団塊スタイル「どうする?離れて暮らす親の介護」 2014.10.24

東京で開かれているあるセミナー。
会場には同じ悩みを持つ人たちが集まっていました。
そこで話し合われていたのは…。
仕事との両立や親元に通う交通費など多くの人が悩みを抱えています。
番組が行ったアンケートでも60%を超える人が離れて暮らす親の介護の「経験がある」または「今後可能性がある」と答えました。
そこで今回は…。
介護保険サービスを使い遠距離介護を行っている家族を取材しました。
そして番組ではどれくらい遠距離介護に備えているかチェック方法を紹介!…など意外な事から離れて暮らす親の状況を知る事ができます。
悩みを抱え込まないための対策をお伝えします。
司会の風吹ジュンです。
国井雅比古です。
今日のテーマは「離れて暮らす親の介護」です。
以前介護を取り上げましたけれども非常に大変ですよね皆さんね。
介護される方もする方もね。
今回は遠く離れて暮らす親の介護。
遠距離介護ですもんね。
もう都会で働く大人はほとんどそうなんじゃないかと思いますね。
ご実家があってというとそうなりますよねきっと。
そんな介護が可能なんですかね?今日は考えて参りたいと思います。
ゲストをご紹介します。
女優の秋本奈緒美さんです。
どうぞ。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
秋本さんは長野県松本にお母様が?そうです。
母が今一人暮らししています。
近くに妹が住んでましておかげさまでとても元気です。
おいくつですか?今77ですね。
お元気ですね。
はい。
ただこれを機にいろいろ考えていきたいなと思っておりますが。
一緒に悩んで下さい今日は。
はいよろしくお願い致します。
ちょっとこちらをご覧頂きたいと思います。
こちらNHKネットクラブで調査したものです。
これまでに遠く離れて暮らす親の介護をした事がある人あるいは今している方の悩みを聞いたところこのように出ました。
さまざまな事なんですね。
こういう結果が出てますが。
私たちみたいな仕事をしていると急に対応する事がとても難しいんですよね。
それがやっぱり一番心配です。
何かあった時にすぐ行けるのかというのが。
じゃあそのアンケートに寄せられた具体的な声を聞いてみましょう。
番組でアンケートを行ったところ900件を超す回答が寄せられました。
離れている事で大きくのしかかる…。
そして経済的な悩みの声も多く寄せられました。
大変そうですね。
いろいろなものが負担になってくるというかもちろんね健康の事も心配ですけどもそれに伴って自分自身の事とか家族の事とか。
それから費用も大変そうですよね。
切実ですよね。
悲鳴が聞こえてくるようなね感じがしますね。
そうですよね。
さて今日は遠距離介護に詳しいジャーナリストの太田差惠子さんにお越し頂いております。
よろしくお願いします。
太田さんは18年前から遠距離介護者をサポートするNPO法人を主宰。
セミナーやインターネットを通じて介護に役立つ情報を提供しています。
遠距離介護で悩んでらっしゃる方多いようですね。
そうですね。
やっぱりいつ始まるか分からずまた始まってしまうといつまで続くのか分からないというようなところで悩みとか不安とかを抱えている方はとても多いですね。
しかも100組いれば100通りの親子の関係によって正解というものがないというところが余計に悩みを深めていくような気がします。
さて今日は実際に遠距離介護をしている方と電話がつながっています。
お話を伺う前にまずはこちらのVTRをご覧下さい。
番組のアンケートに答えてくれた…多い時には月に3回…現在東京に住んでいた兄が実家に泊まり込み兄嫁仕事を持つ妹と4人で分担をしながら介護を行っています。
こんにちは。
よろしくお願いします。
・こんにちは。
よろしくお願いします。
介護をされてどれくらいの期間になるんでしょうか?・はい。
最初は2人で何とか生活していた時期があって・その時やっぱり心配だったので通い始めたという感じなんですが。
・その時から数えるともう10年くらいになります。
長いですね。
・最初は兄も妹もフルタイムで働いてたので・私がお医者様にかかる日にちを合わせてとか・あと用事がある時に月に2回くらいは通っていました。
今一番悩んでいる事一番困っている事は何でしょうか?・やっぱり両親のね体調が昨年2人とも体調を崩して・交互に入院したりしたもんですから・もう2人ではおいておけなくなるくらいになってしまって・子供たちと兄嫁と全部で4人でやりくりして介護をしています。
