「チョイス」。
それは選択肢。
人生にはさまざまな分かれ道があります。
就職結婚住まい。
私たちは節目節目で選択をしています。
これは人生の一大事病気になったときも同じです。
実は病気を予防したり悪化を止める更には改善もできるお勧めのすてきな選択肢があるんです。
それこそが「チョイス」。
例えば食道がんになった時がんが進行していると難しい選択肢が突きつけられます。
治療は手術?それとも手術以外?
食道がんではどちらの治療を選ぶかでその後の生活が大きく変わるのです。
そこで大切なのが早期発見です!
早期発見できれば体に負担の少ない治療法を選ぶ事ができるのです。
その治療を行えばがんが大きくても僅か2時間で切り取れるのです
今日は食道がんのチョイスをご紹介しま〜す!
さあ今日は「食道がん」。
はい。
何かこれってよく聞くよね〜。
食道がんって結構がんの中でも我々の身近にあるイメージが。
そうですね。
よく聞く。
けどまあ早期ならば何かそんな大変じゃなく簡単にできるって。
2時間でがんポロッて出てきてたもんね。
すごいのが。
そういう訳で今日は「食道がん」のチョイスなんですけども食道がんは胃がんとか大腸がんに比べるとかかる方が少ないんですがそれでも年間に新たに2万人の方が食道がんになっているんですって。
はあ〜。
お二人は食道に何か異変を感じるって事はない訳でしょ?大丈夫でしょ?ないですね。
僕よくえずくんですよ。
何にもないのに「おえっおえっ」てなるんだけど…。
食べてないのに?食べてない。
そういう意味では何か心配になるよね〜。
食道に例えばそういうがん的なものがあるから気持ち悪くなるのかなみたいな。
痛いとかねそういう事は…。
一切ないですね。
もうスルスル食べれます。
スルスルね。
まあ食道がんの特徴というのは初めのうちは特にはっきりした自覚症状がないという事らしいんですけれどもじゃあまずは進行した食道がんが見つかった方のケースをご覧頂きます。
食道がんの治療を受けた…
今から4年ほど前自分の食事の好みが変わっている事に気付きました
だんだんだんだんつまみが軟らかい系統。
それでもうきついなっていうよりもだんだんこう…。
あとお酒の方は水分だから入る。
流し込むから。
だんだんそういうつまみも量が減っていくというかね。
食欲が湧かないという。
それは自覚症状としては顕著に出ましたね。
しかし経営している会社の仕事が忙しく病院には行きませんでした。
そんな時友人のひと言が人生を変えました
友人と内視鏡の話なんかよくしますよね。
飲むと。
まあ内視鏡というより病気の話ね。
内視鏡やっぱりのまんといかんなという。
それで紹介してもらって…
検査をしたその結果…
進行した食道がんが見つかりました。
大きさは3cm。
深くにまで及んでいました
第3段階…第4に近い段階に来てると。
それから即そういう診断ですよね。
ですから私はもう「あ〜そうですか」って訳でもう納得するしかないというよりも納得ですよね。
いやそれは落ち込みますね。
そりゃガクッと来ますよ。
太田さんは食道ごとがんを取り除く手術を受ける事にしました
食道がんの手術は想像以上に大変でした
まずがんのある食道を取り除きます。
次に胃を使って食道の代わりとなる管を作りつなげます。
7時間にも及ぶ大手術でした。
太田さんは手術のあと今でも鮮明に覚えている事があります
氷を看護師さんが口の中に入れてくれる。
それで初めて水が飲めたっていう…。
それ多分手術して2〜3日後かな?それがおいしかったな〜。
水が飲めたしそれで氷ですよね。
冷たかったから余計に…。
それが本当にうれしかった。
がんの切除に成功した太田さん。
退院前医師から日常生活の思わぬ注意点を告げられました
