VOICE【起きるはずのないこと避難できない心理▽ドラフト関西の星は】 2014.10.23

この映像は現在の旧山古志村なんですね。
当時、全村避難となって音が全くなくなった村の風景というのは今も忘れられません。
孤立した集落が続出したあの地震、そのために、情報過疎、救援過疎というまず、プロ野球ドラフト会議の最新情報です。
注目されていた京大の田中英祐投手をロッテが2位で指名しました。
京大の田中投手をロッテが2位と上位での指名となりました。
京大の選手がプロ野球のドラフト会議で指名されるのは初めてで入団すれば京大初のプロ野球選手誕生となります。
大阪・道頓堀の名物看板、グリコの看板。
そのネオンがもう間もなく新しくなります。
現場にいる神崎記者から中継です。
【この部分は字幕がありません】まずはこちらのニュースからです。
京都市内の税務署に勤務する大阪国税局の職員が税務調査の時期を知人に漏らした疑いが強まり警察は容疑が固まり次第職員を逮捕する方針です。
国家公務員法の守秘義務違反の疑いで事情聴取を受けているのは、京都市の伏見税務署に勤務する48歳の上席国税徴収官です。
警察によりますとこの職員は、同じ伏見税務署で上席調査官だった去年、守秘義務がある税務調査の時期などの情報を建設業者の団体に所属する知人に漏らした疑いがもたれています。
警察は容疑が固まり次第今日中にも逮捕する方針で、金銭のやり取りや接待がなかったかどうかについても捜査を進めることにしています。
大阪国税局では去年職員とOBの税理士が絡んだ贈収賄事件が発覚するなど不祥事が相次いでいます。
きのうに引き続き「大阪都構想」について橋下市長への質問が相次ぐ大阪市議会。
野党の民主党系の議員が今の都構想の協定書では決まっていないことが多すぎると指摘しました。
橋下市長は改めて住民投票で判断すべきと述べました。
議会後橋下市長は、都構想について議会で否決されれば議会が判断するのか、住民が判断するのかを決める「住民投票条例案」を今の議会に提出する考えを示しました。
京都市の小林昭朗市議が、公職選挙法が禁止する寄付行為を疑われる文書を有権者に送っていたことがわかりました。
問題の文書は、上京区の民間保育園が来月予定している創立100周年記念式典の招待状です。
実行委員長として小林市議の名前を明記した上で「感謝の晩餐の席を用意します」などと約1万円相当の食事が無償で提供されると受け取られかねない記載がされていました。
招待状を受け取った約700人の中には小林市議の選挙区民も含まれていて、京都市の選挙管理委員会から公選法に違反する可能性を指摘された小林市議が、保育園に対しすぐに訂正を指示したということです。
保育園側は「認識不足で市議に迷惑をかけ申し訳ない」と話していて、実費負担を求める訂正の文書を送るなど早急に対応するとしています。
昨日夕方、鹿児島県日置市の川で珍しいものが見つかりました。
それは…オオウナギ。
捕獲したのは鹿児島で漁業を営む水上智幸さんです。
水上さんが仕掛けたカニカゴに入っていて、計ってみると長さは1メートル50センチ。
胴回り35センチ、重さは9キロもありました。
かごしま水族館によりますと、このオオウナギは大きい方だということで、「大好物のカニをねらってカゴに入ってきたのではないか」ということです。
このオオウナギは今後、神戸市立須磨海浜水族園で保護されることになりました。
時期はまだ未定ですが、現在オオウナギの展示はなく、須磨海浜水族園は「日本の南に生息するオオウナギを楽しみに見に来て下さい」とコメントしています。
続いてはキャッチ・ザ・VOICE。
6代目がもうすぐお目見え。
グリコの新しい看板です。
冒頭でも紹介しましたが、まもなく・・・道頓堀のグリコの看板がお披露目となります。
今年8月に役目を終えた5代目グリコの看板。
灯りはネオン管でつけていて、背景の色を変えることしかできませんでした。
阪神タイガースやサッカー日本代表のユニフォームに着替えたときも、その都度、装飾自体を作り直していました。