例えば兄嫁さんには何か気を遣われる事もあるんですか?あなたが?・ずっと一緒に住んでいた訳ではないので・どうしても2人ともリハビリパンツをはいてますけど・やっぱり失敗したり・ずっと取り替えたりしないでいると臭うし・気の毒だなってやっぱり思います。
あなたが静岡の方へ行くにはどのくらいお金がかかる?・1回ですかね?ええ。
・1回は1万ちょっとかかるんですけれども・やっぱり何度も行くと多い時は・月4〜5万かかった時もありました。
何か施設もありますよね。
そういった事は考えなかったんでしょうか?考えられないんでしょうか?・ショートステイもね利用しています。
・長期に利用した事があるんですけれども・その時に月に40万ぐらいかかった時もあったんです。
・それではちょっと経済的に大変なので・私たちの都合の悪い時に・ショートステイを利用するようにしています。
・でも父はやっぱり家にいたがるんですね。
・だから申し訳ないと思いつつ利用しています。
・この中で誰かが病気やけがをするとね・1人の人の負担が多くなっちゃうので・やっぱり大変だと思います。
・みんなで相談してねみんなで仲よく実家に出入りして・私たちも元気でいないとね介護ができないので。
もう本当に今伺っているだけで大変だろうなと思いながらどうもありがとうございました。
失礼しました。
・どうもありがとうございました。
失礼します。
秋本さんいかがですか?電話の内容を聞いて。
ホントにご苦労されてますけどもご兄弟とお兄様のお嫁さんと協力体制もすばらしいなと思いまして。
あと聞いてて思ったのは遠慮しちゃいけないんだなって。
続くためにはそういった事もコミュニケーションのうえでちゃんと事情を言うとかそういった事は大事ですよね。
大事ですね。
でも10年ですか。
ご両親お二人。
いろいろな局面でいろんな問題が絡んでくるんですね。
やっぱり皆さんおっしゃるのは安否の確認緊急時の対応どうしたらいいのかという事で自分の知らない所でもし親が倒れていたらどうしようかとか親は何かあった時に「何かあったよ」って連絡できるんだろうかというようなところで悩みます。
更に今の方もそうでしたけれども交通費の問題はとても大きなものですね。
介護の場合緊急に対応しなきゃいけない事があります。
倒れたって言って飛行機とかでも事前に予約したら安くても明日帰ろうと思ったらすごいお金がかかったりとか。
そういう事でやはり交通費の負担というのは大きくなって参ります。
それから今の場合にお父さんはショートステイがあまり好きではないというような。
やっぱり親と子供というのは価値観が全然違ってきますので子供の方からすると「今の考え方はショートステイ使うの」とか言ってしまいそうになる訳ですけれどもでも親の時代にはそういうものもなかったかもしれないし現役だった時代ですね。
考えが違うという事でやはりそこの葛藤みたいなものも大きくなって参ります。
親だけじゃなくて今の方は本当にごきょうだいですごくいい関係保っていらっしゃいましたけれども中にはご夫婦とかごきょうだいとかでも考え方が違ってまた親に対する気持ちには温度差がある事がやっぱりあります。
さて番組でこれから遠距離介護の可能性のある方に「親の介護が必要になったらどうしますか?」と聞いたところこのようなアンケートの調査結果が出ています。
決めていないという人がやっぱり多いんですけれども一体どうなるのかという事先に対してのこれからに対してのイメージをつけにくいんだと思います。
今8%ずつでしたが呼び寄せるとか実家へ帰るという。
それはある意味で端的で分かりやすいんですけども。
いやかなり難しそうですよね。
本当にうちの母もそうですけれど住み慣れた所から離れたくない。
一度妹が「一緒に住もう」って言った事があったんですけども父が亡くなった時に。
5分と離れてない所なんですね妹の家と。
それでも母は「ここがいい」って言って1人で今暮らしてるんですけれども。
そうですね。
今おっしゃったとおりやはり「住み慣れた所が」という親がやっぱり圧倒的に多いんじゃないかなと思います。
呼び寄せてもですね子供は結局仕事で出払うとか仕事じゃなくても何やかやと用事で出払う。
そうするとそこに親だけが残るというような事になってしまいます。
更にもしUターンしようと思った場合自分の生活はどうなるの?と。
仕事もそうですし自分はこちらの生活住み慣れた今の生活がある訳で「それを全部捨てていくの?」というところで簡単じゃないしご結婚してらっしゃる方だと配偶者は「一回も住んだ事のないよそこの家なんて」という事かもしれませんし住宅ローンを抱えてらっしゃる方もいらっしゃる訳です。