胃を上に細くして持ち上げた場合は胃が細い管になるので胃の管と書いて胃管というふうに我々呼んでますけども胃袋と胃管の違いというのは袋が無くなる訳なのでためるという事ができなくなるんです。
一度にたくさん食べると戻してしまうというのが一番苦労するところだと思います。
太田さんのように食道を切除した場合胃と食道をつなぎ合わせた部分に食べ物が詰まったりたくさんの量を食べる事ができなくなります
そこで…
太田さんはこのような注意点をずっと守って生活をしなければなりません。
手術から3年半がたちようやくこうした生活に慣れてきたと言います
感じないで食べ物食べるでしょ。
かむでしょ。
流れるでしょ。
こうやっちゃってるから全摘してるから多分慣れないんでしょう受け付けないんでしょうと。
だからそれを受け付けるようになって自然に自分で知覚も感じてってなるのにやっぱり時間かかるんだろうなと。
慣れるもんだなと思ってますけどね。
う〜ん。
だから食道を切って胃が胃袋だったのがもう伸ばすから管になって…。
そうですね〜。
やっぱり好きなものを俺らみたいにうわ〜っと食べれないし戻しちゃうし。
食べる事って毎日の行為だから。
しかも何十年間も習慣にしてきた食べる自分のペース。
それを根底から見直すって相当だと思いますよ。
そう。
そこら辺でね太田さんのケースをもう一回見てみると実はまあ当然ご本人が気付かないうちに食道がんなっていたんですね。
ご本人ははっきりした自覚症状はなくて何か食べ物が軟らかいものがよくなったなとか食欲が少し落ちてきたなと思いつつも仕事が忙しくてそのままに1年間しておいて1年後に内視鏡検査を受けたところもうさっきみたいな結構進んだ食道がんだという事が…。
3cmまで大きくなってたもんね。
そうそう。
すぐ摘出手術をやった。
そのあとは抗がん剤による治療も並行して行って今ではすっかり回復なさったと。
ところがおっしゃってるように少しずつ食べるとか寝る時にも注意が必要とかいろいろ生活の注意点はいまだにあってこれは一生続くという事なんですね。
この辺がなかなかそのあとの事も考えると大変なのでその辺りを伺ってみる事にしましょう。
どうぞお入り下さい。
よろしくお願いします。
お願いします。
実際に太田さんの手術を担当なさった東京医科歯科大学付属病院食道外科の川田研郎さんです。
よろしくお願いします。
段階によって全摘ではなく部分的な手術というのもあるんですか?実は食道というのが喉から入ってこの…。
黄色の…。
ここですね首の所を通って胸の中を通っておなかに通ると。
結構縦に長い臓器になります。
食道がんの特徴というのが非常に早い段階から周りのリンパ節という所に飛び火をします。
早い段階にそこにもう飛び火してるって事なんですね。
そのリンパ節が食道のすぐそばではなくて割と首の近くであるとかおなかの胃袋の近くとかそういった広い範囲この縦方向にリンパの流れが結構豊富にあるのでそのリンパまで…飛んでる可能性のあるリンパを含めて全部お掃除をするという事になります。
食道切除胃管再建術っていう難しい手術を。
名前が結構長い。
胃袋っていう袋だったのがもう胃管っていう管になるって事ですよね。
という事は食べたものをためるという行為ができなくなってしまうんですよね。
そうですね。
一番の問題はこのためるっていう役割ができなくなって管になるので花瓶でいうとたくさん水をダ〜ッと大きく入れるのと一輪挿しになったような…。
あ〜。
水をダッと入れるとすぐ漏れてしまうのでいきなり大きくたくさん食べるとすぐ漏れてしまうというのが生活上これがずっと必要になります。
時間をかけて胃袋が徐々に大きくなってくるという事ないんですか?本当や。
そうちゃんと胃が戻っていくっていうか。
大きくなってくれるといいんですけどならないんです。
ならないんですか?ならないのでこれは時間をかけてゆっくり慣れていくしかないんですね。
