赤と黒のゲキジョー・山村美紗サスペンス 赤い霊柩車34 人気シリーズ最新作!… 2014.10.24

(明子)近年エコブームが定着し皆さんそれぞれに工夫をなさっているようですが葬儀の世界にもエコブームが到来しています。
(明子)あちらのご夫婦も環境に配慮したエコ葬儀をとご相談なさっているようです。
(夫)おいおい。
これ何してんのや?お前。
(妻)何ってあんたの棺おけ作ってるに決まってますやんか。
よいしょ。
(夫)棺おけ?それ棺おけっちゅうて段ボールやないかい。
(妻)あんた知らんの?今どき葬儀もエコ。
段ボール箱のエコな棺おけがあんのえ。
(夫)えっ?
(妻)よっしゃ。
完成っと。
(夫)ちょっと待てよ。
これ段ボールいうたかて愛媛みかんに青森にんにくって書いてあるで。
(妻)うん。
地球に優しい棺おけ。
(妻)ああええわ。
何かこう世の中に役に立ってるって感じ。
(夫)ちょっ…ちょっと待て。
その地球に優しいはええけどわしにちょっとも優しいことないやないかい。
(妻)何であんたに優しくせなあかんの?地球の方が大事やろ?そうやろ?
(夫)いや。
そりゃそうやけども。
これ何や?これ。
(妻)うん?見て分からんか?花や花。
あんたの棺おけに入れる花。
(夫)花っつってチラシをぐっと丸めてるだけやないかい。
これ…。
これはいったい何ですか?これは。
(妻)これはあんたの位牌や。
(夫)位牌?
(妻)あんたはホンマにエコ。
お財布にもエコ。
浮いたお金でウフフ。
(夫)あっ。
ホンマ物のおまんじゅう。
(妻)うん。
棺おけに入れてくれるのか?
(妻)アホらしい。
これはうちが今食べるためのまんじゅうや。
(夫)あかん。
地球に優しいおまんじゅうはホンマおいしいわ。
(夫)こらあきません。
エコの意味を間違えてしまっているようですが。
地球にも故人にも優しい。
そんな葬儀を目指したいものです。
さて葬儀の世界も様々な変化を遂げておりますが一方で変わらないものもございます。
それは故人への惜別の情。
そんなご遺族の悲しみを少しでも癒やそうと故人が生前にメッセージビデオを残しておくこともあるそうです。
ほら。
(妻)これはあんたの愛用の眼鏡。
残しとこう。
ああ。
これはあんたの愛用のハエたたき。
残しとこう。
ああ。
あんたのこと思い出して何も捨てられへん。
(泣き声)
(夫)ああ。
こいつわしのことこんなに愛してくれてたんや。
(妻)これ何やろうか?もしかして…。
(夫)いやいや…。
それ見たらあかんって。
あーっ。
あれ?あっ。
やめろ。
(夫)あの女今日も一日中寝ててまったく家事をせず。
(妻)えっ。
何やて?
(夫)注意すると引っかかれはなはだ遺憾なり。
今日はトイレットペーパー買うて帰るの忘れたために…。
(夫)あちゃー。
秘密にしてたわしのビデオ日記。
せっかく秘密にしてたけどバレてよかったかな。
あいつがわしのことホンマにこんなに愛してくれてたいうことが分かってわても心置きなく成仏ができますわな。
(妻)ちょっと待てーい。
(夫)はい?はい?
(妻)何が心置きなくや。
何が成仏や。
この!あーっ!
(妻)待て!こんなおしとやかな妻つかまえて何言うねんな?ホンマに許さへん。
こら!捕まえた。
絶対許さへんからな。
(夫)痛ててて…。
(妻)ホンマにもう。
絶対許さへんから。
こりゃー!
(夫)あ痛っ。
痛っ…。
こんな痛い目に遭うんやったらもう死んだ方がましや。
あっ。
死んでたんや。
うーん。
少し意味合いの異なるメッセージだったようですね。
故人とご遺族がお互いの絆を確かめ合う方法は様々にございます。
しかし一番大切なのは共に歩んだ日々を慈しむことではないでしょうか?そんな慈愛と感謝に満ちた葬儀を執り行う際はぜひ当石原葬儀社にお任せくださいませ。
真心を込めてお手伝いをさせていただきます。

(子供)パパ!
(女性)春彦さん!えっ?
(春彦)よいしょ。
ああ。
何だ。
(春彦)ああ。
明子。
迎えに来てくれたのか。
うん。
もう。
(春彦)どうしたの?だって。
今あの人が春彦さんって呼ぶから。
(春彦)ハハハ。
ご主人が同じ名前なんだよ。
幸せそうじゃないか。
うん。
ホント。
ねえ。
ちょっと時間早いけどお昼にしない?
(春彦)いいね。
ねえねえ…。
うん?
(春彦)秋山さん大丈夫?ほっとく。
(秋山のくしゃみ)
(秋山)もう。
誰や?わしの噂してんのは?良恵。
明子はん営業回りいうて出てはるけどホンマのところ黒沢先生と会うてはんのと違うやろな。
(良恵)知りません。
黒沢先生が京都着10時53分ののぞみに乗ってきはるさかいに迎えに行くなんて全然聞いてません。
そうか。
聞いてないのか。
聞いてるやないかお前。
(良恵)もしかしたらお昼一緒に食べてくるかもしれへんなんて全然聞いてません。
聞いてんのやんか。
どうするんや?えっ?明子はんは石原葬儀社の社長っちゅうのは忘れてはんのんか?そんなことあらしません。
時々思い出す言うてはります。
よかった。
そんならええねんけど。
時々か?あっ。
秋山さん。
すごい。
覚えはったんですね?何をや?一人ボケツッコミ。
そうやねん。
忘れんように裏でちょいちょい稽古して…。
するかい。
そんなこと。
上手上手。
すごい。
ええわいホンマ。
それより明子はんどないするつもりや?これ。
えっ?西陣織のな近江屋さんが来てほしいって言うてんねん。
えっ。
近江屋さんのどなたか亡くならはったんですか?いや。
ちゃうがな。
香典返しの品を考えてはるんやろ。
ああ。
・ただいま。
あっ。
おかえりなさい。
ああ。
営業に手間取っちゃったわ。
ああ。
黒沢先生とデートのくせに。
あっ。
明子さんと一緒に行ってきます。
どこ行くの?何でか黒沢先生のことバレてます。
10時53分着のぞみ。
ああ…。
いってきます。
いってきます。
(良恵)ええわ。
よう似合うわ。
嫁入り道具に買うてしまおか。
良恵さん。
(昌幸)お似合いですね。
(良恵)おおきに。
すいません。
(昌幸)こちらこそ急にお呼び立てして。
今うちで扱っている香典返しとなりますとこういったものになります。
(昌幸)拝見します。
(昌幸)ホントは着物だけで商いしていきたいんですけど。

(治代)専務。
(治代)そんなこと言ってるから時代に乗り遅れるのよ。
(昌幸)社長。
良恵さん。
(良恵)はい。
(治代)これからは高齢化社会だし葬儀ビジネスは狙い目なんだから。
明子さんももうかってるんでしょ?いいえ。
そういうことは。
うちもいざとなったら葬儀社でも始めようかしらね。
アハハ!・
(従業員)失礼します。
社長。
つまみ細工の方がおみえですが。
(治代)あの女ね。
私が行きます。
(昌幸のため息)専務さんも大変ですね。
(昌幸)いつものことなんで慣れてます。
そんなことより…。

