく相手を知らないが、相手はこちらのことをよ~く知っている。正確には「よく知っているつもりになっている」。
だから、平気でそんな失礼なことができてしまうのです。
もちろんリアルでつきあいがあるわけでも直接話したりしたこともないから、そういう人たちのこちらに関する情報源といえば、だいたいが真偽のはっきりしないネットや週刊誌やニュース記事、またはテレビを見たイメージで勝手につくりあげた「偶像」だったりするんだけど
それがめちゃくちゃ誤解や誇張されて伝わっていたとしても、彼らの中ではネットや口コミで「調べた」確かな情報だし、うたがいようのない事実になってしまっている。
だから本人が本人の口から、それは実はそうじゃないよ、そういう意味じゃないよといくら訴えても、「いや、確かに調べた」「どこそこのニュースで見た」と、聞く耳すら持たれなかったりする。
☆
それも仕事のうちだってあきらめてはいるけど、時々、しんどいな、って思います。
仮にぼくがほんとに間違ったことをしたとしても、あやまるのは直接そのことで迷惑をかけた人にすることで、ネットでいきなり知らない人からお説教されたり、罵声を浴びせられるのはちがうんじゃないかな、ぼくから見たら、まったく知らない人なんだけど、なぜあなたに「あやまれ!」とか言われなきゃならないのかな、って、
その人たちはぼくを知っている(つもりになっている)から、おかしいと思わないんだろうけどーーーーーーーーー
☆
そんなだから、よく知らない人の悪口や噂話をしている人は、基本的にすきじゃないです。
じぶんが会って話したわけでもないのに、伝聞だけで、その人のなにかを決めつけてしまうのが怖い。
先日、ある旗をアイコンにしている人のツイートをRTして怒られた時も、「その旗は悪い団体の旗だよ。そのアイコンを使っている人とかかわっちゃだめだよ。」と言われたけれど、じぶんで調べるまでは、あまり悪く思いたくなくて、よく分かっていない風でとぼけてやりすごしながら、じぶんで見極める時間をかせぎました。
家族に聞いたり、調べてからも、「他国の人やほかの民族を殺した国なんてもっとたくさんあるのに、なんでこの旗だけ使っちゃいけないの?」というところが納得いかなくて、RTを消すのはもう少し、自分の中でその部分を理解してからにしたいな、って思っていました。
でも、その旗って本物のやばいやつで、そんな悠長なことをやっているあいだに、ほんとにぼくの身が危険だったみたいで、
ぼくの稽古中に、強制的に親にRTを解除されてました。笑
☆
そうやって、時にはほんとに危ないめにあったりしてしまうこともあるけれど、それでも、「誰かが悪口を言っていたから」っていう理由だけで、よく知りもしない人やモノを避けたりするのは、ぼくは、いやです。
だってその人がもしうそをついていたり、その情報が間違っていたら、きっとあとで、もっと後悔することになるから。
ぼくのまわりからも・・・誤解や悪い噂をまに受けて、今まで、たくさんの人やお仕事が去っていって、とても、とても、つらかったから
そんな想いを、他の人には、味わってほしくないんです。
噂がうそでも、真実でも、じぶんで確かめる努力をしてみるまでは、「みんながこう言っていたから」を信じてその通りに動くことは、絶対にしたくありません。
☆
その結果、ほんとにやばいよ!ってところに突っ込んで、今回みたいに恐ろしいめにあうかもしれないけれど、それでも、風のうわさで誰かを避けてしまうような無責任なことをするよりは、ずっといいとおもう。
だって、その悪口を言っている側がうそをついて、その人を陥れようとしてる可能性だってある。もしそうだった場合、結果的にいじめの片棒をかついでしまうことになる。
「みんなが避けているから」「友達がいないから」「あの子、性格わるいらしいよ!って聞いたから」
そんな理由で怖気づいて、その子を見捨ててしまったら、きっともっと後悔する。
たくさん、心配かけてごめんなさい。危ない橋を渡ってごめんなさい。
でも、どんなに悪いうわさを聞いても、最後はじぶんの目でたしかめるひと手間をかけたい。「本当のその人は、どんな人物なのかな」って、知る努力を惜しまないようにしたいと思います。
じぶんの目でみた真実はのこるよ。
☆
それにね。
また怒られるかも知れないけれど、ぼくはなるべくなら
歴史上「悪」と判断されて何年間も語り継がれている人物であっても、じぶんが知っている人じゃない限り、必要以上に悪口をいわないで生きていければいいなと思いました。
たくさんの人が、その人やその国やその時代を見てきたわけでもないのに、一斉にひとりの人の悪口をいうのは、すこし、怖かった。
すこしね。
歴史については、必要以上に感情移入せず、すこし距離をおいて、客観的にみていきたいです。
