(左千朗)《あっ…あっ》
(四季の悲鳴)
(四季の笑い声)
(男性)殺害されたのは工学博士の真賀田左千朗さんとその妻で言語学者の美千代さんです。
警察は真賀田夫妻の14歳の長女が両親をナイフで刺したものとみて現在取り調べを行っています。
(女性)殺人容疑で逮捕された14歳の少女は9歳でアメリカのプリンストン大学に入学した後11歳で博士号を取得。
12歳からMF社の主任エンジニアとして活動を始め天才プログラマーとして世界中にその名を…。
(男性)真賀田夫妻殺害事件の裁判で神奈川地方裁判所は当時14歳だった長女が心神喪失状態にあったことを認め無罪を言い渡しました。
(四季)《165に3,367を掛けると幾つかしら?》
(萌絵)《55万5,555》《どうしてこんな計算を?》《あなたを試したのよ》《計算のできる方だと思ったから》《でも7の掛け算が不得意のようね》《別に不得意ではありません》《7は好きな数字です》《7は特別な数ですものね》《数字の中で7だけが孤独なのよ》《あの…》《博士は15年間もこの研究所の地下に閉じこもっていらっしゃいますよね?》《どんな変化がありましたか?》《私は自分の自由意思でここにいるわけではありません》《真賀田博士なぜご両親を殺害したんですか?》《お人形がやったのです》《お人形?》《人形が人を殺したのですか?》《さあ》《どこかへ行ってしまいましたね》《動機は何ですか?》《お外で遊びたかったのかしら》《そんな動機…》《あなたも私と一緒ですね》《えっ?》《両親が目の前で殺された》《嫌〜!》《あれは事故です》《4年前あなたはその事故を見たのですね?》《はい》《あなたは泣きましたか?》《はい》《そこに犀川先生もいた》《犀川先生をご存じなのですか?》《あなたは犀川先生が好きなのですね?》《犀川先生は父の研究室の学生でした》《私は小さいころから犀川先生を見ています》《大変頭の良い方で発想が柔軟です》《尊敬に値します》《答えになっていません》《答えはイエスです》《犀川先生が私に会えとおっしゃったのね?》《いいえ。
私の独断です》《私はただ真賀田四季博士に興味があったのでここに来ました》《素直な方ね。
よろしい》《あなたに与えられた面会時間は残り13秒ですがもう少しだけ質問を許しましょう》《あなたは…》《誰ですか?》《あっ…これは驚きました》《それが人間の思考の切れ味というものなの》《あなた今それを急に思い付いたでしょう?》《素晴らしい》《それが機械にはできません》《私が誰かなんて質問人工知能には思い付きませんものね》《あの…》《私は真賀田四季です》《西之園萌絵さんあなたにお会いできて楽しかったわ》《あっ待ってください》《博士またお会いできますか?》《あなたへの興味が失われなければ》《あるいは…》《いつ?》《全てがFになったら》《F…》
(犀川)本当にその扉の向こうに真賀田四季博士はいるのかな?裁判の後15年間一度も外に出ていないみたいですよ。
僕も会えるもんなら会ってみたいよ。
世界最高の頭脳を持つ真賀田四季博士にね。
えっすぐそばまで来てるじゃないですか。
えっ?ほらもう見えてきましたよ。
しかし本当にゼミ旅行のキャンプで真賀田研究所がある島を使わせてもらえるとはね。
言ったじゃないですか。
「私の叔母さまのご友人のご友人が研究所の所長さんだ」って。
はいはい。
あっ2人だけなら研究所内を見学させてくれるそうですよ。
ちょっちょっ…西之園君。
あの島は真賀田家の私有地で研究所しかありません。
船の定期便もないので研究所の許可がなければあの島に入ることもできないそうです。
今でも博士は研究所の頭脳として全ての開発のプロジェクトを統括してるそうです。
あっそれこそアメリカの国防総省とかもクライアントなんですって。
あの研究所の地下に真賀田博士がねえ…。
フフ。
真賀田博士に会えたらサインでももらいますか?ハハハ。
もしそんなものが手に入ったらスミソニアン博物館に寄贈しよう。
フフ。
うっ…。
だっ大丈夫ですか?ちょっとヤバい。
犀川先生?大丈夫ですか〜?
(浜中)うわハハハ…!すげ〜!
(学生)うわすげえ!