(治代)どういうこと?いったい。
また始まった。
(治代)だから私は全種類持ってきてくれって言ったはずよ。
(真弓)でも先ほどのお電話では…。
(治代)じゃあ私が間違ってたとでもいうの?
(真弓)いいえ。
(治代)こんな簡単なことも間違うなんてホントあなた使えないわね。
(真弓)すぐに他の品をお持ちします。
もう結構。
帰ってちょうだい!
(真弓)あっ。
真弓さん。
(真弓)明子さん。
大丈夫?結構きついこと言われてたけど。
(真弓)ご覧になってたんですね。
あっ。
良恵さん。
こちらつまみ細工を作っている高野真弓さん。
ご主人は旅行会社に勤めててよく春彦さんと旅行の相談に乗ってもらってるの。
高野真弓です。
(真弓)近江屋の社長さんは厳しい方なんです。
一度ミスをしたらその後何をしても許してくれなくて。
(良恵)そやからってあの言い方あんまりですわ。
(真弓)いいんです。
もう慣れました。
ねえ。
あしたとかあさってとかよかったら夜ご飯食べに行かない?
(真弓)えっ?今春彦さんが京都に来てるの。
だからご主人も誘って。
(良恵)ダブルデートですね。
エヘヘ。
どうかした?あっ。
いえ。
別に。
ああ。
ご一緒したいんですけどあの人今仕事が忙しくて。
ああ。
そりゃ旅行会社いうたら今書き入れ時ですもんね。
(真弓)ごめんなさい。
それじゃ失礼します。
(良恵)どうも。
(真弓)《お願い。
ねえ。
待って》
(修介)《放せよ。
お前とはもう暮らしていけない》《修介さん》
(未知)パパ!
(未知の泣き声)・だから言っただろ。
(靖子)未知。
・病院で走っちゃ駄目だよって。
(未知の泣き声)
(靖子)大丈夫?・よしよし…。
(靖子)大丈夫?・ほら。
痛いの痛いの飛んでけ。
(靖子)飛んでったよ。
(看護師)池部さんのところは毎日にぎやかでいいですね。
(鈴子)ホント。
私は幸せだわ。
(靖子)フフフ。
それじゃ母をよろしくお願いいたします。
(靖子)行きましょう。
あなた。
(未知)おばあちゃん。
バイバイ。
(鈴子)はい。
またあした。
バイバイ。
バイバイ。
ごめんごめん。
講義長引いちゃって。
修介さん。
えっ?ほら。
あの人。
真弓さんのご主人。
・よし。
よし行こう。
(看護師)ホントにすてきなご家族ですよね。
ありがとう。
カワイイでしょ?うちの孫。
明子。
どうだった?看護師さんに聞いてきた。
あの家族ね特別室に入院してる患者さんの娘さんの一家だって。
特別室?うん。
毎日ああやって家族揃ってお見舞いに来るんで病院でも評判らしい。
あっ。
名前はね池部鈴子さん。
池部鈴子?北大路に土地を持ってる資産家らしい。
ホントに修介さんだったの?他人の空似なんじゃないの?だったらいいけど。
・やめて!ああー!?
(野村)警部。
(狩矢)三谷治代。
近江屋の社長か。
(野村)死亡推定時刻は午後9時から11時の間と思われます。
(狩矢)そんな時間にこんなところでいったい何をしてたんだろう?・
(橋口)警部。
(橋口)目撃情報です。
付近の住民が10時ごろここから走り去る人影を見たと。
おはよう。
(秋山・良恵)おはようございます。
(良恵)明子さん。
ニュース見はりました?うーん。
近江屋の社長さんでしょ?殺人かもしれへんて。
・はい。
はいはい。
石原葬儀社でございますが。
はい。
あっ。
近江屋の専務さん?このたびは誠にご愁傷さまでございます。
はい。
はい。
あっ。
ただいまあのう。
社長と代わりますんで。
はい。
お電話代わりました。
このたびは誠…。
はい。
あっ。
では後ほどお伺いいたします。
葬儀のご依頼ですか?ええ。
近江屋の社長さんの葬儀やったら大掛かりになりますね。
ああ。
時間がないで。
気合を入れていくで。
気合だ!気合だ気合だ!
(秋山・良恵)気合だ気合だ!気合だ気合だ!
(昌幸)すいません。
お棺に入れる遺品なんていっても私には何にも分からなくて。
ああ。
いいえ。
専務さんは治代社長のおい御さんなんだそうですね。
はい。
社長には子供がおりませんので大学卒業と同時に近江屋に入社しました。
おばはいったい誰に殺されたんでしょうか?やはり他殺なんですか?ええ。
警察はそう考えてるようですね。
まああの性格ですから恨んでた人は大勢いたでしょうし私も警察にアリバイってやつ聞かれました。
あら?その帯は?ああ。
これ確か昔社長が自分でデザインした近江屋オリジナルの帯ですね。
でしたらそれがよろしいんじゃないでしょうか?さあさあさあさあさあさあ。
危ないな。
どこへ目付けてんね。
ちゃっちゃと歩こう。
何してんねん。
こんなとこ通せんぼして。
そこ通られへん。
ちょっと待て。
ちょっと待て。
ちょっと。
ちょっと待て。
ちょっと。
わしは向こう行きたいねん。
どないすんねん?お前。
あっそうそう。
それを気が付いたらええがや。
何をしてんのや?ホントにもう。
えっ?えっ?えっ?ほんでここ座れ?座ってる場合やないねん。
ちゃっちゃと働け。
良恵。
ぼーっと立ってんとなてきぱきやれ。
(良恵)てきぱきてきぱき。
手を動かせって言うてんねん。
てきぱきてきぱき。
手もてきぱき。
手もてきぱき。
手もてきぱき…。
体動かせ。
体もてきぱき。
体もてきぱき…。
ちょっと待て。
良恵。
えっ?お前遊んでんのんか?遊んでるんです。
あかんわもう。
(読経)真弓さん。
(真弓)明子さん。
お疲れさまです。
今ちょっといい…。
狩矢さん。
(狩矢)ご苦労さまです。
高野真弓さんですね?はい。
(狩矢)京都府警の狩矢といいます。
(狩矢)ちょっとお時間よろしいですか?
(橋口)どうぞ。
(狩矢)実はですね近江屋の専務の三谷昌幸さんからあなたと亡くなった三谷治代さんとの間にトラブルがあったとお聞きしたんですが。
はい。
納品したつまみ細工が注文したものと違うと叱られて。
それ以来何かと呼び出されてはお小言を。
(橋口)小言?怒鳴りつけられたと伺ってますが。
(狩矢)事件のあった夜10時ごろどこで何をしてましたか?
(真弓)家にいました。
(狩矢)それを証明できる人はいますか?誰もいません。
ご主人は一緒じゃなかったんですか?主人は2週間前に家を出ていきました。
(狩矢)家を出ていった?
(クラクション)・
(チャイム)
(真弓)はい。
(真弓)明子さん。
カワイイ。
(真弓)みかえり兎は宇治では人々を正しい道へ導く神様の使いといわれてるんです。
へえー。
あっ。
ごめんなさいね。
こんな時間にいきなり来て。
あっ。
でもちょっと気になって。
いいんです。
どうせ一人で時間を持て余してましたから。
一人で?聞いてたんでしょう?あの人が出ていったこと。
うん。
あっ…。
彼1カ月前に会社をリストラされてたんです。
それなのに私には何も言わず毎朝出勤するふりをして出掛けてたんですよ。
そのことでケンカになって。
(修介)《お前とはもう暮らしていけない》明子さんと春彦さんにはきちんと話さなきゃと思ってたんですけど。
何だか言いだせなくて。
黙っててすいませんでした。
ううん。
私こそ何も知らずにごめんなさいね。
ああ。
いえ。
あの人ホントにどこにいるんだろう。
《ほら。
痛いの痛いの飛んでけ》修介さん…。
もしかして明子さん。
彼の居場所をご存じなんじゃ。
ええ。
まあ。
教えてください。
彼今どこに?病院で見掛けたの。
洛中医大病院。
病院?どこか悪いんですか?そうじゃなくて。
誰かのお見舞いに来てたみたいなの。
小さな女の子とそのお母さんと一緒に。
女の子?その子が修介さんのことパパって。
修介さんの子供ってことですか?いや。
まだそうと決まったわけじゃないのよ。
彼に別の家族がいたってこと?あっ。
真弓さん。
あの良恵のがき何を考えとるんじゃ?人手がぎょうさんいるいうときに午前中だけ休ませていただきますやなんて。
何様のつもりでおるんじゃ。
あいつは。
(男性)ここがいいんじゃない?
(良恵)ここ?届かへん。
(男性)じゃあ僕が。
(良恵)うん。
早う家族になれますように。
ねっ。
フフフ。
こちらが弔電になります。
ご確認を。
(昌幸)ありがとうございます。
ああ。
住所が書いてないのが幾つかありますね。
あっ。
それでしたら。
確か治代さん宛てのお手紙の束がありました。
お名前を照らし合わせればご住所が分かる方もいらっしゃるかも。
(昌幸)ああ。
なるほど。
よろしいですか?どうぞ。
あれ?これは?うん?何だこれ?梵字?
(良恵)あっ。
あっ。
あっ。
あっ…。
セーフ!何がセーフや。
アウトじゃ。
ホントにもう。
(狩矢)失礼します。
ちょっと。
ちょっと。
何しにあんさん…。
狩矢さん。
(狩矢)秋山さん。
いつ見てもお若いですな。
いえいえ。
(狩矢)いやいやあのね。
ちょっと明子さんにお伺いしたいことがありましてね。
はい。
はい。
(狩矢)あのう。
明子さんが見つけた手紙の件で。
あのうすいません。
うちの社長は探偵じゃありませんので。
はい。
秋山さん。
ちょっと出掛けてきます。
ちょっと。
社長。
(狩矢)ちょっと。
秋山さん。
駄目。
何?
(狩矢)1級葬祭…。
ディレクターです。
(狩矢)でしょ?はい。
(狩矢)カッコイイ。
ありがとうさん。
もしもし?社長も社長や。
うちは石原探偵社じゃないねん。
石原葬儀社やっちゅうのに。
石原探偵社。
ええ響きやわ。
アホなこと言うな。
お前も。
・あっ。
もしもし?石原探偵社でございます。
あっ…。
ああっ。
違います。
石原葬儀社でございますが。