先ほどの患者さんが言ってたように慣れてこういう事だって思わないと…。
最初やっぱり頭と体がちゃんと連動するまで3年ぐらいかかる…。
そんなにかかるんですか。
こちらが手術後の注意点です
ほかにも一度にたくさん食べられないため食事を少量に分けて食べる。
一日4〜5回食事する必要がある場合も。
更に体を20度起こして眠る。
食べ物が逆流するのを防ぐためです。
これらの注意点を守らなければなりません
例えば旅行先でも座布団を背中に敷いてちょっと起こして寝るという生活をする必要があります。
一生ですか?これも一生続きます。
だからもう言うたらフラット180度ではもう寝れない。
せいぜい160度の状態で。
ほとんど全員の方がそういう…。
手術受けた方はこのような…。
そっか。
だからやっぱ頭と体がっていうかこれがもうこういうものだって当たり前のようになるまではやっぱりね時間かかるよね。
もし見つかった場合手術以外の選択肢って何かあるんですか?という事でその手術以外の選択肢について次はいきましょう。
チョイスがあります。
ここに一応入れましたけれども今は太田さんは手術をなさって抗がん剤でという事になりましたけどもう一つの選択肢はこれがどういう事になるのか。
これを経験した方そのチョイスをした方をご紹介します。
食道がんと闘った…
2年前内視鏡の検査を受け進行した食道がんが見つかりました。
自覚症状は全くありませんでした
何かつっかえる感じがするかとよく聞かれますけれども全然ないです。
外科的な手術という事で一時は腹を決めた訳です。
これがその時の秋山さんの食道です。
白く盛り上がっている辺りががんです。
大きさ3cm。
手術を受ける事を医師から勧められました
秋山さんは食道の摘出手術を受けるためすぐに入院しました。
手術の5日前担当医師から渡された説明書に目が留まりました。
それを読んで秋山さんは大きな決断をしました
秋山さんの目に留まったのは手術後のあの日常生活の注意点でした
まず細かくごはんを食べるという事。
一日何食も食べる。
それが自分自身で果たしてできるのかなという事と仮にその手術を受けてそういう状態になった時にやはり食べてそれからすぐ動いてはいけない。
体の角度まで書いてあるというのはちょっとショッキングでしたよね。
秋山さんは手術以外の選択肢がないか探しました。
するとある医師から放射線治療の道があると言われました
成功率はどのぐらいあるんでしょうかというようなお話をしたんですね。
そしたら先生のお答えが55%と言われたんです。
55%という数字は私が思ってた数字より高かったんですね。
もっと少ないと思いました。
食道は取ってしまえば再生きかないですからそういう点では…大きく言えば本当に…
手術の4日前秋山さんは治療法の変更を決断しました。
選択したのは放射線と抗がん剤を組み合わせた…
これが秋山さんの治療スケジュールです。
放射線の治療を週5日6週間続けて受けます。
1週目と6週目は入院して抗がん剤の点滴を受けます
これが放射線の治療装置です
先端部分からがんに向かって放射線を照射します
あらかじめがんのある食道だけに放射線が多く当たるよう放射線を当てる範囲と量を計算します
放射線をさまざまな角度から当てがん細胞をたたくのです
体の中にメスを入れなくて済むという事ですから。
社会復帰をするにもそれほど手術のような苦痛がなく社会生活に戻る事もできますしあるいは放射線治療だけであれば入院する必要もなかったりもしますのでそういう意味では社会生活を送りながら治療を受けるという事もできるというのがメリットだと思います。
化学放射線療法を選んだ秋山さん。
その結果は…。
治療の3か月後食道にあったがんは無くなっていました
本当によかったなと思いましたね。
それは。
またものが食べられるって普通に食べられるという事がうれしかったですね。