その方がその住宅ローンを払っていないのに「向こうに帰るの?」とかなるとやはり問題は山積みというか。
その世帯の家族全員の人生に関わる。
そうですね。
問題が多すぎてどうしたらいいのか分からなくなっちゃうんですがこれからホントに可能性のある人遠距離介護をどう考えていったらいいんですか?私は遠距離介護介護もそうなんですけれども「プロジェクト」だというふうに考えています。
プロジェクト?ちょっと仕事感覚で。
もちろん親への気持ちからやる事はやるんですけれどもちょっと仕事感覚でビジネス感覚で情報収集をしっかりして更に親の地域でネットワークを築く。
親を誰と支えていくのか。
家族だけで支えるんではなくていろんな人に関わってもらう。
プロジェクトだと考えてやっていくのが必要だと思います。
では具体的にどれだけ備えられているのかこれから紹介する項目をチェックしてみたいと思います。
皆さんは離れて暮らす親の介護に備えていますか?これから挙げる7つの項目をチェックしてみましょう。
最近ね膝の調子が悪くてね外に行くのがおっくうなのよ。
母さん大丈夫か?う〜ん。
息子がね調子悪くなったら近くに引っ越して来いって言うのよ。
それであなたはどうしたいの?知らない所にはねえ…。
今度一緒にカラオケに行きましょうって誘われたんだけどあなたもいらっしゃる?カラオケ?行きたい行きたい!今日は調子が悪いわ。
おはようございます。
おはようございます。
ねえ今日燃えるごみの日でよかったのかしら?大丈夫ですよ。
あらこんにちは。
いつもお世話になってるの。
いつも母がお世話になりましてありがとうございます。
こちらこそお世話になってます。
ありがとう。
気軽に立ち話をできる人がいるなど…。
そして最後のチェックはこちらです。
お母さんに介護が必要になったらどうする?2人とも離れて暮らしてるしな。
日頃からコミュニケーションをとるなどして…。
さああなたのチェックポイントはいくつになりましたか?さあ秋本さんのチェックはいかがでしょう?いくつつきましたでしょう?私はこういう…。
親は具合悪い時なかなか連絡してこないですね。
いつまでたっても娘だと思っているのでもちろん。
心配かけたくないと言って。
実家のゴミ収集場所や分別方法は私は知らないんですよ。
きょうだいとは上手に分担できるかなと思ったんですけどどうももし何かあったら私は妹に頼りっぱなしになってしまうんではないかと思っちゃいますね。
一つ分からない事があるんですけどこの質問の中で。
ゴミの分別方法収集場所。
このチェックがどんな関わり合いがあるのかちょっと分からなかったんですけども。
はい。
今自治体によってゴミの分別ってすごく違いがあります。
こちらのもし…生活でそんなに分別がなかったとしても故郷にはものすごくあるかもしれないし結局ゴミ出しができなくなるという事が結構あるんですよね。
ご高齢の方分別が難しいがゆえに。
それは親の体調の異変が起こっているというようなチェック確認というような事にもなりますし早め早めに手だてが打てるというような事ですね。
実際私がそれを知ってる知らないではなくそれを通して母なり父がどのような状態にいるかって事が分かるって事ですか。
そうですね。
はい。
あと親の友人の名前を知っているといった事はどういうふうに役に立つんですか?きっと子供が親のお友達の名前を知らなかったら親がそんなに友人関係の事をしゃべらないと思うんですね。
誰々と一緒に買い物に行ったとかあるいは友達の誰々が今体調悪くてねとかそういう日常の会話をおそらく子供が名前を知らないと言っても分からないなと思って言ってこない。
言ってくる事によって今の親の生活状況が大体把握できますね。
さっき秋本さんもおっしゃったけどあまり親からは電話かかってこない?ふだん何気ない話は電話してくるんですけどいざ風邪ひいたとかっていうと変に遠慮して電話かかってこない事が多いです。
心配かけまいとして。
あと忙しいと思って電話しなかったとかいう事が。
分かるよね。
親の気持ちになってみりゃ。
子供になるべく心配かけたくない。
そうですよね。
常日頃から親に何かあったら何かなくても気軽に電話してきてねという一声をかけておくだけでも随分状況は変わってくると思います。
これはいくつ以上チェックできればいいんですか?できれば全てチェックできればいいと思うんですけれども大切なのはこれから親とのコミュニケーションを増やしていくというような事だと思いますしコミュニケーションを増やしていく事によっておそらく一つずつ確認できる事なんじゃないかと思います。
また介護には大事な問題ですが費用お金がかかりますね。