(通話の切れる音)もしもし?もしもし?もしもし?あのう。
今の方。
すいません!あーあ。
葬儀の依頼やったかもしれへんのに。
アウト!
(狩矢)これは明子さんが見つけられたそうですね?はい。
亡くなった三谷治代さんのお部屋の引き出しの中にありました。
(狩矢)犯人からの何らかのメッセージとは考えられませんかね?いや。
でも狩矢さん。
通夜の前に副葬品を探したときにはこれはなかったはずなんです。
(狩矢)それ明子さんが見落としたってことありませんか?
(橋口)封筒からも手紙からも発見者である明子さんと近江屋さんの専務さんの指紋の他に三谷治代さんの指紋も採取されています。
つまりこの手紙は治代さんの生前に送られてきて治代さんは確実にこれを読んでるということです。
だったら私の見間違いでしょうか?事件は思ったほど単純ではなさそうですな。
春彦さん。
何して…。
・お待たせ。
(未知)パパ。
遅いよ。
・ごめんごめん。
じゃあ行こうか。
(靖子)うん。

(靖子)何?この人。
・未知。
あそこの自動販売機でパパにジュース買ってきてくれないかな。
(未知)うん。
(修介)何しに来たんだ?お前とはもう暮らせないって言ったはずだろ。
(靖子)あのねぇ。
今彼は私の夫であの子の父親なの。
もちろん血はつながってないわ。
未知は私の連れ子よ。
でも私たち3人はこれから本当の家族になる。
そう約束してるのよ。
(真弓)嘘。

(未知)パパ!はい。
パパの好きなオレンジジュース。
(修介)ありがとう。
未知はお利口さんだね。
(靖子)ハハハ。
お利口さんだ。
(未知・靖子)フフフ…。
(未知)どうしたの?
(修介)あっ。
何でもない。
じゃあ行くか。
(未知)うん。
明子。
ここじゃないかな?ああ。
そうだ。
修介さん。
この家にあの人たちと暮らしてるのかしら?・
(女性)あのう。
池部さん。
奥さまが入院なさっててお留守ですよ。
あっ。
すいません。
こちらに娘さんご一家もいらっしゃいますか?小さな女の子のいる。
(女性)池部さん娘さんいませんけど。
あっ。
そうですか。
すいません。
なあ?明子。
明子さん。
うん?あっ?ごめん。
何?フフフ。
梵字?うん。
葬儀社の仕事にも関わることだからちょっと勉強してみようかなと思って。
三谷治代さんとこに送られてきた梵字。
うん。
何て読むの?「み」よ。
「み」?梵字は平仮名読みができるの。
これは「み」「み」か。
ハァ。
気になるの?彼女のこと。
真弓さん大丈夫かしら?修介さんとあんなに仲良かったのにね。
良恵のやつ今日も休みかいな。
あっ。
あいつどっか具合でも悪いのと違うやろ…。
えっ?
(良恵)あーん。
(男性)おいしい。
(良恵)ホント?フフフ。
(男性)幸せ。
(良恵)うん。
良恵や。
ここだね。
うん。
池部鈴子。
(武史)母さん。
遺言書き換えたのか?
(鈴子)武史。
(武史)遺産を全てあいつに譲るって正気かよ?あいつらただのレンタル家族だろ。
レンタル家族?
(武史)レンタル家族なんて赤の他人じゃないか。
(鈴子)ハァ。
あなたに渡すくらいならその方がいいと思ったの。
(武史)何だと?
(鈴子)あの人たちは毎日お見舞いに来てくれる。
ホントの家族のように。
(武史)本気でそんなこと言ってんのかよ?なあ。
目覚ましてくれよ。
母さん!目覚ませよ!おい!
(武史)おい!母さん!君!やめんか!
(武史)何だ。
邪魔すんなよ。
おい。
私は医者だ!患者に乱暴する人間は許せん。
出てけ!
(武史)チッ。
くそ。
大丈夫ですか?ありがとうございます。
息子さんですか?あっ。
お恥ずかしいことですが。
あのう。
今聞いてしまったんですけどレンタル家族ってもしかしたら高野修介さんたちのことですか?修介さんご存じですの?ええ。
あっ。
私石原明子と申します。
ああ。
実は修介さんの奥…。
本当の奥さまの友人なんです。
彼女今修介さんのことでとてもつらい思いをしています。
修介さんがなぜレンタル家族になったのかご存じのことがあれば教えていただけませんか?あっ。
(鈴子)何からお話ししたらいいのかしら。
そう。
あれはひとつきほど前がんを告知された日のことでした。
(鈴子)公園で途方に暮れていたら偶然出会ったんです。
あの人に。