うまれる前の歴史について、ぼくは、観客でいたい。
☆
いま、号泣会見とかを見ていても、悪いことをした人を見つけたらみんなでつるし上げて、
別にその人に迷惑をかけられたわけでもない、関係ない人たちがボコボコにしています。
ふだん、なんとか細胞があってもなくても気にしなそうな人たちや、ふだんクラシックなんて聞かないような人たちまで、一斉に「謝罪!謝罪!」って言い出して、ほんとに怖いです。
ぼくのファンでもないのに、ぼくが中傷されるとなぜか被害者のぼく以上に反撃して、中傷してきた人をボコボコにやっつけてしまいたがる人もそうだし、
そこまでぼくのアンチでもないのに、ぼくが何か失言すると、なんの被害も受けてないのに「謝罪しろ!謝罪しろ!」って言う人もそう。
殴られたら殴り返す権利は、殴られた当事者か、その身内、当事者の事情をよく知っている人、それによって被害を受ける人だけのもの。
被害者が泣き寝入りして、じぶんでやりかえす元気も、言い返す勇気もなくて、みんなに助けを求めたのならわかるけど、
それ以外の人は、ちょっと落ち着いて話しませんか。
☆
他人に対して感情移入することや、他人の気持ちを想像することは、とても大切な気持ちです。
でも、当事者でない人が乱入して暴れていい境界線は、存在するんじゃないかなあ。
たとえば結婚式で、親族以上に喜んで号泣して、あばれて自分を見失うほど酔っ払ったり歌ったりする人は、感受性が豊かでやさしいのかも知れないけれど、当事者のご家族にも、出席者にも、迷惑かけるでしょ。
ミュージカルを見ていたお客さんが感極まって、舞台に上ってお芝居に参加して、いいたいこと言い出したら、大変でしょ。
これは、だれとだれのお話なのか。だれとだれの争いなのか。じぶんは当事者なのか部外者なのか野次馬なのか。
☆
最近、なんにでも主役になって、当事者よりも熱くなって、肝心の問題をめちゃめちゃにしてしまう人がふえている気がしています。
お芝居に感情移入してどれほど涙を流しても、舞台に乱入してはいけません。
客席で流す涙の方が ずっと役者にとっては、うれしいものだよ。
観客としてのマナーを、守りませんか?
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コメント6件
2014/12/02 13:38
はるかぜちゃんの言葉
読んでいて胸に刺さる部分が多々あります。
今、この記事を読んでいて自分の今までの言動やらにも問題があったな
と、思い返していました。
こういう一人の意見が、一人
また一人と多くの人の心を動かして行くんだろうな
と、痛感しました
いつも読ませてもらってます!
今回だけ何故かコメントしてみました!
読んでいて胸に刺さる部分が多々あります。
今、この記事を読んでいて自分の今までの言動やらにも問題があったな
と、思い返していました。
こういう一人の意見が、一人
また一人と多くの人の心を動かして行くんだろうな
と、痛感しました
いつも読ませてもらってます!
今回だけ何故かコメントしてみました!
2014/12/02 13:58
そもそもの話として、他人の悪口・陰口を言う人は、下品なんだよ。そいう人は必ず、誰かに悪口・陰口を言われちゃう。他人の悪口・陰口で盛り上がる人達って確かに大勢いるんだけど、特に職場では、とかね、そいう人達は、最低な人種だと思う。軽蔑するわ。
2014/12/02 14:23
それでは一緒だよ 頑張っていこうね
2014/12/02 22:42
噂話と歴史の一番大きな違いは、「ほんとのことはよくわからない」ならわからないなりに、なるべく真実に近づけるための努力がなされているかどうか。噂話は真実かどうかよりおもしろいかどうかが重要なので、一般的に真実に近づける努力はされません。だからそこは一緒にしてほしくないです。
ただ、学校で習う歴史に善悪の価値観が混ざっているのなら、そこには注意が必要です。本来、歴史には善も悪もないのに、特定の価値観の色がつけられている可能性があるから。
歴史とは、起きたことをありのままに勉強して、「こんなとき自分ならどうするか」「どうすればもっとよい結果になったか」を各自で考えるものです。誰かに押しつけられるのではなく。
ただ、学校で習う歴史に善悪の価値観が混ざっているのなら、そこには注意が必要です。本来、歴史には善も悪もないのに、特定の価値観の色がつけられている可能性があるから。
歴史とは、起きたことをありのままに勉強して、「こんなとき自分ならどうするか」「どうすればもっとよい結果になったか」を各自で考えるものです。誰かに押しつけられるのではなく。
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