それとやっぱり…まあ完治ではないですけどもね。
そういう思いはしましたね。
治療から2年が経過。
がんの姿はありません。
今秋山さんの楽しみは23歳の娘さんと共に大好きなアーティストのコンサートに行く事です
武道館行きました。
それは1人で行きました。
楽しいですよやっぱり。
これ…大きな決断されましたね。
まあ今の秋山さんのをチョイスブロックで見てみますと本当は切る気だったんだけれども結局その5日前に方針を変更して摘出からこちらの化学放射線療法へと方針転向という事で6週間かけてまあがんが消えましたと…。
本当よかったですね。
これで切らずに済んだという事。
食道が残ったという事で秋山さんはそれを選ばれた訳ですね。
じゃあ今度はこの化学放射線療法についてスペシャルチョイスアドバイザーに伺いましょう。
どうぞお入り下さい。
よろしくお願い致します。
よろしくお願い致します。
秋山さんの治療を担当なさった先生です。
東京都保健医療公社豊島病院放射線科の渋谷均さんでいらっしゃいます。
よろしくお願いします。
先生これもうちょっと上がりませんか?55%。
もうちょっと。
やっぱり今の医学では大体これぐらいの…?今はそのぐらいだと思います。
でもそれは最終的に治るって割合で一旦消えるっていうのは90%ぐらい消えるんです。
一旦90%で消えたってなるけれどもそこから出てくる分がまだあるっていう…。
二十数%から30%近くが再発するという。
食道がんには比較的化学放射線療法というのは効果的だという事が言える訳ですか?特に口から喉食道というのは同じ消化器系の中でも胃とか大腸なんかに比べまして放射線がよく効くという事。
それから抗がん剤も効く。
…で場所的にきちんと固定されてますので放射線治療がやりやすい場所なんですね。
そういう事で手術と一緒に放射線も大体同じぐらいの価値があるんではないかというので評価されている治療法なんです。
食道がんというのは放射線も効く抗がん剤も効く両方併用すると相乗作用でもっとよく効いてくれるというそういう事で通常それをやっているのが普通。
そもそもどういう人が手術でどういう人が放射線か。
ではここで食道がんの治療をどう選ぶのか紹介しましょう。
食道がんはがんの大きさ深さ転移の可能性などを基準に0から4まで5段階のステージに分けられます。
秋山さんの場合はステージ1手術と化学放射線療法のどちらも選択できます。
治療成績はほぼ同等といわれています。
秋山さんは化学放射線療法を選択しました。
一方食道を摘出した太田さんはステージ3。
手術と化学放射線療法どちらも選択できますが手術の方がやや治療成績がよく標準的な治療のため太田さんは手術を選択しました。
治療の選択はがんのステージに加えて患者の年齢や病歴なども考慮されます
ただ7時間の全身麻酔に耐えられるかどうかっていう…。
ご高齢になるとね。
特に食道がんというのは「高齢者のがん」なもんですからそれを選ばれるというのは…。
やっぱりそれなりの条件があって心臓とか肺とかそういったリスクが…。
まず手術に耐えられますよという方は手術でいいんですけどもやっぱり全員が全員そういう訳ではないので。
そっか。
じゃあ我々が「先生もうこれは切りたいんです」と言っても「いやあなたはやっぱり…」。
ちょっと肝臓が悪すぎてってなると…。
逆の場合もあるって事?「放射線治療やりたいんです」と言っても「あなたはちょっと無理です。
もう切った方がいい」と。
外来ではいつもそう…。
そうか。
残っても次はまだ放射線をもう一回やる事はできないんです。
手術はできるんでだから食道を残したい患者さんでは先に化学放射線治療をやってその効果を見て再発したら手術って考える人もいる。
それでもその放射線治療によって食道が弱ってしまうって事はないの?