(鈴子)《何かおつらいことでも?》
(修介)《あっ…》
(鈴子)《ため息も出ないというお顔をしてらっしゃるから》
(修介)《ええ。
まさにそのとおりです》《ため息も出ない》
(鈴子)《お仕事のことで?》
(修介)《リストラされました》
(鈴子)《リストラ…》
(修介)《しかもそのことを妻に切り出せずにこうやって毎日公園で時間をつぶしてるんです》《駄目な男ですよね俺》《あなたアルバイトしません?》《アルバイト?》《私の息子になってほしいの》
(鈴子)私は彼にレンタル家族としてのギャラを支払い彼は私の息子として毎日見舞いに。
あの女性と女の子は?
(鈴子)レンタル家族の事務所に登録している方ですよ。
ああ。
そうだったんですか。
でもねレンタル家族だって分かっていても毎日お見舞いに来てもらって「お母さん」とか「おばあちゃん」なんて話し掛けてもらうともう…。
うれしくてね。
それで遺産まで?ええ。
修介さんリストラされただけじゃなくて取引先の商品まで押し付けられて困っていたの。
ハァー。
あの息子に遺産残したってどうせすぐになくしてしまうんだから。
(修介)お母さん。
ここにいたんですか。
修介さん。
(鈴子)今ねあなたと出会ったときのお話をしてたのよ。
(修介)そうですか。
(鈴子)フフフ。
修介さん。
真弓さんのこと…。
(修介)そのことはここでは。

(看護師)池部さん。
今お見舞いの花束が。
(鈴子)あら。
奇麗。
誰からかしら?あっ。
(看護師)池部さん。
大丈夫ですか?
(修介)お母さん。
(鈴子)うっ。
大丈夫。
梵字?
(看護師)とにかく病室に戻りましょう。
(修介)すいません。
あっ。
あっ。
鍵!
(修介)あっ。
あっ。
すいません。
じゃあどうもありがとう。
すいません。
はい。
鈴子さん落ち着いたって。
ホント?うん。
よかった。
それにしても一目見ただけで具合悪くなるあの梵字ってどんな意味があんだろう?鈴子さんのところに届いた梵字はこれ。
「き」よ。
「き」?最初が「み」で次が「き」「みき」「きみ」どうした?実はね私今日もう一つ梵字を見たの。
もう一つ?修介さんが落としたキーホルダー。
そこにも梵字が。
一瞬だけだったから何の文字か分からなかったけど。
何だか偶然とは思えなくて。
うん。
ねえ。
修介さんホントにただのレンタル家族なだけかしら?うん。

