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放火事件の多発するはてな村
はてな村に滞在するようになって村民との交流が増えた。
この交流は非常に有益なものが多かったし、はてな村の理解を進めるものであった。
ただ、こうしたはてな村散策が進む中で、1つの事件を目にする事になる。
それはHagex氏の書いた下記記事だった。
現在までに、11月11日から11月25日までの出来事が時系列に記載され、更新されている。
この記事から、はてな村の様々な記事をを探って行くと、ブログ論などとカテゴライズされた題目で数多くの議論がなされている事がわかった。
理屈を固め主張する記事と、それに反論する記事やコメント。
見てても、あまり良い気分にはならなかった。
ブログ論においては正解が無いし、反論に反論を重ねても答えが出ない。
それでも、必死に反論、または炎上させようと手当り次第粗を探しているような記事が多々出て来た。
こうした未だに続いているブログ論に限らず、はてな村では放火事件というのが日常茶飯事だったのである。
はてな村に炎上を狙った記事が頻繁に投稿される理由
このような炎上記事が頻繁に投稿される理由は簡単で、
- アクセスを稼ぎ目立ちたい
- アクセスを増やしてたくさんの収益をあげたい
上記に加えて、はてなブログでは記事が言及されると、言及された側にそれが通知されるという一種の煽りがブログ記事上で可能という事が大きいだろう。
新参者でも、話題になっている記事へどんどん言及する事で、炎上祭りに参加し、多くのアクセスを集められるケースも出てくるだろう。
炎上からのはてなブックマークに流入を頼ってしまうと、はてなブックマークのホットエントリ入りこそが、アクセスを増やすのに手っ取り早い手段となってしまう。
このはてなブログにおいては、記事がホットエントリしている時としてない時でアクセスが天と地の差がある。
はてなブログの場合は、1日数千PVを獲得した次の日も記事を投稿しなければ2桁までにアクセスが落ちるのである。
上記アクセス解析はここ1ヶ月のPV数である。
自分のこのブログは独自ドメインを取ってからは1ヶ月程度なので、検索からの流入はほとんどない。
そのため記事が評価され、ある程度拡散された日のみ1000PVを超える。
ただ、2000PV近くを集めても、次の日には数十PVにまで落ちるのが現状だ。
確かに、このままある程度の読者やフィード購読者を増やしたブログは最低ラインのアクセスは稼ぐ事が出来る。
有名な炎上ブロガーであるイケハヤ氏も一定数のアクセスがはてなブックマーク以外からもたらされるようになってから放火の回数は減らし、火炎放射器のごとく火を吹き続けたのは過去の事のようになった。
最近放火を減らしたのは、スポンサーを得るための好感度を上げるためという理由もあるだろう。
ただ、スポンサーを検討している企業はくれぐれも彼の使い方を誤らないようにしてほしい。
イケハヤさんと絡む事で逆にダサくなってしまった目隠しサッカーのようなケースもあるからだ。
はてなブックマークで目立つために犯す過ち
1.リピーターがあまりいない
2.検索エンジンからも呼び込めない
上記2つの特徴があるブログのブロガーは、とにかくはてなブックマークに載る事がアクセスを増やすため、収益をあげるために必要となる。
はてなブックマークに載る記事としては、基本的に役に立つ系のものが多く、こういったためになる良記事を書こうと考えるブロガーは今後も伸びて行く要素があるだろう。
しかし、ホットエントリの中には、大して役に立たない、炎上を狙った投稿が少なからずある。
燃やせば騒ぎ立ててくれるであろうターゲットを定めて火を付けるのだ。
ブログ特有の事情
アクセスが増えれば増えるほど収益があがるというのは、基本的にブログ特有の現象である。
アフィリエイトサイトの場合は、アクセス数よりも訪問者の質を重視している。
それは別にアフィリエイターの方が高尚なマナーを守る気品溢れる人ばかりだからではない。
理由は、ブログ広告が文章や訪問者に合わせて変わるGoogleAdSenseなどのクリック型広告をメインにしているのに対して、アフィリエイトサイトの場合、表示される広告がすでに決まっているからである。
カラコンやつけまつ毛を紹介するサイトへ中年のオジサンを1万人集めてもほとんど売れないだろうし、キャッシングや消費者ローンを紹介するサイトへ女子高生を集客しても成約は見込めないだろう。