交通費含めてさまざまな…これはどうしたらいいんですかね。
親子でもお金の話というのはなかなかしづらいというのが本当のところなんじゃないかなと思うんです。
けれども子供の生活もちゃんとして生活が成り立ってこそ介護ができるという事ですのでお金の状況を聞きにくくても少しずつコミュニケーションを増やす事によって確認をしていくというような事は大事だと思います。
なかなかその辺は難しいね。
でも実際親の通帳預貯金などがどこにあるのかとかですね。
そういう事をなかなか聞きづらいですけれども突然お金の話だけしようと思ったらそれは聞きづらいんですけれども先ほどのようなコミュニケーションを積み重ねていく事によってこの子は私たちの事を心配して聞いてくれてるんだという事もだんだん分かってきますのでコミュニケーションを重ねたうえでお金の事を聞くという事も大事なんじゃないかなと思います。
そしてきょうだいともそういった情報をしっかり共有していくというような事が必要になってくると思います。
実際今度介護が始まるとなっちゃったらどうしたらいいんですかね?是非地域包括支援センターという所へ行って頂きたいと思います。
厚生労働省が管轄している介護などの相談窓口です。
全国の自治体地域ごとにありますのでそちらに行って頂きますといろんな情報を入手する事ができます。
相談にも対応して頂けます。
秋本さんご存じでした?地域包括支援センターって。
知らなかったです。
初めて聞きました。
ちょっとこちらをご覧頂きたいと思うんですけどもね。
番組でこの「地域包括支援センター知っていますか?」と7割以上の方が「知らない」「よく知らない」という答えだった。
そこで地域包括支援センターについて取材してきました。
ご覧下さい。
地域包括支援センターとは一体どんなところなのでしょう?その一つ群馬県前橋市にあるセンターを訪ねました。
すいませんこんにちは。
どうぞ。
迎えてくれたのは…。
地域包括支援センターには相談窓口が設置されていて職員が介護などの悩みを聞いてくれます。
大きな特色は専門職がいるという事です。
3名の専門職がいるという事が大きな特徴だと思います。
地域包括支援センターは…その多くは社会福祉法人や医療法人などに設置されています。
親から離れていてセンターに来る事ができない人のために…他にも離れていては気付きにくい地域の介護予防の取り組みや住宅改造の補助といった自治体の福祉サービスなど役に立つ情報を提供してくれます。
そして家族に代わって介護保険の申請を行ってもらえます。
介護保険サービスの内容や介護プランを立ててくれる…介護保険サービスを活用して離れて暮らす親の介護をしている人を訪ねました。
こういう感じで生活してます。
6年前に転倒で脊髄を損傷し要支援2の認定を受けています。
長女の晃子さんは母を支えるため当初は自宅から毎日往復2時間をかけて通っていました。
家族を支えたのは…どうぞ。
おはようございます!現在週に2回ホームヘルパーに掃除や洗濯料理などの家事を手伝ってもらっています。
そのため長女の晃子さんが通うのは週末だけでよくなりました。
ホームヘルパーが親と接する事で家族にとって重要な情報が伝わってくると言います。
「食欲がないんだよね」って言うと「おにぎり握りましょうか」ってこんなの握ってくれる。
特別に体調の悪い時は長女の晃子さんにケアマネージャーなどを通じて知らせてくれます。
家族だけで抱え込まず地域の窓口に相談する事で離れて暮らす親の介護を続けられるヒントがあります。
ちゃんと気楽に相談できる所があるんだって分かるだけですごく楽になる方が多いと思うんですね。
頼っていいんですね。
頼っていいんですね。
さてここからはVTRに登場して頂いた山田圭子さんに参加して頂きます。
よろしくお願い致します。
包括支援センターについてもう少し詳しく教えて頂きたいと思うんですが。
はい。
まずこの支援センターというのは遠距離介護でどんな事が期待できるんですか?センターに。
そうですね。
遠距離介護だけではないんですけれども総合相談窓口というのが私たちのキャッチフレーズになりますのでどんな相談でもお受けするという事になりますので遠距離介護の方であろうとまた他のご心配事を持っている方であろうとご相談を頂いております。
包括支援センターは平成18年にできたんですね。
市町村が直営でやってる所とそれから委託という形で社会福祉法人であるとか地域によってはNPO法人がやっている所もあります。
地域によっては何とか「さわやかセンター」であるとか「すこやかセンター」であるとかという名前をつけている所もありますのでさまざまな形があるんですね。