(渋谷)あります。
手術のリスクが上がるって事はある?手術のリスクは上がります。
(川田)非常に難しくなりますね。
じゃあその辺のメリットデメリットを…。
それはよう知っとかないとこれ。
大事ですよね。
まずじゃあ手術からいきますとメリットはさっきから言ってる確実に取り除けますと。
全部取ってしまうと。
我々こう目で見ながら取り除けるがんの状態を見ながらどこに転移してたとかじかに見ながらそれを切除できるのとそのがんが実際にどれぐらい広がっていたかを病理検査っていって検査ができるんですね。
要するにどれぐらい進んでてどれぐらい飛び火があったかをより正確に把握する事であなたのがんはどのステージでしたっていう事をはっきりとこの時点で言えると。
なるほど。
実際そのものを見てるから…。
ものを見て確実に「こうです」と。
確実に分かるって事。
「あなたはもう治りますよ」とか「あなたはちょっと心配ですからちょっと抗がん剤を追加しましょう」とかそういう事を言える情報が増える訳ですね。
というようなメリットがあります。
手術のデメリット。
食事のしかたなど日常生活の注意点を守らなければなりません。
また合併症が起こる事があります。
まず声のかすれ。
手術で取り除くリンパ節が声を出す神経の近くにあるためです。
縫合不全。
胃がうまくつながらない事があります。
治療してつながるまでは食事ができません。
胃管え死。
つないだ胃の血流が悪く一部の組織が死んでしまうため再度手術が必要になる事があります。
更に最も起こりやすいのが肺炎です
一番多いのはこの肺炎です。
特に食道がんになる方はたばこを吸ってお酒を飲んでという方が多いので肺がもともと弱ってる方多いんですね。
そういった方に手術の時にこの食道の近くに肺とか気管支とかいう肺をつかさどる所がありますからその周りのリンパを取ってくるとやはりこういった肺炎が非常に起こりやすい。
起こりやすくなるっていう事?あ〜なるほど。
今まで起こらなかったけれどもこの手術によって起こりやすくなる。
ですからこれを食い止めるために患者さんには必ず禁煙をしてもらう。
こういうリスクがあると。
これが手術の場合。
さあ化学放射線療法の場合はどうかと言いますと…。
まずメリットは食道を残せるという。
これは大きいですね。
食道を残す事によってこっちの切ったあとの生活も…。
20度を起こして寝る…というのがなくなる訳ですもんね。
ただ先ほど申し上げましたとおり一旦消えても大体25%ぐらいの人は1〜2年で再発してくる事があるんです。
映像的にきれいになっても1〜2年で再発する。
25%が。
ステージ1の場合再発して治療した人は26%。
ステージ2・3は22%。
再発した場合は内視鏡や手術でがんを取り除きます。
抗がん剤で治療する場合もあります
化学放射線療法の主な合併症です。
食道に放射線が当たる事で起こる食道炎。
肺に放射線が当たる事で起こる肺炎。
治療後放射線の影響で食道が狭くなり食べ物が詰まりやすくなる食道の狭さく。
更に心臓にも影響が出る場合があります
食道の下の方の放射線治療の場合は心臓を通して放射線かけないといけないんですね。
心臓を通さなきゃどうしてもいけないという事ですね。
そうしますと心臓の心膜に炎症を起こしまして水がたまってきたりですね心筋症みたいな症状になる事があります。
そうしますとそのためにわざわざ水を取ったり心膜を開いてやって水を取ってやらないといけない。
そういう事が食道の狭さくよりも頻度は低いんですけどやっぱり起こってしまう事があります。
外から当てるからこうよけてよけて食道だけにっていう訳にいかないんですね。
多分何重かになってる内臓のそこに当たっちゃってそこまで行くって事なんで。
これは難しいね〜。
難しい。
じゃあもう一つ…。
そうですね。
医療費というのは大事ですから。
お金の事も見ていくと。
手術だけの場合3週間入院すると高額療養費制度を利用して月およそ8万円。
化学放射線療法の場合抗がん剤による治療を2週間放射線治療を6週間受けると高額療養費制度を利用して月およそ8万円かかります
どっち選ぶにも本当に難しい選択だと思うんですがしかしその食道がん早期に…この辺りで発見できればもっと簡単な負担のかからない治療を選ぶ事もできると。
そう。
そこで見つけてたら世話ないのよ。
それでいいんです。