(良恵の鼻歌)・
(良恵の鼻歌)うわ!?何です?秋山さん。
えっ?何です?じろじろ見て。
やっぱり見間違いや。
はっ?いや。
あれが良恵のはずがない。
えっ!?おはよう。
(良恵・秋山)おはようございます。
あっ。
ねえねえ2人とも。
レンタル家族って聞いたことある?レンタル家族?あっ。
葬儀とか結婚式に人集めるときに集まってこなかったらカッコ悪いからいうてお願いするあれでっしゃろ。
それそれ。
ちょっと知り合いに登録してる人がいてね。
いやいやいや。
うちでもお願いできまっせ。
そのことはあんた良恵が窓口になって取りまとめてますもん。
はい。
ちなみにこないだの近江屋さんの葬儀。
あれも結構な人数がレンタルです。
うん。
ホントに!?はい。
レンタル。
でもええな。
レンタル娘契約して月に1回でもええから「おかえりパパ。
お疲れじゃないの?」「ご飯にする?それともお風呂?」「パパ。
肩もんであげようか?」そんなこと言うて…。
ねえねえねえねえ。
何?そんなんお金もろたらうちやってあげますよ。
そやけどお前ふんだくって取るやろ?ふんだくって?良恵。
そんなこと言ってる場合やない。
お前こそレンタル彼氏契約したらええの違うか?うち間に合ってますんで。
えっ!?良恵さん!何?そうなの?うん。
おめでとう。
えっ!?やっぱりあれ良恵やったんか?あ痛。
世の中信じられんことが起きるもんやな。
明子さん。
レンタル家族の事務所やったらうち案内しますよ。
(大池)これはこれは良恵さん。
いつもお世話になってます。
(良恵)こちらうちの社長です。
石原と申します。
(大池)これはわざわざ。
でどないしたんですか?あっ。
ちょっとお聞きしたいんですが。
池部鈴子さんっていう方ご存じですか?
(大池)池部さん?あっはい。
そうですか。
そうしますとそのう。
池部さんのご家族として派遣されている方たちもこちらに所属されてるんですよね?
(大池)はい。
ですがそのう。
個人情報なんで。
(良恵)大池さん。
お願い。
ねっ。
(大池)えー。
ああ。
これですね。
池部鈴子さんからのご依頼で高野修介さんと小川靖子さん小川未知ちゃんの3人が派遣されてます。
未知ちゃんっていうのはこの靖子さんの本当のお子さんなんですか?
(大池)彼女はシングルマザーでして。
あのう。
子連れの女性がええいうリクエストやったんで小川さんにお願いしたんですわ。
高野修介さんはいつからこの事務所に登録を?
(大池)つい最近です。
高野さんは最初から池部さんのお宅へということで池部さんご本人からご紹介いただいたんです。
3人は同居してるわけじゃないんですね?
(大池)それはもちろん。
公私混同は固く禁じておりますので。
ねえねえねえねえ。
大池さん。
ちょっとちょっと…。
この間の人やけどね。
ほら。
この人この人。
お気に召しませんでしたか?
(良恵)ううん。
ものすごい気に入ってん。
そやからねうち専用にして。
他の人には貸さんといてほしい。
了解です。
(真弓)レンタル家族?彼がですか?がんで入院してる女性がいるんだけどね修介さんその人に頼まれて息子役を演じてるんですって。
一緒にいた女の人も女の子もこのレンタル事務所から派遣された人たちだったわ。
もちろん住んでるところも別。
だから心配することないわ。
あっ。
彼の住所分かったわよ。
もういいんです。
えっ?彼のことは諦めました。
どうして?全部お芝居なのよ。
昨日送られてきました。
離婚届?あっ。
離婚届を出すときには証人が2人必要なんですって。
明子さんと春彦さんにお願いできますか?真弓さん。
ホントにそれでいいの?修介さんも何でこんなこと?《鍵!》ねえ?真弓さん。
修介さんって梵字に興味ある?梵字?いいえ。
聞いたことありません。
でも鍵に梵字のキーホルダーを付けてるわよね?ああ。
それなら美咲さんの形見だとか。
美咲さん?彼が中学生のときに亡くなったお姉さんです。
美咲。
ねえ?その美咲さんの写真があったら見せてもらえない?これね「さ」にも似てるけど…。
点々がある。
「さ」に点々?えー。
「さ」に点々。
「さ」に点々。
「さ」に…。
あった。
これ「サク」だわ。
「サク」っていうのは勢至菩薩を表すみたい。
勢至菩薩って何?うーん。
勢至菩薩は知恵を施す神様で慈悲の神である観世音菩薩ときょうだいっていわれてるんですって。
きょうだい?いかなるときも一緒で離れないと言い伝えられている。
ああ。
だから修介さん姉さんの形見のペンダントをキーホルダーに作り替えて持ってるんだ。
治代さんに届いた梵字が「み」鈴子さんに届いた梵字が「き」もう一つ「さ」があれば「みさき」まさか修介さんが送ったってこと?明子はん。
あっ。
ぼーっとせんと仕事してくださいよ。
(良恵)秋山さん。
今日機嫌悪いですね。
お前何言うた?今。
はっ?あっ。
うちに彼氏ができたさかい焦ってはるんでしょ?やかましいわい。
もうお前に負けんなわしはなカワイイ若い彼女。
これこれこれ…。
あっ。
このような彼女をわしは見つ…。
えっ?この子どっかで。
またまたまたまた。
秋山さんがこんな若い子知ってはるはずないでしょ。
いや。
知ってるような知らんような。
高野美咲さんっていうんだけど。
た…高野。
高野美咲。
あっ!思い出した。
この子高野美咲。
美しく咲くって美咲ちゃん。
20年ほど前にわしこの子の葬儀担当したんどす。
美咲ちゃんはまだ18歳やったのに殺されてしもうたんですわ。
美咲ちゃんのうちは母子家庭でしてな。
病弱な母親は式の間中ずっと泣き続けて。
その横でぐっと歯を食いしばって耐える弟さんがけなげでな。
いやぁ。
あれはホンマにつらい葬儀どした。
秋山さん。
でもすごいわ。
よく覚えてたわね。
わしね自分が担当した葬儀は何年たっても忘れておりませんです。
こう見えても1級葬祭…。
ディレクターですもんね。
良恵。
最後まで言わさせてくれよ。
ぶったろか!ああー!?嫌!この野郎。
ホントにもう。
こら!あった。
これだ。
「京都女子高生キャ…」「キャバクラ嬢殺人事件」キャバクラ?「被害者の高校生高野美咲さん18歳は年齢を詐称してキャバクラに勤めており朝になっても帰らないことから家族が警察に届けていた」「美咲さんは失踪翌日京都市内で遺体となって発見された」「死因は首を絞められたことによる窒息死」「犯人の内藤良太は被害者の勤めるキャバクラの従業員で営業終了後は毎晩のように被害者を車で送っていくところが目撃されていた」
(刑事)《殺人の容疑で逮捕する》「しかし逮捕された内藤は一貫して容疑を否認」
(内藤)《俺じゃない。
俺じゃないって》「裁判で現場近くの住民が内藤と被害者が一緒にいるのを見たと証言したため内藤の有罪が確定した」こっちも出てきた。
当時の週刊誌の記事だね。
被害者なのにひどい書かれ方ね。
姉が無残に殺されてこんな報道されたんじゃ居たたまれないよ。
ねえ?まさか修介さんが美咲さんを殺した犯人に復讐するために梵字を?いや。
だけど犯人の内藤は捕まってるし三谷治代さん。
池部鈴子さん。
2人とも美咲さんの事件には何の関係もないでしょう。
ホントに何も関係ないのかしら?
(修介)じゃあここで。
(靖子)ご飯ぐらいうちで食べればいいのに。
(修介)そういうわけにはいかないさ。
未知。
パパにバイバイして。
(未知)パパ。
バイバイ。
(修介)ああ。
またあした。
気を付けてな。
(未知)うん。
(修介)そうですか。
姉のこと調べたんですね?うちは父が早くに亡くなり母も病弱で家計は姉が一人で支えていました。
そう。
コンビニでバイトして。
コンビニ?俺たちは姉からそう教えられていたんです。
毎晩朝までコンビニで働いていると。
姉が年齢を詐称してキャバクラに勤めていたことは殺されて初めて知りました。
いえ。
ホントは毎日たばこのにおいをつけて帰ってくる姉を見て何も見ないふりをしていただけだったのかもしれません。
そんなとき姉が殺されて。
母がどんなに苦しんだか分かりますか?でも俺たち家族の苦しみはそれだけでは終わらなかった。
どういうことですか?週刊誌の記事を見たんでしょ?女子高生キャバ嬢。
それが姉に付けられた別名です。
殺人事件の被害者として同情されたのはほんの一瞬。
後はセンセーショナルな部分だけが取り上げられてまるで殺されたのは自業自得だとでもいうような。
修介さん。
殺されて何が自業自得ですか?姉は犯人に一度殺されマスコミに二度殺されたんです。
それお姉さんの形見ですよね?お姉さんの写真にその梵字のペンダントが。
もともとは父の形見です。
それを姉が譲り受け今は俺が。
三谷治代さんに梵字を送ったのは修介さんなんですか?治代社長に?治代さんに生前この梵字が届いてたんです。
知りませんよ。
じゃあ鈴子さんには?俺じゃありません。
だいたい俺は梵字なんて。
読み方も知りません。
これが「み」なんです。
そしてこれが「き」美咲さんを意味してるんじゃないかって思うんですけど。
そんなのこじつけでしょう。
姉の事件からもう20年もたってるんです。
なぜいまさら姉の事件を蒸し返す必要があるんですか?失礼します。
(狩矢)明子さんから連絡をもらって調べてみました。
高野美咲の事件はすぐに犯人が捕まり解決しています。
ただ実はそれに亡くなった三谷治代さんが関わっていたんです。
治代さんがですか?
(狩矢)ええ。
犯人である内藤良太の裁判で検察側の証人になったのが三谷治代さんでした。
そういえば記事にも書いてあった。
近所の人の目撃証言。
(狩矢)三谷治代さんは事件当夜現場付近を通り掛かったところ犯人と美咲さんが争ってるのを目撃したんです。
(内藤)《待てよ。
待てって》
(美咲)《嫌っ!》
(治代)《キャー!?》それが内藤良太。
(橋口)治代さんの証言を基に内藤の車を調べると被害者高野美咲の毛髪が発見されました。
高野美咲殺しが迅速に解決したのも治代さんの証言があったからだそうです。
でも当時の新聞には内藤はいつも車で美咲さんを家まで送っていたって書いてありました。
ということは車内に彼女の髪の毛があったのは当たり前のことなんじゃ?
(狩矢)確かにそのとおりです。
しかし三谷治代さんは内藤の顔を見ていますからこれ以上確かな証言はありません。
ねえ?もしかしてその内藤が治代さんを逆恨みして?内藤は今どこに?刑務所は2年前に出所していました。
現在の居所はまだ。
大丈夫です。
警察が総力を挙げて捜します。
じゃあ。

(従業員)ありがとうございました。
こんにちは。
(従業員)いらっしゃいませ。
(昌幸)あっ。
これは石原さん。
こんにちは。
(昌幸)葬儀のときはお世話になりました。
お店もだいぶ落ち着かれたようですね。
(昌幸)ええ。
おかげさまで。
あっ。
どうぞ。
はい。
失礼します。
先日のご葬儀の請求書になります。
(昌幸)確かに。
あのう。
ちょっとお聞きしたいことがあるんですけど。
ああ。
何でしょう?治代社長が20年前にある殺人事件の目撃者になったというお話ご存じですか?ああ。
知ってますよ。
社長の目撃証言が犯人逮捕の決め手になったってやつですよね。
ええ。
そうです。
いやぁ。
その話になるといつもいかにして自分が経営危機を乗り越えたかって話につながっちゃってもう長くなったんですよ。
近江屋さんにもそんなときが?ええ。
何でも多額の借金をしていたそうなんですけどもその目撃証言をきっかけに人生ががらっと好転したとか。
とにかく今のこの近江屋があるのはそのときの証言のおかげだそうなんですよ。
ああ。
何だか妙な話だと思わない?うん。
目撃証言しただけで人生が好転し経営が持ち直すなんていったい何があったんだろう?うーん。
噂を聞いて誰かがスポンサーになってくれたとか?それか目撃証言自体がお金になるっていうのは?お金になる証言って何よ?治代さんは真犯人の顔を見たんだよ。
その真犯人からお金をもらい目撃したのは内藤良太だと嘘をついた。
それって偽証じゃない?いや。
だけどそう考えたら辻褄合うじゃない。
なるほど。
無実の人に罪を着せてお金をもらい会社を立て直したってことか。
うーん。
人の運命変えるほどの偽証だ。
相当な大金もらったに違いないよね?三谷治代さんに送られてきた「み」池部鈴子さんへ送られてきた「き」ねえ?こうなると池部鈴子さんも20年前の事件に関係してるってことよね?治代さんと鈴子さん。
表面的にはつながりあるように思えないけどな。
ちょっと待って。
鈴子さんが持ってたバッグ。
あれ治代さんのお棺の中に入れた帯とおんなじ柄だった。
《これ確か昔社長が自分でデザインした近江屋オリジナルの帯ですね》鈴子さん。
近江屋さんの顧客だったんだわきっと。
確かに鈴子さんぐらいの資産家ならそれぐらいの大金は工面できるかもしれない。
治代さんに偽証を依頼したのが鈴子さんだと仮定したら…。
「さ」の梵字が送られてるのは…。
(武史)うわ!?何だよ!?誰だよ?いったい誰の仕業だ!くそ。

