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危険ドラッグ原因か 事件・事故相次ぐ
12月3日 13時32分

危険ドラッグを使ったことが原因とみられる事件や事故は、ことし全国で相次いでいます。

危険ドラッグを巡っては、ことし6月、東京・池袋の繁華街で危険ドラッグを使った男が運転する車が暴走し、歩行者を次々にはねて7人が死傷したほか、ことし5月にも長野県中野市で当時19歳の少年が運転する車が暴走し、5人が死傷する事故が起きています。また、ことし10月に、神奈川県横須賀市の住宅で両親を殺害した疑いで次男が逮捕された事件では、家のごみ箱で見つかった吸引器具の付着物などから、規制対象の指定薬物を含む危険ドラッグの成分などが検出され、次男は、「危険ドラッグを吸った」と供述しているということです。
警察庁によりますと、危険ドラッグを隠し持っていたなどとして、ことし10月末までに検挙された人は589人で、去年1年間の176人と比べて3倍以上に上っています。
このうち、危険ドラッグを使って悪質な事故を起こしたなどとして、ドライバーが摘発された件数は107件に上り、去年の同じ時期の32件と比べて3倍以上に増えています。
危険ドラッグを使った人が死亡するケースも相次いでいて、先月末までに危険ドラッグを使ったことが原因で死亡したとみられる人は全国で111人に上り、去年1年間の10倍以上に急増しています。

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