シンデレラガールズは売り出し中の新人声優を「声なきキャラ」にあてがう斡旋コンテンツである

だがそれがいい。なにをいまさら。

モバマスよさようなら。今までありがとう。」への何を今更な話。

 

・はじめに

シンデレラガールズモバマス)」は、もうとっくに声優と切り離せないコンテンツになってしまっていると思う。

このコンテンツの特徴というのは、ソシャゲとして一部の過激派Pから弾圧されつつも「アイマス」の系譜にあるという事だ。

そしてもう一つ、モバマスは人気声優も使っている。最初の早見沙織を使った高垣楓さんなどは最たる例だろう。

だが他でも「新人声優」「他でまだ経験を積んでるわけではない声優」を起用するケースが多い。

渋谷凜役の福原綾香(ふーりん)は最初のモバマスCMでのしぶりん役が声優としての初作品だし、城ヶ崎美嘉役の佳村はるか(るるきゃん)も美嘉以前の実績は殆どなかった。

ちなみにこの二名は「デレラジ」のレギュラーとして大橋彩香へごちんはっしー)と共にモバマスを裏で引っ張って来た事は言うまでもない。

 

この辺の傾向は第七弾メンバーにも言えることで、特に最近は売り出してきた声優がより増えて来ている。

それだけまずキャラに合っているか否かを決める事が前提なのだろう。

 

声優と共に歩いていくコンテンツとしてみると、むしろ「声なきキャラ」というのは弾になる。

良くも悪くも最初から声を付けてない事によるイメージとのブレが生じるリスクはどうしようもなく存在しているし、総選挙だのボイスオデだので変に煽ってる側面もある。

 

だがそれだけ新人声優を地道に受け入れていく下地があるという事である。

順番待ちであるけれどもキャラに声優がつく事は喜ばしい事であるし、少なくとも今はまだ打ち止めにするつもりもないのだろう。

 

「ここにいるメンバーと、ここにいないメンバーと、これから増えるメンバーをこれからも応援してくださいね!」

 

「これから増えるメンバー」というのは声優も込みだろう。

シンデレラガールズはゲーム内でも声優的にも新たな仲間を受け入れていく土壌のある広がりのあるコンテンツだ。

恐らくアニメの346プロがあれだけ巨大な事務所を構えているのも、その大勢の仲間を受け入れるためだと信じたい。

「シンデレラプロジェクト」で14人の成長を絞るのはアニメ作品としては順当だと思う。アニマスの765プロですら13人+αだったけど、むしろ2クールものとしてはキャラ数が多すぎるくらいだし。

あと全員に声ついてるミリオンライブでも、劇場版への参戦はバックダンサー7名だったし、トラブルでストーリーを動かす役回りを背負わされた志保と可奈以外は空気と呼ばれてたりと、やはりアニメで動かすにはある程度の絞りが必要である。

 

それでも同じ地平のどこかで頑張っているという、そういうのが大事なのだと思うのですよね。

それこそしぶりんが劇場版ムビマスのエンドロールで765プロとミリオンバックダンサーのライブを見て恐らく自分も気合を入れ直してるであろう描写があったように。

 

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ちゃんとここが意識的にモバマスキャラ入れたかったというのがうれしかった。

765プロも頑張ってるけどDSトリオも木星も可奈たちミリマス子も凛たち346プロも海外へ行った赤羽根Pも頑張ってるんだってのがアニマスシリーズが肯定している物語だと思うので。

 

 

まぁ今までの「CDデビュー」形式で数か月に5人というのはペースとして遅いのは間違いなかったと思います。その分1個1個の出来がコスパ良くていいのですが。

しかしアニメに合わせて声優つきキャラを増やすペースを上げようとしているように見えるんですよね。桃華ちゃまとかもまだあわてる時間じゃない。

 

346プロは何よりも数字三文字プロとして、なんか「アイマス世界のプロダクション」っぽくてすごくいいのです。

いい判断だと思うし、彼女達がアイマス世界のどっかでがんばってるのが良いと思ってたクチとしてはなんか嬉しい。

 

何はともあれアニメモバマスは楽しみです。ほんと。