そういう方を今度はご紹介します。
早期発見早期治療に成功した…
石原さんは40代の頃から定期的に人間ドックを受けていました
毎年いわゆる健康診断人間ドックを受けてる中でのバリウム検査で結果報告が来ましたらね胃の粘膜がちょっとおかしいから正確に検査を受けなさいと。
それで改めまして胃カメラの検査をお願いしましたら胃は何でもありません。
食道がんですと。
こちらが石原さんの食道です。
上の白くなった部分ががん。
広範囲に広がっています。
しかしがんが浅くとどまっていたためある治療を受ける事ができました
その治療とは内視鏡的粘膜下層剥離術
内視鏡を使ってがんを切除する方法です。
がんの下に液体を注入。
がんを浮き上がらせます。
そして電気メスでがんのある粘膜だけを剥ぎ取っていきます
これが摘出された石原さんのがん。
縦7cm横4cmもある大きなものでしたが無事切除できました
まあこの病気に限らないと思いますけれども本当に…
内視鏡治療の3週間後には仕事に復帰しました
更に趣味のテニスも再開。
手術前と変わらぬ生活を送っています
仕事も遊びもっていうかそれなりに普通の形っていうか前と変わらないような形で今はやってますね。
いや何か本当に改めて医学っていうかお医者さんの技術って本当ありがとうございます。
本当感服致します。
すごいよね!すごい!今までも何かいろんな病気やったけど早期で発見したら本当に完全に助かるっていうか大丈夫やんね。
本当ね〜。
内視鏡で何mmかのを剥がす。
そう。
がんの下に水分入れて剥がして。
あんなペラッと出てきて。
まあ〜すごい!そのあともうテニスボレーし放題みたいな!テニスでもうバッコ〜ンできるよ。
すごいですよ!石原さんの場合はたまたま胃の検査のために内視鏡検査を受けたら胃は何ともなかったんだけど食道がんが見つかったという事でこの検査が有効だったんですがそのあと…。
あの映像見たらかなり広い範囲に…。
ねえ先生もっと奥までもあるって事でしょあれ?でもその内視鏡の治療が可能だったのですっかりよくなられてボレーし放題と。
でも私たちは単純に面積で「うわ〜こんなに!?」って思うけどお話聞いてたら深さが大事なんですね。
(川田)そうです。
深さですね。
だからそれでいうと内視鏡治療が有効ながんというんですかね食道がんってどういう…。
これでちょっと説明して頂くと。
(川田)これは食道の壁を断面図で表した図ですけど大体厚みが3〜4mmっていわれています。
食道の壁の厚みが。
それでこの粘膜上皮固有層そしてここにですね粘膜筋板という筋肉の薄い組織があります。
ここが防波堤みたいになっていて。
そこがボーダーラインっていうか。
(川田)ボーダーラインですね。
ここに達すると食道がんって10%ぐらい転移があるというふうにいわれています。
ですからまずこの段階で見つけてあげる事が必要です。
ここだとほとんど転移がありませんから内視鏡でここだけくりぬいて治ると。
石原さんまさにこのケースになります。
この防波堤を越えると粘膜下層という層があるんですけどその下に筋層というのがあります。
ここは非常に組織が薄いのでここを打ち破るとがんがウワッと進んでいって転移も2割から6割ぐらい…。
ここを越えると軟らかいというか薄いので一気にザッと行くという事ですね。
(川田)ここからは早いんですね。
これで3〜4mmの話ですからね。
これでいったら…。
(川田)大体0.5mmぐらいですかね。
そこで止めとけばいいけど1mm行くと大変な事になる…。
そうですね。
1mm行くともう手術を受けないといけない。
女性の人とかケーキとか食べる時最初すごい丁寧にいくけど越えたらガス〜行くもんね。
そっか。
だから絶対内視鏡胃カメラやってないと気付かない?バリウム検査だとなかなかこれの拾い上げが難しいので先ほどの石原さんも実はバリウムで胃に異常があったといってそれから実際内視鏡受けたら食道がんが見つかった。
しかも7cmの病気があった訳ですから。
この写真を持ってきたのはこれも食道がんなんですよね?
(川田)はい。
どこでしょう?これ色みが全然違うもんね。
(川田)そうですね。
ちょっとピンクが濃い所ですか?ピンク濃いとこって言ったら奥までずっとよ。
そうか。
(川田)やはりここで境界がありますよね。
ここががんの範囲だと思います。
この中?ここですか?