一緒に面談をさせて頂いて訴えを聞かせて頂いてどんな事をお答えしたらいいかという事を我々も考えながらそして具体的な支援の方法が必要であればその具体的な支援の方法も例えば資料であったりとかそれからどこからか入手をしてお渡しするというそんな方法もとっています。
確認しておきたいんですけども支援センターの方は介護の実際の事業をなさる所ではないんですよね。
はい総合相談窓口というのが…。
相談なのね。
ですから実際の介護をする所におつなぎするその間と考えて頂ければいいんですが例えば介護保険を利用した方がいい方それから自治体でやっておりますいろんな福祉サービスありますのでそちらの方がいい方それからまた地域でサロン活動というのもありますのでそういった地域での活動がいい方それぞれをご相談の内容を伺いながらつなげていくという形が包括支援センターの大きな役割だというふうに思います。
今日のテーマは遠距離の介護なんですけどもそういった相談は具体的に何かありますか?はい年末年始であるとかそれからお盆であるとか帰省をされた方たちからふだん日頃離れているんだけれども久しぶりに来たらちょっとびっくりと。
これからどうしていいか分からない。
でもここにいられるのは1週間しかいられないので短い期間の中で相談をしたいというご相談が入る事が多いです。
例えば私は今東京に住んでいて長野なんですけども母が。
何かあった時というのは東京のそこのセンターに相談しても大丈夫なんですか?それとも長野は長野の支援センターに相談しなくちゃいけないですか?基本的にはお母様お父様がお住まいの地域に相談して頂く方が早く情報が入ると思うんですけれども「松本の何町なんだけれどもここの担当する地域包括支援センターはどこなのか」というのを聞いて頂けると自治体の方に問い合わせるとかをして情報提供します。
まず自治体の介護保険担当窓口か福祉の窓口に地域包括支援センターって聞いて頂ければお宅の地域はこういう名前ですよとかここの法人が設置していますよとかあとは行政のホームページを見て頂けるとそこに一覧表が載っております。
これはホントに利用すれば非常に便利ですね。
何を相談したらいいか分からない人間が多い中でどうその役割を考えてますか?やっぱりすごく離れて暮らす子にとっては役立つ頼りになる存在だと思います。
でも介護が始まってから使う所なんじゃないかなとか考えてる人が多いんですね。
でも親に老いを感じ始めたらまずは親の地元の地域包括支援センターどんな感じのどこにあるのかなとちょっとのぞいてみるといいんじゃないかと思います。
何か相談にもすごく時間がかかりそうですけどそういった費用とかそういった事も心配しなくていいんでしょうか?全くありません。
無料ですか?はい全くです。
山田さんね今日は離れて暮らす親の介護を見てきましたけどもどういう事を心構えとしたらいい?そうですね持たれてる不安って2つあるんだと思います。
一つの不安というのが先が見えている不安。
ですからその場合だと具体的な方法を一緒に考えるという事がまずだと思うんですね。
どうしたらいいかという事ですよね。
それからもう一つは先が見えない不安というのもあるんですね。
それは私たちのような地域包括支援センターに来て頂いてその不安をしゃべって頂く。
口に出して頂いて誰かと相談するというそういう場を持って頂けるといいなというふうに思います。
太田さんいかがですか?やっぱりこれから遠距離介護をしていかれるなかで万々歳の遠距離介護というのはないと思うんですね。
そんなに何もかも親も自分たちもみんながハッピーなんていう事はなかなか起こらない。
その中で少しでも親も自分たちも笑顔になるにはどうしたらいいのかという事を考えながらそしてさっきも申し上げましたけれどもプロジェクトと考えてこういう地域包括支援センターなど味方になってくれる所はいっぱいあるのでプロジェクトの一つになってもらうという事で一緒にやっていくというような事を考えていけばきっと何とかなるしやっている人はいっぱいいらっしゃいますのでできるんだと思いながらやって頂く事がいいと思います。
秋本さんどんな感想をお持ちですか?何も分からずにおりました。
介護の事ホント正直言って何も考えてなかったんですね。
ただ今日こういう番組に出させて頂いていろんな考え方があるんだなという事がまず分かりました。
漠然と思っていただけだと不安だらけでしょうがない事が一つずつ「そんなに頑張らなくていいんだここに相談できるんだ」という少し明るいものも見えてきたりして何でしょうね…頼っていいんだという事はやっぱりすごく大きかったです。
