(山口)今回の『グッと!地球便』は仙台とイギリスをつないでみたいと思います。
行ってみましょう。
海の向こうの大切な人に大切なものを届けます
今回の配達先は歴史と伝統を重んじる国イギリス
古き良き中世の街並みを今に残すシュロップシャー州
ここにアンティークディーラーとして奮闘する日本人がいます
オークションで年代物の家具や食器を競り落とし販売するこの仕事
自分の目利き一つで利益が大きく変わるシビアな世界です
100年200年前の掘り出し物に数百万円の値がつくこともあるといいます
そんな彼女を溺愛したのがお父さん
しかし初めてイギリスの娘に会いに行こうと準備をしていた最中病で亡くなったのです
父との思い出を胸にアンティークの世界で生きる彼女
そんな娘に届けられた亡き父の想いとは?
こんにちはどうもはじめまして。
『グッと!地球便』の山口と申します。
(母)お待ちしておりました。
お世話になります。
よろしくお願い致します。
お世話になります。
今日は。
こんにちは。
よろしくお願いします。
明美さんがイギリスでアンティークディーラーっていうんですか?これどういうお仕事なんですか?
(弟)アンティークな物を仕入れて姉の場合ですけどもそれをインターネットで販売するということをしています。
それはもう行く時からアンティークのディーラーをするという目的で。
いいえ全然。
ご主人のね駐在所…駐在員としてイギリスに転勤になりましたので。
元々日本でご結婚されててご主人のお仕事で。
そうですそうです。
行かれた先でアンティーク。
大好きだったんです。
こういうアンティーク。
元々!元々。
たぶんそういうことをするだろうなという予感はありました。
元々好きだし。
元々好きだし本場だし。
もちろん現地なんで安く買えますからたぶんそっち方面に走るだろうなとは思ってたんですけどもまさかディーラーまでなるとは思わなかったですね。
ハーッ今見てみたいとことかありますか?お母さん。
もちろん働いてるところも見たいですし。
どういう仕事ぶりをしてるのかはい。
新しく家を越したのでねそれも見てみたいなと思っています。
わかりました。
じゃあ見てみましょうかね。
見てみましょう明美さんイギリスですグッと!
距離にして…
イギリス中西部に位置するシュロップシャー州。
街には15世紀から17世紀初頭に建てられたチューダー様式の建物が今もなお大切に保存されています
そんな歴史を重んじるイギリス人の暮らしに根付いているのがアンティーク
イギリスの一般的な家庭を訪ねてみると…
古き良き物を大切にするこの国では各地で頻繁にオークションが開催されています
そんなオークション会場のひとつで明美さんと待ち合わせをしました
(スタッフ)日本から来ました。
こちらがそのオークション会場
築100年の建物で元は教会だったそうです
(明美さん)いいですか?見ていって。
(スタッフ)これもういきなり置いてあんのがオークションの。
出品予定の品は全て事前に公開され参加者による目利きが行われます
今回出品されるのは家具や食器など…
中でもアンティークと呼ぶことが許されるのは100年以上の時を経た物だけ
より高い価値が認められます
ちなみにこのアンティークの鏡の予想落札価格は100万円
ディーラーにとって事前の目利きは最も重要
商品の価値を慎重に見極めなければなりません
見た目では分からない細かい傷やゆがみは指先を使って入念にチェック
場合によっては写真に記録し後で年代などを詳しく調べます
ん?ん〜。
(スタッフ)ナプキンリング?はい。
割と箱に入ってるっていうのはすごく珍しいんです。
(スタッフ)他にもありますか?絶対落としたい物。
椅子を絶対落としたいと思ってます。
(スタッフ)椅子?はい。
この長椅子を…すごい可愛いと思いませんか?
19世紀ビクトリア女王時代に作られた長椅子
ジョージ王時代のレプリカとして作られた物が100年以上の時を経てアンティークになった珍しい品です
(スタッフ)これはいくらぐらいで?
