(テーマ音楽)勇者の魂は健全な肉体に宿る。
そう信じるイランの男たちは日々体を鍛えています。
イランには体と心を鍛える運動が古代から続いていて無形文化遺産となっています。
ヨーロッパに騎士道日本に武士道があるようにイランには勇者を意味するパフラヴァーンがあります。
伝説の勇者を理想として男らしさを追求する伝統的な価値観です。
そのパフラヴァーンに基づくのが…力の館という意味で肉体鍛錬の場を指し太鼓と歌に合わせた運動はズールハーネ儀式と呼ばれます。
ズールハーネの起源は2,000年前とも4,000年前ともいわれます。
かつては町のあちこちにありましたがスポーツの近代化でその数は激減。
大都市テヘランでも5か所しかありません。
しかし勇者を目指す男たちが絶える事はありません。
皆仕事帰りにこの場所に集まってきます。
壁を埋めるのはズールハーネが輩出した勇者たち。
オリンピックのレスリング金メダリストはイランの国民的英雄です。
使われる器具は勇者が持つ武器に由来します。
これは戦士の盾です。
1枚の重さがなんと30kg。
腕力だけでなく高い集中力が必要とされます。
技を見せる前には仲間たちの許しを得なければいけません。
決しておごる事のない謙譲の精神が何より大切とされているのです。
こん棒は戦で使うおのをかたどったもの。
軽々投げているようですが1つ5kgあります。
簡単に扱えるものではありません。
(太鼓)
(拍手)手にしたのは鉄製の器具。
重さは20kg。
戦に勝利し弓を振り回して勝ちどきを上げる動きです。
こうした運動が全部で7種目。
1時間近くをかけてほぼ毎日行われています。
(太鼓)運動の合間に必ず祈るのが大きな特徴。
肉体と同時に精神を鍛える事を目標としているのです。
礼節を重んじて弱きを助ける。
真の勇者たる姿を追い求める男たち。
今日も精進を欠かしません。
2014/10/23(木) 16:50〜16:55
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「パフラヴァーンとズールハーネ儀式〜イラン〜」[字]
「力の館」▽無形文化遺産▽パフラヴァーンとは「勇者」のこと。勇者を目指して体と心を鍛えるのがズールハーネ儀式。その起源は4000年前とも言われる。
詳細情報
番組内容
パフラヴァーンとは「勇者」のこと。伝説の勇者を理想として体と心を鍛えるのがズールハーネ儀式。ズールハーネとは「力の館」という意味で、その起源は4000年前とも言われる。テヘランには5か所のズールハーネがあり、日々男たちが鍛錬を欠かさない。盾を模した30キログラムの板を操ったり、5キログラムのこん棒を何本も振り回して体を鍛える。合間に弱者を助けるための祈りをささげることで心を鍛え、精進に励んでいる。
出演者
【語り】松平定知
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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