(川田)はい。
ここまさに。
こっち…白い方じゃなしにこのこっちの方。
(川田)がんって血管が結構豊富に造成してるので普通のとこはピンク…肌色ですけどやっぱり赤くなるんですね。
これだとバリウムじゃ分からない?まず分からないと思いますね。
この時の自覚症状というのは何かあるんですか?ほとんどないと思います。
ないんだ〜。
普通にスポーツできて普通にお酒飲めて普通に食べれて普通に声出てる状態?
(川田)はい。
うわ〜怖い!逆に内視鏡やってるとこれがすぐありますよというふうになるので。
もう内視鏡でこれぐらいのが見つかると全然簡単…?簡単に内視鏡で治ると。
これや。
これはお得ですから。
調べてもらわなあかんでこれ。
じゃあお得な内視鏡…。
検査で使われる内視鏡です。
口から入れる経口内視鏡は多くの医療機関で使用されています。
鼻から入れる経鼻内視鏡は細くて小回りが利き一般的に患者の負担が軽いといわれています
(川田)今ですね鼻から内視鏡入れるという非常に細い…。
これが口から入れる内視鏡なんですね。
これが太さが大体9.6mm。
1cm…。
1cmぐらいです。
鼻からが大体5.9mmですからちょっと太いうどんみたいなものですね。
これを鼻から入れてそれで検査をすると。
どっちがうう〜ってつらいですか?明らかにこちらの方が楽です。
鼻の方が?両方やった事あるねんけど口からはしんどいっすよね。
本当?ああ〜。
ずっと言うてる。
痛かったですか?入れたら。
痛くはない。
何かそれ用の薬みたいなのうちますもんね。
(川田)これはうたないんです。
これはそのまま行くんですか?
(川田)こちらは鎮静剤うちますけども鼻からだと全く薬をうたないんですね。
もちろん鼻の麻酔はしっかりやりますけども。
でもシュッシュッてやるぐらいのものなんですよね。
はい。
麻酔をして寝かせるという事はなくてですねだから仕事に次にすぐ行けたりとか。
そうや!何かすぐに行けるよっていって。
俺マジの話やけどこれ鼻からやってほんまにこううまい事入っていけへんかったから助けてあげようと思ってちょっとスッて吸うたら口から出てモニターにお医者さんの顔映ってて。
そういうふうに反転して見るという事はこれはできるんですね。
あ〜そっか。
ベロの奥とかはこの内視鏡じゃないと見えないので。
だから逆にそれはこの鼻から入れるやつのいいところ。
食道がんの方は咽頭がんとか喉頭がんっていう喉の周りのがんと非常に重複します。
大体食道がん患者の10人に1人が口腔がんとか喉のがんになるのでそれを時間かけてゆっくり見るにはこれが最適だと思います。
だから画質も非常によくなってますのでだんだん多分こっちにシフトしていくんじゃないかなと…。
どういう人が食道がんのリスクがあるかという事を…。
大体ね。
大体分かると思いますけれど。
こちらが食道がんのリスク。
お酒を飲む人中でもお酒を飲んで顔が赤くなる人は食道がんになるリスクが高い事が分かっています。
更に喫煙。
野菜を食べない。
そのほか熱いもの辛いものをよく食べる人は注意が必要です
という事で今日は「食道がん」のチョイスでしたけどじゃあまず浜島さんから…。
まあ心配は今ね…年齢としても女性としてもなさそうですけど。
そうですね。
でもまあもし万が一なったら番組の最初は絶対手術100%手術と思ったんですけど手術後のライフスタイルを考えたらやっぱり食べたあと30分こうなるとか横になる時に20度こうなるとか考えたら放射線っていうのもあるのかなとちょっと頭をかすめてますね。
そっか。
ほっしゃん。
さんいかがですか?いややっぱり何か大抵たばこであったりお酒であったりってなるとそれを楽しむためにちゃんと検査しとくのは当たり前の何ていうか…。
それこそ酒飲みとして当たり前のマナーとして検査も抱き合わせでやっとこうやというのは感じましたね。
なるほどね。
自分の楽しみを延ばすためにもそうですし。
やっぱり楽しみのためにねリスクを潰していかないと。
大丈夫だって言って堂々とお酒飲めばいいし。