(鈴子)武史。
(武史)家にこれが。
(武史)誰の仕業か母さん知ってるんだろ?
(鈴子)知らないわよ。
(武史)そんなわけないだろ。
あんたのせいだよ。
何もかもあんたのせいだよ。
あんたの。
殺したければ殺せばいい。
(鈴子)今私を殺したらあんたに遺産は渡らないわよ。
(武史)くそ。
(武史)見てろよ。
遺言書は必ず書き直さしてやる。
鈴子さん?鈴子さん。
(鈴子)ああ。
考え事ですか?
(鈴子)ちょっとぼんやりして。
今日は?どうしてもお聞きしたいことがあって。
どうぞ。
20年前経営危機に陥っていた近江屋さんの三谷治代社長に資金を提供したのは鈴子さんじゃありませんか?あっ。
どうして私が?高野美咲さん事件の裁判での偽証の報酬としてです。
治代社長はその証言をきっかけに経営の傾いていた近江屋を立て直したそうです。
相当な金額を支払われたんじゃないんですか?そんな大金を支払う理由は一つしか考えられません。
真犯人をかばうためです。
そしてあなたがかばうとしたら息子さんですよね?あなたが息子さんじゃなく修介さんに遺産を残したいと言ったのを聞いてずっと不思議に思ってました。
鈴子さん。
きっと最初っから修介さんが殺された高野美咲さんの弟だとご存じだったんですね?彼を相続人にしたのは美咲さんとその家族に対する贖罪ではありませんか?梵字の手紙を受け取った三谷治代さんは殺されてしまった。
あなたのところにも梵字が届いたということは次に殺されるのはあなたかもしれないということです。
話してもらえませんか?毎度おおきに。
石原葬儀社の大番頭秋山でございます。
秋の京都で明子はんが出会った幸せそうな一組の家族。
その家族は何とレンタル家族だったんです。
遺産を巡る偽者と本物の戦い。
謎の死を遂げる西陣織の女社長。
不気味な梵字が届いたとき悲しい殺人劇が幕を開ける。
(鈴子)武史は美咲さんのお店によく通っていたそうです。
でもきっと相手にされなかったのね。
(鈴子)そう。
20年前のあの日。

(武史)《母さん》
(鈴子)《武史。
どうしたの?》
(武史)《母さん。
俺殺しちゃったよ》
(鈴子)《殺したって?》
(武史)《どうしよう?ねえ?助けてよ。
ねえ》《助けてよ。
助けてくれよ。
助けてくれよ》
(鈴子)悲しいものね。
母親って。
息子のこととなると理性を失ってしまうんです。
三谷治代さんが目撃者だということはいつ知ったんですか?
(鈴子)武史が着物を着た女性に目撃されたと言ってその人が落としていったかばんを持って帰ってきたんです。
かばんを?
(鈴子)中身から治代さんのものだってすぐに分かりました。
それで私はあの日…。
(治代)《1,000万で手を打ちましょう》《これでお坊ちゃんのことは奇麗さっぱり忘れてさしあげます》
(鈴子)《いいえ。
それでは足りません》
(鈴子)《3,000万円あります》
(鈴子)《これで別の男を見たと証言してほしいんです》
(治代)《別の男?》
(鈴子)《犯人が捕まらないかぎり捜査は続きます》《息子を助けるためにはこれしか方法がないんです》《お願いします。
お願いします》母親失格ですよね。
修介さんは姉の美咲さんを殺害したのは武史さんだということ知ってるんですか?事実を知れば修介さんは決して私の遺産を受け取らないでしょう。
私の命は放っておいてもあと半年。
せめて遺産は美咲さんのご家族に贈りたいんです。
修介さんのことずっと見守ってたんですね。
ええ。
私なりに。
でも内藤良太さんは?あなた方のせいで殺人犯にされてしまった内藤さんはどうなるんでしょうか?
(鈴子)内藤さんにはどれほどおわびしても足りないと思っています。
殺人のぬれぎぬを着せられて青春の一番貴い時期を刑務所の中で…。
「さ」の梵字。
(鈴子)息子のところにも送られてきたそうです。
あなた方はこれを殺人予告だと考えてるんでしょ?鈴子さん。
もしかして?
(鈴子)ええ。
私は待ってるんです。
内藤さんに殺されるんだったら本望よ。
(看護師)池部さん。
診察のお時間ですよ。
(鈴子)じゃあ失礼します。

(狩矢)そうですか。
20年前の真犯人は池部武史。
お願いします。
池部武史を取り調べてください。
(狩矢)それは無理です。
なぜですか?
(狩矢)1995年以前の殺人事件に関してはすでに時効が成立しています。
そんな!?じゃああの男は何の罪にも問われないんですか?明子。
だって春彦さん。
内藤良太の行方はどうなりました?
(橋口)出所後故郷の宇治に戻ってきたところまでは分かってるんですが1年ほど前から足取りが途絶えていて。
宇治?
(真弓)《みかえり兎は宇治では人々を正しい道へ導く神様の使いといわれてるんです》
(狩矢)取りあえずこれはお預かりします。
あっ。
あっ!ちょっとすいません。
(狩矢)何か?いえ。
最初に見つけたものとどっか違う気がして。

(男性)おい。
(男性)えっ?何すか?
(悲鳴)
(橋口)ご苦労さまです。
・橋口さん。
(橋口)はい。
(橋口)警部。
遺体と一緒にこのナイフが埋められていたそうです。
(狩矢)殺人か。
(野村)狩矢警部。
被害者のものと思われる財布の中からこれが。
(狩矢)内藤良太。
まさか!?この遺体いつごろ殺されたか分かりますか?白骨遺体ですから最低でも死後1年はたってると思います。
1年。
(真弓)ちょうどよかった。
今お茶にしようかと思ってたところなんです。
ごめんなさいね。
仕事中にお邪魔しちゃって。
気にしないでください。
実はちょっと聞きたいことが…。
あっ。
ごめんなさい。
狩矢さんだ。
もしもし?えっ?内藤良太の白骨遺体が見つかった?正式発表はDNA鑑定を待ってからになりますがまず間違いないでしょう。
そんな。
じゃあ治代さんを殺した犯人はいったい?おはようございます。
(昌幸)石原さん。
おはようございます。
あら。
近江屋さん。
どうして?どうしてやあらしませんがな。
この近江屋さんは香典返しのサンプルを作って持ってきてくれはったんどす。
あっ。
あのときの?もうできたんですか?
(昌幸)はい。
明子はん。
あんさんが探偵ごっこにね時間をつぶしてる間にこちらさんは地道にお仕事なさってたというわけです。
すいません。
(昌幸)いえ。
とんでもないです。
(良恵)ねえ。
こっち来て見てください。
どれもええ出来ですよ。
どれどれ?ああ。
すてきですね。
(良恵)近江屋さんはこのたとう紙に包まれてるっていうのがいかにも老舗って感じですてきなんですよね。
たとう紙ね。
(昌幸)たとう紙は普通着物や帯を包むのに使うんですけどうちはこの紋入りのオリジナルの紙を使ってましてこういった小物を包むのにも利用してるんですよ。
(良恵)へえー。
ああー。

