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 メキシコ南部で学生43人が地元警察に連れ去られ、殺害されたとみられる事件を巡り、メキシコ各地で1日、ペニャニエト大統領の退陣を求めるデモがあった。2012年の就任以来、経済構造改革で国内外から高い評価を得てきたペニャニエト政権は、事件への対応の遅れから予期せぬ危機に直面している。

 「ペニャニエトは去れ!」。政権発足から3年目を迎えたこの日、首都メキシコ市では、行方不明の学生の家族や教師ら約8千人が目抜き通りを埋め尽くし、声を合わせた。高校生のアルトゥロ・ガルシアさん(18)は「警察が若者を殺す国で、何を信じればいいのか」と訴えた。

 デモは平和的に行われたが、解散後に一部の暴徒が店舗を破壊するなどし、警察と衝突した。地元報道によると、この日は国内の約60カ所でデモがあった。