(浜中)いや〜島でキャンプってもう勉強なんてできないですよね先生。
先生。
あれ?あっ犀川先生なら西之園さんと一緒に研究所へ挨拶に行きましたよ。
えっ?いやそういうことは幹事の僕に言ってくれないと。
あれ?携帯つながらない。
(浜中)ヤベえホントだ。
いってえ!
(国枝)運んで。
すいません。
あ〜…。
先生大丈夫ですか?ああ。
あっ…。
何だか孤島の監獄みたいですね。
なるほどね。
天才を地下に閉じ込めて頭脳を独り占めしてるってわけだ。
行こう。
はい。
(島田)駄目です。
何度送ってもやっぱり反応ありません。
(山根)真賀田博士聞こえますか?博士。
(望月)あ〜やっぱり何かあったんじゃないか?病気で倒れてるとか。
長谷部君扉は?
(長谷部)やっぱり駄目です。
開きません。
ハァ〜困ったな。
所長にも連絡つかないし。
(デボラ)正面ゲートにお客さまがいらっしゃっています。
(山根の舌打ち)
(山根)こんなときに…。
(山根)はい。
あっ今日見学のお願いをしていた西之園と申しますが新藤所長はいらっしゃいますか?すぐに参りますので中のロビーでお待ちください。
酔い止めないかな?
(デボラ)お待たせいたしました。
お入りください。
(デボラ)タッチパネルに右手を当てお名前を言ってください。
西之園萌絵。
おっ…すごい。
ああ。
犀川創平。
(デボラ)西之園萌絵さま犀川創平さまをゲストとして登録しました。
研究者たちは何人くらいいるんだろうな。
50人ほどだって言ってましたよ。
みんな自分の部屋にこもって研究してるんですって。
(山根)お待たせしました。
副所長の山根です。
神南大学の犀川です。
西之園です。
新藤所長は?あっ…あいにく外出中でして。
でもお二人のことは伺ってますのでどうぞこちらへ。
失礼します。
デボラ起きている全員にコール。
お客さまをご案内できるスタッフをピックアップして。
(デボラ)認識しました。
えっ?デボラというのは?この研究所の全てを管理してるコンピューターシステムです。
へ〜。
あっ…えっ?えっ何ですか?あれ。
あれは「P1」という運搬用のロボットです。
デボラに言えば指定した場所まで荷物を運んでくれます。
へ〜。
なるほど。
研究者たちは誰にも会わずに仕事に没頭できるというわけですね。
ええ。
やりとりはメールやモニター通話で済みますし会議は全てそれを使ってオンラインで行います。
へ〜。
バーチャル空間で会議するんですね。
何だか息が詰まりそうですね。
まさに理想的な職場だ。
無駄な会議ばかりしてる大学にも見習ってほしいよ。
んっ?んっ?
(着信音)失礼。
(警報)どうした?副所長大変だ!真賀田博士からの緊急コールだ!何だって?すぐ行く!
(警報)
(望月)副所長!
(警報)長谷部君扉は?
(長谷部)駄目です!やっぱり開きません!
(山根)島田さん奥さまを呼んで。
それから弓永先生も。
(島田)もうお呼びしてます。
・
(ドアの開く音)
(裕見子)どうしたの?いったい。
(山根)真賀田博士からの緊急コールです。
しかし原因不明のシステムエラーで扉が開きません。
(裕見子)えっ?
(望月)中に入るには扉を壊すしか…。
(山根)そんなの無理だ!
(裕見子)所長に連絡は?連絡してますがつながりません。
どうしますか?所長の許可を待ってる時間はありません。
ちょっと待って!
(山根)緊急事態なんです!奥さま!・
(ノイズ)
(山根)どうした!?
(島田)分かりません。
(長谷部)ドアが開きます!
(山根)直ったのか!?いや僕は何もしてません!勝手に…。
(山根)デボラ照明をチェック。
(デボラ)異常は認識できます。
ウエディングドレス?
(山根)博士?
(裕見子)四季さん私よ。
大丈夫?
(山根)博士どうしたんですか?