(昌幸)《うん?何だこれ?》《梵字?》この紙。
はい。
明子。
どうした?えっ?分かった?梵字送った人?詳しいことは後で話すわ。
うん。
狩矢警部にはもう連絡入れた。
とにかく修介さんのアパートに来てくれる?すいません。
失礼します。
やっぱりあった。
明子。
あっ。
春彦さん。
狩矢さんたちもこれ見てください。
三谷治代さんの部屋にあった梵字の手紙はここから切り取られたものだったんです。
(橋口)確かに切り口と一致しますね。
(狩矢)梵字の紙と封筒の1通分か。
この西陣の帯は?旅行会社に勤めていた修介さんが近江屋さんとのタイアップで企画したものだそうです。
ところがキャンセルが出て治代社長からは返品を断られ修介さんが引き取ったらしいわ。
西陣の帯を自腹?
(靖子)修介さん?あなた方は?
(橋口)警察の者です。
(狩矢)小川靖子さんですね?どうしてここに?あのう。
携帯の留守電に修介さんからのメッセージが入ってたんです。
未知に。
娘にさようならって。
さようなら?病院に電話したら鈴子さんも退院したっていうし。
彼どこに行ったんですか?橋口。
(橋口)はい。
修介さん。
なぜ脅迫状に近江屋のたとう紙を?この紙が使われたのは最初の1通目だけ。
後の2通の梵字はこれとよく似てるけど別の紙だったわ。
確か梵字最初に発見したの明子だよね?そう。
治代さんの部屋で。
葬儀の翌日。
《よろしいですか?》
(昌幸)《どうぞ》葬儀の翌日?うん。
けど私の記憶では通夜の前副葬品を探したときにはなかったはずなの。
だけど警察から治代さんの指紋が付いてるから生前に届いたものだろうって聞かされて。
それなら私が見落としたんだなって思ってたんだけど。
そっか。
指紋だ。
えっ?修介さんが治代さんに送る手紙になぜこの近江屋さんのたとう紙を使わなければならなかったのか?治代さんの指紋が欲しかったのよ。
(武史)さあ母さん。
書き直してもらうよ。
(鈴子)遺言を書き直させてどうするつもり?今度こそ私を殺すの?
(武史)何言ってんだよ。
母さんにはこれから自宅療養してもらうよ。
遺言さえ書き直せばこれからはこの家で。
そう。
死ぬまで暮らしてもらうよ。
どうせ短い間だろうけどね。
はい。
嫌よ。
(武史)おい!さっさと書けよ。
ったく。
ほら!
(鈴子)嫌。
(武史)ほら!ここだよ。
(鈴子)やめて。
(修介)お母さん。
(武史)ほら。
(鈴子)修介さん。
実の母親に何やってんだ?お前だってどうせ遺産目当てだろ?
(武史)帰れよ。
帰れよ帰れよ!お前にやる金なんかなこのうちにはないんだよ。
(鈴子)武史。
その人は美咲さんの弟さんなのよ。
そうよ。
あなたが殺した高野美咲さんの。
(武史)あの梵字。
お前の仕業だったのか?
(修介)あんただけは分かってくれると思ってたよ。
姉は殺された日もあのペンダントを身に着けていたからね。
(武史)《何でだよ?何で!》
(鈴子)修介さん!?
(鈴子)修介さん!?
(武史)何だよ?やめろよ。
落ち着けよ。
なあ。
おい!誰か!
(鈴子)修介さん!
(武史)誰か助けてくれよ!・
(狩矢)やめなさい!これ以上人を殺してはならない。
・待ってください。
(狩矢)明子さん。
修介さんは誰も殺してません。
修介さん。
私気付いてしまったんです。
あなたがなぜ近江屋のたとう紙を使って梵字の手紙を作ったのか?あの帯はあなたが治代さんに返品を断られて引き取ったものです。
当然たとう紙の表面には治代さんの指紋が付いていた。
(治代)《修介さん。
これは全てあなたに引き取ってもらいますよ》あなたは梵字の手紙が治代さんの生前に届いたように思わせたかったんですよね?それはある人が起こしてしまった殺人を自分の計画殺人に見せ掛けたかったから。
違う。
俺がやったんです。
治代さんを殺したのも梵字を送りつけたのも全て俺が。
やめて!
(修介)真弓。
やめて。
修介さん。
私のためにそんな。
もう嘘は終わりにしましょう。
刑事さん。
三谷治代さんを殺したのは私です。
真弓さん。
あなたまさか内藤良太さんの?妹なのよね?明子さん。
お二人はお互いにそのことを知っていて結婚なさったんですか?いえ。
付き合い始めたころは知りませんでした。
(真弓)兄が殺人犯として逮捕されてから私は内藤の姓を捨て親戚の養女になりました。
そして修介さんと知り合いお付き合いするようになったんです。
(修介)プロポーズのとき俺は真弓に姉のことを話して聞かせました。
でも私は兄のことを告白できませんでした。
だってそうでしょう?私は兄のことを冤罪だって信じていたけど加害者と被害者の家族同士だなんて。
でも…。
でももうこれ以上黙ってはいられない。
私はあの日結婚以来隠し通してきた兄のことを彼に打ち明けたんです。
《知らなかった》
(真弓)《でも信じて》《兄は無実なの。
あなたのお姉さんのことホントに愛していて》
(修介)《聞きたくない》
(真弓)《お願い。
ねえ。
待って》
(修介)《放せよ。
お前とはもう暮らしていけない》《修介さん》それで三谷治代さんに会いに行ったのね?20年前の真実を話してもらうために。
(真弓)《20年前の事件のこともう一度思い出していただけませんか?》
(治代)《そんな昔のこと覚えてないわよ》
(真弓)《本当に社長さんは兄をご覧になったんですか?》《見間違いじゃなかったんですか?》《知らないわよ!》
(真弓)《お願いします。
証言なんて求めてません》《ただ私たちにだけはホントのことを》
(治代)《もう。
しつこいわね》
(真弓)《お願いします》
(治代)《放して。
放してよ》
(真弓)《ホントに兄が…》
(治代)《放して。
ああー!?》
(修介)俺が治代さんが殺されたことを知ったのはその翌日でした。
病院の特別室で。
(鈴子)えっ?じゃあ私たちの会話を?
(修介)はい。
聞いてしまったんです。