アクセス数をまったく気にして無いわけではないが、それよりも成約率の高いターゲットを集客するため、狙ったキーワードをいかに上位表示するかに労力を使うのだ。
いわゆるSEO対策である。
アフィリエイターはアクセス数ではなく、検索上位表示が出来たかどうかで一喜一憂するのである。
この辺に関してはアフィリエイトサイトで稼ぐ方法の記事も参考に。
お金を稼ぎたいはてなブロガーへのアドバイス
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炎上記事はアクセスを集めるという点では非常に効果的であるが、流入元をここからだけに頼るのは賢い選択肢とは言えない。
まず、中身の無い炎上記事だけに頼ったコンテンツだけでは、飽きられ上手く炎上させる事が難しくなったら終わりである。
はてな村の抱えるトラフィックは有限であり、はてなブロガーは常にこれらトラフィックの取り合いをしなければならない。
新しい才能を持ったブロガーもどんどん入って来るため、常に競争に晒される。
また、幅広く扱えるはずの広告も、効果の点で限定されてしまうし、 スポンサー広告を付ける上でマイナスになってしまうだろう。
運良く将来パワーサイトまで成長しても、こうした記事はマイナスにはなってもプラスにはほとんどならないのだ。
収益をあげたいのなら、炎上記事を投稿するよりもSEO対策をサイト全体や個々の記事に施す事を考えるべきである。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンからは、はてなブックマークよりも安定的に、そして投稿した記事数に比例して無限に近いアクセスをも獲得する事が出来る。
また、流入したキーワードからどのような人がどの記事にアクセスしているか大体予想する事も出来るため、アフィリエイト広告を配置しやすいという利点もある。
ターゲットを絞る事はアフィリエイト広告の成約率高めるだけでなく、クリック型広告の収益率も高まる。
ブログにおいては1PV=0.3円程度が平均的な収益率だと思うが、訪問者を絞りそこへ適切な広告を提示してあげれば1PV=数円、場合によっては10円以上になる事も珍しい事ではない。
稼ぎよりもいかに炎上させて目立つか考えているブロガーへ
中にはブログで目立ちたいだけで、サイト上での収益を考えていない人もいるかもしれない。
有名になり、イケハヤ氏のように本や公演など、ブログ外を巻き込んで儲けようと考えている人もいるだろう。
ただ、炎上という芸をする芸人は見えない「枠」が存在しており、ここへ入らなければ注目される事はほとんど無い。
タレントや芸人と同じだ。
現在はこの枠をイケハヤ氏等、参加人数に対して非常にわずかなブロガーで独占している状態なので、彼らを退かすか、彼らが引退しない限りは供給過多の状態である。
確かに、すでにそれに気づいている人は何人かいるが、表現を過激にすればより注目されるだろうと勘違いしているような気がする。
炎上芸人がこれ以上増えてしまうと、はてな村自体に愛想を尽かした人もさらに出てくるだろう。
実際自分もグノシーに出てくるはてなブログは、題名の割に中身が無い事が多かったのでクリックしなくなった。
無料ブログの特徴理解出来てる?でも述べたように、確かに無料ブログサービスの中では、はてなブログが1番おすすめだ。
しかし、以前よりも拡散の中心地的なパワーは無くなっている。
はてなブックマークのトップページに掲載されるだけで、様々なソーシャルに拡散していくが、ツイートされるのはほとんどが自動的にサイトを拾うボットなので、そこからの流入数はそこまで多くない。
はてな村の住人人口は日本語利用者が増えて行かない以上、今後の伸びは期待できない。
にもかかわらず、はてなブックマーク内ではトラフィックの奪い合いが続いて行く。
村内で炎上芸人として生きて行きたいと考えている人も、飽きられる前に、トラフィックの多い大都会Google市へお引越しした方が将来性を見込めるだろう。
もちろん、そのためにはコンテンツの内容について改めて考えなおさなけれなならない。
現状はてな村においては、目に見えて供給過多の状態なので、早めに決断して欲しいと思う。
SEOに関しては下記の本を参考に。
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