(裕見子)駄目よ…。
四季さん出てきちゃ駄目。
四季さん…。
(警報)
(デボラ)予期しないエラーです。
予期しないエラーです。
予期しないエラーです。
予期しないエラーです。
予期しないエラーです。
予期しないエラーです。
(裕見子)四季…。
(デボラ)予期しないエラーです。
予期しないエラーです。
(裕見子の悲鳴)
(デボラ)予期しないエラーです。
予期しないエラーです。
予期しないエラーです。
予期しないエラーです。
予期しないエラーです。
予期しないエラーです。
予期しないエラーです。
予期しないエラーです。
予期しないエラーです。
予期しないエラーです。
あっ誰か止めて!P1に載っています!デボラP1を止めろ!再起動!エマージェンシーリセット!
(デボラ)全システムを強制再起動します。
・
(足音)・
(弓永)どうしたんだ?真賀田博士が…。
(弓永)えっ?博士が?
(弓永)うわ!
(弓永)死んでいる。
いったい何が!?
(山根)P1に載って博士が部屋の中から…。
これは…!
(デボラ)再起動は正常に終了しました。
おい博士の部屋のドアを閉めろ!急げ!
(長谷部)はい!弓永先生どうしたんですか?真賀田博士は殺されたんだ。
博士の遺体は手足が切断されている。
(山根)じゃあ犯人は…。
犯人はあの中にいる。
(浜中)あ〜犀川先生と西之園さん遅いな〜。
そうですね。
もうさ間違いなくあの2人デキてるでしょ!だっていつも2人で一緒にいてさ何か…いってえ!手動かして。
すいません。
真賀田四季博士が死ぬなんて…。
何でこんなことに…。
山根さん奥さまにはお部屋で休んでもらうよ。
あっはい。
(弓永)さあ。
あの人は?ああ…新藤所長の奥さまです。
この前来たときにご挨拶しました。
(山根)とにかく警察に連絡しよう。
(山根)あれ?島田さん電話使える?
(山根)メールは?
(島田)メールも使えません。
ネットも駄目です!
(山根)長谷部君設備確認して。
(長谷部)はい!
(長谷部)えっ?通信設備もケーブルにも異常はありません!
(望月)所内の通信は正常だぞ。
どうしたんですか?
(山根)あっ…。
外部への連絡が取れないんです。
メールも電話も。
(長谷部)どうしますか?これじゃ警察に連絡できません!
(望月)長谷部落ち着け。
原因分かんないのか?
(島田)デボラの通信システムの異常だと思いますけど。
(山根)こんなときにいったいどうなってんだ!誰かが意図的に通信システムを遮断した可能性はありますか?それは無理です。
デボラは真賀田博士が開発したんですよ。
セキュリティーは完璧です。
外部からの侵入は不可能です。
では内部の人間なら?えっ?例えば所員の誰かがウイルスを仕掛けたとか。
ウイルス?トロイの木馬だよ。
一見正常なソフトウエアに見えるが一定の潜伏期間を経てある日突然破壊行為を始める。
それなら可能性はあります。
(望月)えっ?ちょっと待てよ。
じゃあ所内の人間がやったってことか?
(長谷部)早く警察を呼ばないと!だから落ち着けって!他の連絡手段はないのですか?あっヘリだ。
所長のヘリに無線が。
(望月)あっ…そうだ!所長が帰ってくれば連絡できる。
所長はどこへ?真賀田博士の妹さんを迎えに。
博士に妹がいたのですか?確かアメリカにいらっしゃったはずじゃ…。
ええ。
それが突然来日したとの連絡があったみたいで所長がヘリで。
(望月)ていうかあんたたちは?あっ…。
あっ!あっお二人は神南大学の犀川先生と西之園さん。
新藤所長のお客さま。
ちょっとお伺いしてもよろしいですか?
(山根)何でしょう?真賀田博士と最後に連絡を取られたのはいつですか?1週間前です。
1週間?何かあったんですか?博士は定期休暇をとっていたんです。
定期休暇?メールも通信もわれわれとのアクセスを一切断つんです。
よくあるんですか?それは。
ええ。
季節ごとに。
休暇明けは案件がたまっておりますので必ず朝8時から会議を行う決まりでした。
これを使ってバーチャル空間で博士と会うんです。
でもけさは呼び出しても返事がなくて心配してたらあんなことに…。
最近この部屋に入ったのは?いるわけないだろ。
15年間博士が人と会うのを拒否してましたから。
犯人が侵入した可能性は?