6代目看板の製作に当たっているグリコの鈴木輝生さん。
両手を挙げたランナーのデザインは受け継ぐものの灯りはLEDに変えると決めました。
しかし、製作がはじまった3年前のLEDは電球自体が大きくランナーの肌にぶつぶつがあるように見えました。
さらに当時のものは光が弱く、見る角度や距離によっては色が乱れてしまいます。
「昼間は看板、夜はネオン」。
これを両立させなければいけなかったのです。
今年7月、鈴木さんは広島にいました。
看板の最終チェックを行うためです。
4ミリ角の非常に小さく、光の強い最新のLEDを採用したことでこれまでの問題はクリアできました。
5代目までとは比較にならない映像が映し出されましたが鈴木さん、納得がいかないようです。
つま先の部分をよく見ると光ってはいけないLEDが赤や黄色に光っています。
入念なチェックの裏には見る人を楽しませたいという強い思いがありました。
毎年のように起きる大災害。
その度に指摘されるのが「避難遅れ」の問題です。
誰にでも備わっている「危険を目の前にしてもその感覚を鈍らせる」という機能。
「逃げられない」その深層心理にマル調が迫ります。
プロ野球ドラフト会議でロッテに2位で指名された京都大学の田中投手。
京大で会見を開きましたのでその声をお聞きください。
【この部分は字幕がありません】続いては特命調査班、マル調です。
木曜日の特集は「特命調査班」マル調です。
地震や台風、そして局地的な豪雨といった自然災害が毎年のように起きています。
その中で、被害が拡大する原因の1つには、危険を目の前にしながら「避難が遅れること」が挙げられています。
ただ、この「避難遅れ」は人間に元々備わっている「ある心理」が働いていると言います。
マル調では、この「逃げ遅れ」を招く深層心理に迫りました。
去年10月、京都大学の地下倉庫から一本のフィルムが見つかりました。
90年前に起きた関東大震災の映像記録です。
関東大震災では10万5000人もの命が失われ、死因のおよそ9割は火災によるものでした。
一体なぜ、これほどの人が火災に巻き込まれたのでしょうか?これまで解明されていなかった原因がこの映像によって分かるといいます。
火の手が迫っていても逃げずに眺めている人たち。
煙を背に笑顔を見せる人さえいます。
この後、街全体が焼け野原になり、多くの被害をもたらしました。
その原因となったのが・・・。
ヒトは想像を絶する事態に直面した際に、「起きるはずのないことだ」と無意識に思い込んでしまいます。
すると頭の中で「危険だ」と感じるスイッチが入らず時に避難が遅れてしまうのです。
先月、多くの命を奪った御嶽山の噴火。
登山者の多くが、当時の様子をカメラに収めていました。
「逃げる」ではなくまず「写真」や「映像」を撮るという行動は、「正常性バイアス」によるものだといわれています。
関西でも最近「正常性バイアス」が働いたとされる事例があります。
京都で桂川が氾濫するなど甚大な被害をもたらした去年9月の台風18号。
気象庁はこの時、日本で初めて直ちに命を守る行動を求める『大雨特別警報』を出しました。
これを受け、京都市は、約30万人に避難指示を出しました。
しかし、実際に避難した人数は・・・。
こうした現状に防災の専門家は危機感を募らせています。
河田教授の試算では、南海トラフ地震で津波が発生した時、大阪では最悪の場合、死者が13万人にも上ります。
しかし仮に、10分以内に全員が避難を始めた場合、その数は8,800人に減少するといいます。
危険に遭遇しても「逃げられない」という心のバイアス。
その深層心理に迫るためマル調は、ある実験を行うことにしました。
実験協力者には1人で座ってもらいます。
隣の部屋から非常ベルを鳴らして、その後、室内に、煙を送り込みます。
「擬似火災」を起こして、人がいつ逃げるのかを検証します。
実験協力者には、関係のない「アンケート調査」としか伝えていません。