半日がかりの目利きが終了し車で自宅へ
(スタッフ)ここれこれ家ですか?あはいこれがうちです。
1400年代に建てられたこの家は建て増しや改修を重ねながら保存されてきました
重要文化財に指定されているそうです
あっ大丈夫です。
どうぞ〜。
(スタッフ)めっちゃ可愛いですね。
これ。
こちらは1400年代に建てられた明美さんの自宅
(スタッフ)めっちゃ可愛いですね。
これ。
イギリスでは100年以上たった木材は石のように硬くなるとされ古い木造の家は丈夫で壊れにくいと人気だそうです
部屋には彼女が個人的に集めたアンティークが
(スタッフ)結構おうちにもアンティーク飾ってるんですね。
あっはいアンティーク好きなので。
(スタッフ)13年もかかったんですか?これ。
いつもあるわけじゃないので。
見つけたら必ず1個ずつ買ってく。
この色すっごいな。
珍しい。
美術系の大学を卒業後友人と広告会社を起業した明美さん
その後結婚を機に会社を手放し…
昔からアンティークが好きだった彼女は本場イギリスでアンティークの買い付け代行を始めました
現在はインターネットショップを立ち上げ自らオークションで競り落とした品を日本人向けに販売しています
もちろん当時はたくさんあったのかもしれないけれども…。
ここは商品の写真を撮ったりとか会議をしたりとかする所です。
(スタッフ)これ商品なんですか?これは商品です。
落ちたらどうしよう。
(スタッフ)元々いくらですか?100年間綺麗な形で残ってきたのに私が壊しちゃった。
ごめんなさい。
潔さん帰ってきたの?潔さんお帰り〜。
(スタッフ)ご主人ですか?主人です。
お買い物してきてくれたのねありがとう。
(潔さん)かんぱ〜い。
はい乾杯。
1週間ご苦労様。
20年以上連れ添ってきたご主人はアンティークディーラーとしての明美さんの仕事ぶりをどんな風に思っているのでしょうか
(スタッフ)お〜なるほど。
うん面白い。
面白いね。
玄関入ってすぐの所にピッタリのサイズあったから。
明美さんの仕事は仕入れだけに留まらず競り落とした品の手入れや補修も行います
中でも重要なのが商品の状態やその魅力をお客さんに伝えるための写真撮影
イギリスではアンティークは鑑賞する物ではなくあくまで実用品
使った時のイメージがわくように写真にも明美さんならではの工夫をしているそうです
あ〜サンプルを。
(シャッター音)すごくよく出来てるでしょ。
すごい美味しそうで…。
この辺全部父に送ってもらった。
卵とか大活躍です。
(スタッフ)そうなんですね。
サンドイッチとかも送ってもらったサンドイッチなんで…。
そう。
ほんとに一生懸命やってくれたので。
明美さんを溺愛していた父誠さんが亡くなったのは1年前
折りしも飛行機嫌いのお父さんが初めてイギリスの娘に会いに行こうと旅の準備を進めていたその矢先の出来事でした
この日明美さんはある場所へ向かいました
お父さんが来たら絶対に連れて行こうと計画していたのがここ…
ヴィクトリア女王時代の建物を街ごと移設し当時の生活を再現した野外博物館です
お父さんは歴史や古いものが大好きだったといいます
絶対好きだと思うから…。
こういう事ができるからきっと父はすごい気に入ってくれたんじゃないかなって思って。
オークション当日
こちらは明美さんの師匠…
アンティークディーラー歴40年という大ベテランです
オークションにはどんな人達が参加しているのでしょうか?
いよいよオークションがスタート
進行役のオークショナーが価格を連呼していきます
英語
明美さんが入札
すっごい早いですもう…。
魚の何だろう…。
(スタッフ)うまいこといったんですか?
オークションはまず商品がモニターに映し出されスタート
オークショナーが商品の価格を連呼していきます
それに対して手を上げたりうなずいたりする事で入札の意思を表示。
オークショナーが値段をどんどん上げていき最後に競り落とした人が自分の番号を伝えて終了です
単純計算するとひとつ当たりたったの40秒しかかかっていません
続いては100年以上前に撮影されたフォトグラフ
とここでステファンさんが突然ある行動を起こしました
続いての商品は100年以上前に撮影されたフォトグラフ
とここでステファンさんが突然席を立ちました
英語
何やら持っている紙を上げたり小さく頷いたりしていますが実はこれ自分が欲しがっていることを他の客に悟られないよう移動しながら入札するというテクニックだそうです
見事ステファンさんが落札
続いては明美さんが目をつけていたシルバーのナプキンリング。
目標額は50ポンド。
およそ8千円
見事目標額の50ポンドで落札
そして絶対に競り落としたいと言っていたビクトリア女王時代の長椅子が登場
目標額は150ポンドですが…
何とスタートから倍の300ポンド
しかしどうしても欲しいと果敢に入札
残念ながら競り負けてしまいました
英語
落札した金額に20%の手数料と税金を合わせて支払えば手続きは終了
落札した商品はその場で持って帰ることが出来ます
(スタッフ)結構いっぱい落としたんですね。
これですね。
(スタッフ)これ言ってたやつですね。
はいペアのナプキンリングですシルバーの。
(スタッフ)このスプーンも?はいこのスプーンは紅茶の葉っぱをすくうキャディスプーンです。
すごいコンディションがいいんです。
180年前のものと思えますか?