(望月)無理だな。
俺たちが24時間ここで監視してんだ。
(長谷部)カメラの映像も全部残ってます。
他の出入り口は?ない。
ここだけだ。
じゃあ犯人はいつどうやって中に入ったんでしょうか?大変なことになってしまいましたね。
人類にとって大きな損失だよ。
何で犯人は博士の手足を切断したんでしょうか?・
(ドアの開く音)神南大学の犀川です。
西之園と申します。
所長のお客さまですね。
この研究所の産業医をしている弓永です。
弓永先生博士は死後どれぐらい…。
おそらく2〜3日じゃないかな?じゃあやっぱり休暇をとっている間に…。
弓永先生P1には積載荷重の限界が設定されていますか?確か30kgです。
あっそうか。
遺体の重さを軽くするために…。
えっ?真賀田博士の体重はご存じですか?ええ。
毎日博士から健康管理のためにデータが届いていました。
42kg前後です。
それなら30kgに収まる。
待ってください。
まさか犯人は遺体をP1に載せるために手足を切断したというんですか?ええ。
まだ仮説ですけど。
あっでも一歩前進ですよね。
いや何も進んでないよ。
いいかい?西之園君。
手足を切断した理由は重要じゃない。
大事なのは博士しかいないはずの部屋の中で殺人が起きたという事実だ。
あの部屋の中には真賀田博士以外の人間がいた。
それが最大の命題だよ。
・
(ヘリのローター音)この音は?所長のヘリが着いたんです。
あっ。
ヘリの無線で警察に連絡するんですよね?はい。
私も行きます。
えっ?私の叔父が県警の本部長なんです。
(山根)新藤所長!
(山根)無線で警察を呼んでください!真賀田博士が殺されました!
(新藤)博士が殺された?デボラのシステムトラブルで電話が使えないんです。
どういうことだ?
(山根)分かりません。
とにかく無線で警察に連絡をお願いします!分かった。
すいません西之園です!私がここにいることを警察に伝えてください!私の名前を言えば通じますから!電波が届かない場合はもう一度飛び上がる。
未来さんを連れて先に下りていてくれ。
はい。
(未来)Hello,I’mMikiMagata.
(山根)あっ…。
Nicetomeetyou.I’mYukihiroYamane.Nicetomeetyou.・
(エレベーターの到着音)弓永先生。
(弓永)ちょうどよかった。
未来さんをゲストルームにお連れするよう奥さまに頼まれたんだ。
Welcome.Letmetakeyoutoyourroom.
(未来)Thankyou.
(望月)どうだった?
(山根)今所長が警察に連絡してる。
ちょっとよろしいですか?休暇中の1週間は誰もあの部屋には入ってませんね。
(望月)当たり前だ。
この研究所の図面ってありますか?
(長谷部)えっ?あっ…はい。
(望月)「他の出入り口はない」って言ったろ?あの部屋は核シェルターになるぐらい頑丈に密閉されてんだよ。
大きな荷物を入れるときはどうしてるんですか?僕たちで黄色のドアの内側まで入れてあとは真賀田博士に連絡して中でピックアップしてもらいます。
(望月)こうやって厳重にチェックしてるからネズミ一匹入れやしないよ。
ドアの開閉は?黄色い扉はこの部屋からしか開けられません。
厳重な扉と24時間の監視。
まさに刑務所ですね。
あっ小さいものは?
(望月)そこのポスト。
大きさは?
(長谷部)250×250×350。
お〜2万1,875ccか…。
(長谷部)えっ?今君計算したの?人間は入らないですよね〜。
この映像の保存期間は?
(望月)ずっとだよ。
15年分全部残ってる。
真賀田博士の部屋には本当に誰も入ってないのですか?そりゃ裁判の直後は新藤所長が真賀田博士心配して何度か入ったけど。
その後15年は誰も入ってない。
なるほど。
(島田)外部へのメールがつながらないという報告が所員たちから上がり始めてきています。
どうしますか?
(山根)通信システムに一部エラーが見つかったため復旧作業中だと伝えておこう。
真賀田博士のことは?そんなこと所長の許可なしに言えるか。
パニックになるぞ。
他の所員の方々の所在は確認とれてるんですか?ええ。
全員自分の部屋にいます。
個室の扉の開閉は全てデボラが記録しますから間違いありません。
やっぱりおかしいですよね。
ああ。
山根さんこのエレベーターを使わずに屋上から研究所に入ることはできませんよね?えっ?そうですけど…それが?いや新藤所長が到着から30分もたっているのに一度もエレベーターが動いていないんです。
(山根)所長!どうしたんですか?所長。
はっ!・
(裕見子)あなた?あっ…新藤夫人。
あなた…。
(山根)奥さま!あっ…あなた〜!