一体どのくらいで避難を始めるのでしょうか?まずは非常ベルを鳴らします。
ところが、逃げる様子はありません。
1分後。
煙を送り込みます。
煙に気づいた女性。
しかし、席を立とうとはせず、40秒が経過します。
ここで、ようやく避難を始めました。
実験協力者には何が起きていたのか。
災害心理の専門家に見てもらいました。
部屋に1人の場合、避難までにどのくらいの時間がかかったのか?3人での平均時間は「3分40秒」。
次の実験は、人数を1人から3人に増やしてみます。
避難の仕方は変わるのでしょうか?3人とも非常ベルには反応したものの、避難はしません。
そして、煙に気付いた男性。
1人の場合はここで避難を始めましたが・・・。
何もなかったかのように再びアンケートに目を落とします。
ようやく1人が勇気を持って立ち上がり避難を始めました。
では、もし、誰も避難しなかったら・・・。
周りに避難を促しますが、自らは避難しようとしません。
部屋中に煙が立ち込める中、10分が過ぎ実験は強制終了しました。
誰の心にも潜んでいる「逃げようとしない」という心理。
この存在を知ることが心のバイアスを打ち破る一歩となります。
【この部分は字幕がありません】【この部分は字幕がありません】【天気予報は字幕がありません】プロ野球のドラフト会議が東京都内で行われていて、阪神は1位指名で競合した上、2度抽選に漏れて新日鉄住金鹿島の横山雄哉投手の交渉権を獲得しました。
注目の1位指名。
阪神は早稲田大学の有原航平投手を指名しましたが4球団が競合。
抽選に漏れ、その次の指名でも抽選に漏れて、3度目の選択で新日鉄住金鹿島の横山雄哉投手の交渉権を獲得しました。
オリックスは単独で明治大学の山崎福也投手を指名。
高校通算73ホームランの奈良・智弁学園高校の岡本和真選手は巨人の単独指名でした。
また、京都大学の田中英祐投手は千葉ロッテが2位で指名しました。
京大初のプロ野球選手が誕生することになりそうです。
関西学院大学柔道部の部員2人がスリの疑いで逮捕された事件を受け関西学院は柔道部の無期限の活動停止を決めました。
柔道部3年の藤谷哲充容疑者と會野文容疑者の2人は今年7月、神戸市中央区のクラブで客の男性のズボンのポケットから現金7,000円などが入った財布を盗んだ疑いで逮捕されました。
このクラブでは去年6月から今年10月にかけ30件近くのスリ被害が発生していて、警察は関連を調べるとともに関学のほかの学生が関与した疑いもあるとみて捜査しています。
建材メーカー「ニチアス」を相手に元従業員3人が石綿で健康被害を受けたと訴えていた裁判で、奈良地裁は元従業員らの訴えを退けました。
判決によりますと、3人は1956年以降、奈良県の工場で働き石綿を吸っていたと認められました。
しかし、2人は国が通達を出した1958年には退職していて、会社の責任は認められないとし、残る1人は会社に過失はあったものの、健康被害は喫煙による可能性もあるとして退けました。
元従業員側は「救済の流れに反する予想外の判決」として控訴する方針です。
滋賀県近江八幡市で殺害された、飲食店経営、清水智子さんの告別式がきょう午後、近江八幡市内の斎場で営まれました。
喪主は夫の泰博さんが務め、親族ら約50人が参列したということです。
清水さんは、今月14日、自宅で、腹や背中など10か所以上を刺された状態で見つかり、死因は全身を刃物で刺されたことによる出血性ショックだったことがわかっています。
警察は何者かが強い殺意を持って犯行に及んだ疑いもあるとみて捜査を進めています。
2014/10/23(木) 18:15〜19:00
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VOICE[字]【起きるはずのないこと避難できない心理▽ドラフト関西の星は】

マル調 起きるはずのないこと避難できない心理とは▽ドラフト関西の星は

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