「毎年検査行くんだ俺は」って決めてたらこんだけ医療が進んだらね第1段階ぐらいやったらサッて内視鏡でできるんで。
そうですよね。
「サッ」ですよね。
…とお二人もおっしゃってるんでじゃあ渋谷さん渋谷さんから見た一番いいチョイスというのは?まあ食道がんの治療になる訳なんですけどもまあ放射線と手術があるというのも効果が期待できる。
若い人ですとやっぱり手術の方がいいんですけども手術ができなくても化学放射線治療で一定の効果を期待できるもんですから手術ができないと言われても化学放射線治療を検討してもいいんではないかというふうに考える。
特に高齢者とか食道をどうしても残したい人とかそういう人はいいかなと。
化学放射線治療で十分効果が期待できるというふうに僕らは考えてますし。
何ら…だから切る事できなくて諦める事はないって事ですよね。
川田さんは?まあ私は外科医の立場なのでやはり手術はすごく大変な治療です。
ただ日本の食道の外科の手術って世界と比べてすごく成績がいいのでもう是非手術を受ける事になったら安心して手術を受けてほしいと思います。
…でそれよりも早くやっぱり少ない負担でという事であれば内視鏡治療がありますから内視鏡治療も世界でトップクラスの治療を提供できますので是非安心して検査それから治療を受けてほしいと思います。
やっぱり周りの人が「危ないよ」っていうふうに言ってあげる事…こういう方はなかなか検査に来ないんですよ。
そっかそっか。
「絶対俺行かね」というふうになってる人が多いので「あなた危ないよ」とかちょっとね晩酌の時にちょっと顔が赤くなってて「ちょっと検査も行った方がいいんじゃない?」と周りが声をかけるだけでだいぶ生存率も変わると思いますので是非声をかけて…。
「あなた飲むんだったら飲んでいいけど検査行って」と。
愛してる奥さんはそう言うてあげて…。
出したらどうですか?居酒屋で。
ビールと内視鏡。
セットでな。
何か7,000円ぐらいのセットでな。
「はい」って。
という事で早期発見早期治療もうよ〜くお分かりになったと思いますが今日最初にご紹介した食道を摘出する手術をした太田さんその後の生活を最後にご紹介しましょう。
食道を摘出する手術を受けた…
それから3年半がんの姿はありません
今年初孫が誕生!手術を受けた事で家族と一緒に過ごす時間の大切さに気付いたといいます
自宅でバランスよく食べるというのは自然な事だなという事に気が付いたというのかな。
食事30分40分かけるとやっぱり自然に話しますよね。
女房とふだん話してないのに多少やっぱり話する。
それも決して…いい事自然な事だと思う。
人生いいもんだと感じてますよ。
本当にいい事ですよね。
「チョイス」。
2014/10/24(金) 13:05〜13:50
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「食道がんをくい止めろ」[解][字][再]
普段ほとんど意識することがない「食道」。がんができても自覚症状はほとんどなく、転移しやすい。そこで食道がんを早期発見し治療するための選択肢を詳しく紹介する。
詳細情報
番組内容
普段ほとんど意識することがない「食道」。がんができても自覚症状はほとんどなく、転移しやすい。そこで食道がんを早期発見し治療するための選択肢を詳しく紹介する。さらに、進行した食道がんが見つかったときの治療では難しい選択に直面する。どのような選択肢があるのか?メリット、デメリットを含めて詳しく紹介する。【出演】星田英利、浜島直子 ほか
出演者
【ゲスト】東京医科歯科大学助教授…川田研郎,東京都豊島病院 放射線科臨床顧問…渋谷均,【司会】星田英利,浜島直子,【リポーター】徳田章,小山径,【語り】佐藤真由美,江越彬紀
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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