(裕見子)あなた!
(学生たち)お〜!
(学生)熱い熱い熱い…!
(学生)犀川先生たちまだ帰ってこないですね。
(学生)何かあったんですかね?
(浜中)犀川先生はいいけどさ西之園さんがいないと男だけだからな。
国枝桃子先生におビール1つ!・
(ドアの開く音)裕見子さんは?
(弓永)今安定剤を飲んでいただきました。
まったくどうなってるんだ!所長まで殺されるなんて。
確か新藤所長は真賀田博士のお父さま真賀田左千朗博士の弟さんだったんですよね?ええ。
所長はもともと医者だったんです。
医学部を卒業した後病院を幾つも持ってる新藤家に養子に出たんですが左千朗博士に呼ばれてこの研究所に。
それで15年前の事件の後所長になられたわけですね?
(山根)いったい誰が所長を…。
デボラ1週間以内に研究所から出た人間は?
(デボラ)新藤清二です。
今の情報は信頼できますか?
(山根)ええ。
情報の流出を防ぐため人の出入りはデボラが厳重に管理してますから間違いありません。
では真賀田博士の定期休暇以降誰も研究所から出ていないということですね。
つまり犯人はこの建物の中にいる。
(山根)そっ…それはそうですよ。
だって犯人をこの扉の中に閉じ込めてるんですから!えっ?えっじゃあ屋上にいた所長を殺したのは誰だよ。
(長谷部)もしかして研究所に殺人犯が2人いるってことじゃ…。
(島田)やめてください!ヘリの無線は壊されていました。
これだけ待っても警察は来ませんし連絡は行ってないと思います。
(長谷部)何とかならないっすか?デボラの通信システムを復旧させないかぎり無理だ!
(島田)原因すら分からないのに直せません。
あっ次に船が来る予定は?ない。
こっちから呼ばないかぎり来ない。
先生方の迎えの船は?3日後です。
3日も?どうなっちゃうんですか?僕たち。
あっ!問題解けちゃいました。
何だよ急に。
犯人は同一犯です。
この部屋から出て屋上にいる新藤所長を殺害したんです。
どうやって?真賀田博士の遺体が出てきたとき私たちはP1を追って廊下に出ました。
そして…。
(山根)《エマージェンシーリセット!》
(デボラ)《全システムを強制再起動します》強制再起動によってデボラの機能は一時的に停止した。
犯人は私たちが遺体に気を取られデボラが停止しているこの隙をついてエレベーターに乗り込んだ。
こうすればカメラの映像に姿は残らない。
そして屋上に隠れ私たちが未来さんを引き取った後…。
新藤所長を刺殺した。
以上です。
いかがです?無理だ。
えっどうして?ここのカメラだけはセキュリティーのためにデボラのシステムから独立してるんです。
だからデボラが停止しても映像は撮影されます。
この部屋からは誰も出てきてませんね。
いい線いってると思ったのに。
どうしたらいいんだ?その質問の答えは一つだけです。
あの中に入りましょう。
(望月)えっ!?何言ってんだお前。
(長谷部)あの中は危ないですって。
(望月)そうだよ。
15年間誰も入ったことないんだぞ。
(島田)警察が来るまで待った方がいいんじゃ…。
山根さん決めるのはあなたです。
分かりました。
中を調べましょう。
いいですか?では開けますよ。
(山根)島田さん調べて。
(山根)あとはここだけです。
はい。
(望月)おい誰もいないぞ。
(山根)真賀田博士はこの部屋で殺されたんじゃ…。
血痕すら残っていませんね。
犯人が掃除をしたということでしょう。
(望月)掃除!?
(山根)でも腕や足は?たぶんここから。
(山根)ダストシュート…。
じゃあもう焼却されてんな。
(島田)ちょっと来てください!
(山根)どうした!?
(島田)これを見てください。
デボラのバージョン6です。
(望月)あっ?んなことでいちいち呼ぶなよ!えっでもバージョン6ですよ!?しかも処理速度が格段に上がってるんです。
(望月)んなこと言ってる場合かよ!
(山根)真賀田博士がわれわれの知らないうちに完成させていたのか。
でも何で実用化しなかったんだ?今研究所で使っているのは何ですか?デボラのバージョン4なんですよ。
んっ?バージョン5はどうしたんですかね?
(望月)んなことより何かねえのかよ!他に。
他のファイルは全て消去されていたんですけどなぜかこれだけ残ってました。
カレンダー?あれ?今日の日付に何か予定が入ってます。
何て書いてあるんだ?「すべてがFになる」
(山根)どういう意味だろう?分かりません。
そういえば博士と面会したときも…。
《博士またお会いできますか?》《あなたへの興味が失われなければ》《あるいは…》《いつ?》《全てがFになったら》「すべてがFになる」
(裕見子)あなたたち誰の許可でここに入ったの?
(望月)奥さま…。
(山根)あのどうしてもこの部屋を調べる必要がありましたので…。
(裕見子)勝手なことなさらないでくださる?
(山根)すみません。
・
(物音)何だ?今の。
・
(物音)なっ何かいるぞ!あれ?・誰ですか?まさか…。
四季さんの声だわ。
(山根)そんなバカな…!どういうことだ?あなたは真賀田四季博士ですか?・真賀田四季博士?あなたは誰?・私はミチルです。
ミチル?あっ奥さま。
開けてください。
あの…。
やめて!開けないで!あっ開けないで!開けないで…!・
(鍵の開く音)
(鵜飼)ここどこだ?
(片桐)真賀田研究所です。
(鵜飼)何だそれ。
(片桐)見逃したんですか?
(鵜飼)ごめん。
(片桐)フジテレビオンデマンドで第5話をチェックしてください。
来週はわれわれの出番ですよ。
2014/11/18(火) 21:30〜22:24
関西テレビ1
すべてがFになる #05[字]【天才博士が仕組んだ孤島の謎】
天才博士が仕掛けた孤島の連続殺人!花嫁姿の遺体と15年開かずの密室の謎とは?人工知能で監視された研究所…隠された恐ろしい計画とは?武井咲 綾野剛ほか
詳細情報
番組内容
西之園萌絵(武井咲)と犀川創平(綾野剛)は、ゼミ旅行と称して真賀田四季(早見あかり)の研究所がある島へやってくる。
15年前、当時14歳だった四季は両親を殺害した容疑で裁判にかけられるが、心神喪失が認められ無罪となっていた。天才プログラマーとしてその名を馳せた四季の事件は、世間を大きく騒がせた。以来、四季は研究所にこもり、一度も外出していないという。
特別な許可を得て研究所を訪ねた萌絵と
番組内容2
犀川は、不在の所長・新藤清二(冨家規政)に代わり副所長の山根幸宏(利重剛)から最新鋭の管理システムについて説明を受ける。そこへ、四季からの緊急コールが入った。地下にいる四季の部屋へと駆けだした山根に続き、萌絵と犀川も走り出した。
四季の部屋の前室は、警報音が鳴り響きパニック状態に陥っていた。部屋に入りたいが、システムエラーで扉が開かないという。そこへ、清二の妻で四季の叔母の
番組内容3
新藤裕見子(藤吉久美子)が現われる。扉を壊して進入するしかないというスタッフに、裕見子は清二の許可がいるとちゅうちょする。
そのとき、警報音が止んで照明が明滅し始める。主任プログラマーの島田文子(山田真歩)が確認するが原因はわからない。すると今度は、ロックが自動で解除されゆっくりと扉が開き始めた。暗闇の中、萌絵らが目を凝らすと、ウエディングドレスのような白い服を着た人影がいて…。
出演者
武井咲
綾野剛
小澤征悦
早見あかり
戸次重幸
水沢エレナ
/
吉田鋼太郎
ほか
スタッフ
【原作】
森博嗣「すべてがFになる」他S&Mシリーズ作品(講談社文庫)
【脚本】
黒岩勉
小山正太
【音楽】
川井憲次
【主題歌】
ゲスの極み乙女。「デジタルモグラ」(ワーナーミュージック・ジャパン/unBORDE)
【編成企画】
成河広明
加藤達也
【プロデュース】
小椋久雄
貸川聡子
【演出】
城宝秀則
小椋久雄
小林義則
【制作】
フジテレビ
スタッフ2
【制作著作】
共同テレビ
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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