他にもジョージ王時代の暖炉用スコップや1930年代に作られたランプスタンドアイロンなどを落札しました
とても安く落とすことができました。
あの…お仕事されてるとこですよね?落札というかオークションに行って仕入れているところをご覧頂きましたけどVTRご覧になってお母さんどうでしたか?全然何をしてるか分かんなかったのであんな形でやってるなんてもう全然考えてもいませんでした。
初めてですかああやってご覧になったの。
そうですそうです。
サンプルですかお父さん送られたって仰ってましたが。
はい。
品物は全部お父さんの仕事。
それをうんと楽しみにしてたんです。
明美さんに何か物を送るという。
はい。
だから最後に品物を送ったときもその日倒れてしまったんです。
だからせっかく自分が荷造りしたんですけど送ることが出来なかった。
ご一緒に行かれる予定だったんですか?そうです。
だから…。
行きたいなって言ったときに亡くなってしまったんで。
はい。
是非連れて行きたかったね。
わかりました。
この後お届けものをさせて頂いてるとこをまた引き続き見て頂きたいと思います。
はい。
いってみましょう明美さんイギリスですグッと!
パソコンに向かう明美さんの姿が
日本とイギリスの時差の関係でお客さんから届いたメールの返事をいつもこの時間に書いているのです
やっぱり…。
なるべく。
違うときもありますけどなるべく朝一番に返したいなと思って。
アンティークディーラーを始めて6年
明美さんに今後の目標を聞いてみました
一世代だけじゃなくて…。
そういうものを販売していきたいです。
アンティークに深い愛情を注ぎながら一歩一歩進む明美さんに日本の家族から届けものです
(スタッフ)日本のご家族からの届けものです。
え何ですか?え〜…。
(スタッフ)開けてみて下さい。
はい何だろう…。
(スタッフ)日本のご家族からの届けものです。
え何ですか?え〜…。
(スタッフ)開けてみて下さい。
はい何だろう…。
な…。
これは…。
時計です。
届けものは腕時計
今は亡きお父さんがイギリスの娘に会いに行くときにはめていこうと用意していたものです
若者向けだけど海外で使うには便利だからとよく話していたそうです
そうなんだ…知らなかった。
父の時計なんだ。
(スタッフ)お母さんがちょうど1年後の今ね一緒にイギリスに渡らせてあげて下さいと。
(嗚咽)ありがとうございます。
いつも元気で明るかったので父は。
ほんとに。
笑いをよくとってて。
家の中で。
もう冗談ばっかり言ってて。
私が何してもほんとそれこそ寝てても…。
すっごい溺愛されてたのでそういう何か無条件に愛してくれてた人を失うのはすっごい辛いけど。
でも見えないだけでいるのかな。
その辺にいるかもしれないですね。
もっともっと大きくなるように頑張っていきます。
そういう時計やったわけですか?そう…。
今回その時計を…というのはお母さんの想いなんですかね。
そうです。
お父さんもそれをはめて行きたかったんだろうなと思います。
う〜ん…。
今回見て楽しそうにやってたのでよかったかなと思いますね。
(森本レオ)
久しぶりに旅をした
2014/10/26(日) 06:30〜07:00
読売テレビ1
グッと!地球便【イギリスでアンティークのディーラーとして奮闘する娘へ】[再][字]
海外で頑張る日本人に家族の想いを届けます▽英国でアンティークディーラーとして奮闘する娘▽100年以上前の家具や食器をオークションで競り落とす娘に亡き父の想いを…
詳細情報
出演者
山口智充
海外で頑張る日本人
番組内容
日本を飛び出し、海外で生きる多くの日本人。その国にしかない技術を求め、修業に出る者。大恋愛の末、海外に嫁ぐ者。会社を辞めて、異国で第2の人生を送る者…。そんな彼らには遠く日本で暮らす家族がいて、お互いの間には様々な想いがあります。この番組では、そんな“想い”を、「日本の家族から贈り物を届ける」という方法で繋いでいきます。海外で奮闘する日本人の姿…、そして遠く離れたからこそ分かる家族の絆を描きます。
おしらせ
※2013年11月3日の再放送です。
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語ステレオ
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