(武史)《母さん。
聞いたかよ?》《あの女社長殺されたってさ》
(鈴子)《まさか武史!?》《俺じゃないよ》《でも正直ほっとしたよ》《この20年あの女がいつホントのことしゃべりだすんじゃないかとはらはらしどおしだったからな》《ハハハ!ハハッ》
(修介)真弓の言ったことは本当でした。
俺はその晩真弓に会いに行きました。
会って謝りたくて。
《真弓?》《修介さん》
(修介)《お前の言ってたこと本当だった》《信じてやれなくてごめん》《私。
私…》《殺してしまったの》《治代さんを殺してしまったのよ》
(修介)最初に真弓がお兄さんのことを打ち明けてくれたとき俺がその言葉を信じてさえいればこんなことにはならなかった。
俺のせいで真弓は。
俺が悪いんです。
全て俺が。
だから真弓さんの罪をかぶろうと決めたんですね?《いいか?警察に何か聞かれても何も知らないで押し通すんだ》《俺を信じて。
分かったな?》《あなた…》
(修介)真弓から捜査の目をそらすためには事件を計画的な連続殺人の一つに見せ掛ける必要がありました。
(修介)俺は葬儀で慌ただしい近江屋に忍び込んで…。
(修介)1つ目の梵字の手紙を置くと2つ目の梵字を鈴子さんに宛てた花束に。
(武史)《何だよ!?誰だよ?》
(修介)最後の梵字を池部武史に届けたんです。
(狩矢)なぜそんなことを?
(修介)捜査の目をできるだけ自分に向けたかった。
でも明子さん。
あなた方だけが計算外でした。
だから俺は今日最後のカードを切ろうと思ったんです。
梵字の予告どおりに第2の殺人が起これば最初の殺人も同一犯の仕業になる。
(武史)お前本気で俺を殺しに来たのか?
(鈴子)いいえ。
あなたに人は殺せないわ。
あなたは警察が駆け付けてくるのを知っててわざとあんな態度を取ったのよ。
(武史)母さん。
こんなやつかばうのかよ?
(鈴子)あなたは黙ってなさい。
修介さん。
真弓さん。
今までのことは何もかも全て私の責任です。
(鈴子)私の子育てが間違っていました。
ホントに申し訳ありません。
(狩矢)どこ行くんだ?まだ話は終わってませんよ。
池部武史さん。
あなたには内藤良太殺害容疑で逮捕状が出てます。
武史?
(狩矢)あなたは1年前出所した内藤良太を呼び出しナイフで殺害しましたね。
(橋口)白骨化した内藤の右手が犯人の髪の毛をつかんでましたよ。
(狩矢)その髪の毛からDNAが採取されあなたのものと一致したんです。
(狩矢)池部武史。
内藤良太殺害容疑で逮捕する。
(鈴子)武史。
(武史)ああ!?ああ!?母さん。
母さん。
助けてくれよ。
なあ?何とかしてくれよ。
(鈴子)自分の罪は自分で償いなさい。
それが母さんがお前に掛けてあげられる最後の言葉よ。
(武史)母さん!?どうぞ連れてってください。
(橋口)おい。
(狩矢)真弓さん。
修介さん。
われわれが20年前の真相を明らかにしていればあなたたちがこんな罪を犯すことはなかったはずです。
警察の怠慢です。
申し訳ありません。

(狩矢)行きましょうか?
(真弓)明子さん。
春彦さん。
真弓さん。
修介さんに話さなきゃならないことまだあるんじゃないの?結婚以来ずっと秘密にしてたお兄さんのことなぜ話す気になったか。
どういうことですか?修介さん。
私…。
赤ちゃんができたの。
(修介)えっ?新しい家族ができるのにもう隠し事なんかしたくなかった。
それであの日思い切ってあなたに何もかも話したのよ。
ごめんなさい。
ずっと黙ってて。
(修介)真弓。
嘘からは何にも生まれない。
ここからがあなたたち家族のホントのスタートね。
真弓さんには元気な赤ちゃん産んでほしいわね。
そうだね。
生まれてくる子には何の罪もないんだから。
うん。
けどさ夫婦ってもともとは他人じゃない。
うん。
その他人同士が家族になるにはやっぱり隠し事ってよくないのよ。
つらいことこそちゃんと話して認め合わなきゃね。
真弓さんと修介さんも初めっからホントのこと話してれば違った結果になったかもしれない。
ホントね。
で春彦さんは?私に何か隠し事ないの?うーん。
ないと思うよ。
何?その間。
何?何?気になる。
嘘嘘。
からかっただけ。
ないよ。
はい。
じゃあ私告白します。
何?あるの?ゆうべ春彦さんが大事にしていた万年筆のペン先を折ってしまいました。
ごめんなさい!えっ!?おはようございます。
おはようございます。

(泣き声)良恵さん?どうしたの?何や彼氏に逃げられたんですって。
えっ?だってあれレンタル彼氏でしょ?えっ?レンタル彼氏?お金払うてんのに振られるやなんて。
そりゃそやわ。
お金もろてもつらかったんやで。
秋山さん。
それどういうこと?どういうことって。
ありのまま正直にお話をしてますんで。
お言葉ですけどもし秋山さんがレンタル彼氏やったら100万円積まれてもこちらからお断りします。
そうですか。
私もねあんさんから1億積まれてもねお断り。
わーっ!わーっ!2014/10/24(金) 21:00〜22:52
関西テレビ1
赤と黒のゲキジョー・山村美紗サスペンス 赤い霊柩車34 人気シリーズ最新作!…[字]

片平なぎさ主演、人気シリーズ最新作!最愛の夫に別の家族が…。秘密を打ち明けた夫婦に待ちうける結末とは!?謎の梵字に込められた愛と死のメッセージ。

詳細情報
正式タイトル
赤と黒のゲキジョー・山村美紗サスペンス 赤い霊柩車34 人気シリーズ最新作!最愛の夫に別の家族が・・・。秘密と偽りの果てに支払われる代償は・・・。
番組内容
 ある日、石原明子(片平なぎさ)が社長を務める石原葬儀社に、「香典返しの品を作りたい」との相談が入った。依頼主の呉服店・近江屋を訪ねてみると、豪腕社長の三谷治代(木村有里)に怒鳴られている女性が。つまみ細工の工芸品を作っている高野真弓(櫻井淳子)だった。真弓の夫は旅行会社に勤めており、明子の婚約者・黒沢春彦(神田正輝)との旅行の相談に乗ってもらっていた明子とは、夫婦ともども旧知の仲だった。
番組内容2
 仕事終わりの春彦を迎えに来た病院のロビーで見かけた子どもの父親に、明子は見覚えがあった。真弓の夫、高野修介(葛山信吾)だ。しかし、抱き上げた子ども(須田理央)にも、寄り添い歩く妻とおぼしき女性(佐伯日菜子)にも、母と呼ぶ老婦人・鈴子(赤座美代子)にも明子は見覚えがない。不審に思った明子。春彦が病院の人間に聞いたところによると、資産家である鈴子のもとには、毎日、修介たちが見舞いに来ているのだ
番組内容3
という。
 そんな矢先、近江屋の社長、治代が殺害された。殺された治代との間にトラブルがあった真弓。治代の葬儀で、走り去っていく霊柩車を見てふっと笑顔を浮かべる1人の影…。
 事件の真相に迫るにつれて浮かび上がる20年前の1つの事件。浮かび上がってきた過去の事件の関係者をつなぐ鍵は、梵字(ぼんじ)。
 犯人は誰なのか、そして動機は?事件の関係者とおぼしき人物に送られてきた梵字(ぼんじ)の意味とは…?
出演者
【キャスト】
石原明子: 片平なぎさ 
黒沢春彦: 神田正輝 
狩矢警部: 若林豪 
秋山隆男: 大村崑 
内田良恵: 山村紅葉 

高野真弓: 櫻井淳子 
高野修介: 葛山信吾 

池部鈴子: 赤座美代子 
池部武史: 合田雅吏 

ほか
スタッフ
【編成企画】
増本淳(フジテレビ) 

【プロデューサー】
八木亜未(大映テレビ) 

【原作】
山村美紗(「レンタル家族殺人事件」より) 

【脚本】
石原武龍 
岡崎由紀子 

【監督】
樹下直美 

【企画協力】
野木小四郎

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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