介護を前提としてでなくても毎日母に電話しようと思いました。
コミュニケーション大事ですよね。
大事ですね。
どうも皆さん今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
今日のお茶は?今日のお茶は…実はないしょなんです。
いい色が出てますね。
そうなんですけど是非。
これ前にあるのこのお茶ですか?このお茶なんですがさあどうぞ。
何のお茶だか当ててみて下さい。
どうです?ん?これは…とうきび。
とうもろこしの感じかな。
すごい非常に香ばしい香りがして。
当たりです。
当たり?よく当たりましたね。
さすがですね。
コーンティーなんです。
韓国の伝統的なお茶なんですけどコーンを干して煎ってそして砕いてお湯で煎出する。
鉄分も豊富で繊維もとれるしとても体にいいお茶です。
では続いて…今日は瀬戸内の海に魅せられた方の投稿です。
VTRでご覧下さい。
兵庫県姫路市に住む…月に5回趣味の釣りに出かけています。
若い頃から船が好きだった野さん。
化学メーカーに勤め製造部門などを担当し60歳で定年退職。
その後若い頃に取っていた海技免状を生かし船会社に再就職。
5年間タンカーの船長などを務めました。
今は仕事を引退し中古の船を走らせ釣りを楽しむ野さん。
自慢の釣り方は糸を手で操り魚を釣る手釣りと呼ばれる方法。
このような針と仕掛けが付いた糸を垂らし絡まないよう巻き上げます。
それがいい運動になると言います。
釣りの楽しみは他にもあります。
釣り仲間との出会いです。
この日釣れたのはアジなどの小魚およそ30匹でした。
家に帰ると取れたての魚を早速調理します。
調理した魚を近所の人たちにおすそ分けするのも楽しみの一つです。
釣りは健康だけでなく近所との交流にも役立っています。
野さんにとって瀬戸内海は暮らしを豊かにしてくれる自然の恵みです。
いいですね。
羨ましいですね。
趣味を生かして健康的な生活おいしい生活しかも。
化学メーカーに勤められてからタンカーの船長って大変な変身ぶりですね。
よほど海が好きなんですね。
ていうか船が好きっておっしゃって。
海が好き船が好きどっちが先なんでしょう?79とはとても思えない。
お元気ですよね。
やっぱり何か趣味に打ち込んでると若々しい。
生き生きして明るく楽しそうですよね。
「私の団塊スタイル」では皆さんから写真とお便りを募集しています。
趣味とか仕事に打ち込んで輝いてる姿を是非お寄せ下さい。
皆様からのご投稿お待ちしています。
待ってま〜す。
さて今日は遠距離介護。
介護ねもうとっても大変そうですよね。
皆さん最初のビデオ見てるとホントに切実な問題でどうしていいのかという。
でも早めにいろいろ知っておくと…。
抱え込まないでね自分たちだけで悩んでないで。
それからアンケートの中に読んでいましたら介護が終わったという方もいて。
10年とか。
でも自分たちは一生懸命やったという充実感もあるという声を聞くと今大変だろうけど頑張ってほしいな。
頑張ってほしいですね。
いい思い出になるし。
最後の親孝行っていうとちょっと厳しいですけどやっぱりそうですよね。
頑張って頂きたいと思います。
コーンティー当てましたね。
ちょうどいいですね。
秋の夜長にね。
2014/10/24(金) 11:00〜11:45
NHKEテレ1大阪
団塊スタイル「どうする?離れて暮らす親の介護」[解][字][再]

今回のテーマは「離れて暮らす親の介護」。厳しい現状を紹介しながら、どのように備え、どのように対応すればよいかを伝える。「地域包括支援センター」の活用法も伝える。

詳細情報
番組内容
今回のテーマは「離れて暮らす親の介護」。厳しい現状を紹介しながら、どのように備え、どのように対応すればよいかを伝える。ポイントは、親の現状を知るための情報収集や介護の時に離れて暮らすきょうだいなどとネットワークをしっかり築くこと。さらに、全国各地域に設けられている「地域包括支援センター」の活用法を紹介。専門家の解説、チェックリストなどを使い多角的に伝える。【出演】秋本奈緒美 ほか
出演者
【ゲスト】秋本奈緒美,【解説】介護・暮らしジャーナリスト…太田差惠子,前橋市地域包括支援センター西部…山田圭子,【司会】風吹ジュン,国井雅比古,【語り】町田政則,【出演】前田郁,若狭博義,坂本雅子ほか

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:23439(0x5B8F)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: