情報まるごと 2014.10.23

こんにちは。
情報まるごとです。
きょうのメニューです。
カナダで、連邦議会に男が侵入し、警察と銃の撃ち合いとなりました。
容疑者はイスラム過激派の思想の影響を受けていたと、カナダのメディアは伝えています。
現地から中継です。
そしてきょうは、新潟県中越地震から10年です。
自宅が被災したため避難し、今もふるさとに戻れずにいる人がいます。
取材しました。
そして気をつけてください。
肺炎球菌です。
今月からワクチンの定期接種が始まりました。
後ほど、詳しくお伝えします。
最初はカナダです。
カナダの首都オタワで、連邦議会の議事堂内に男が侵入し、警察との間で銃の撃ち合いとなり、男は射殺され、2人がけがをしました。
カナダのメディアは、容疑者はイスラム過激派の思想の影響を受けていたと伝えています。
カナダ東部、首都オタワにある連邦議会の議事堂です。
22日、銃を持って侵入した男と警察との間で銃撃戦になり、男が射殺され、2人がけがをしました。
また、これより少し前に、すぐ近くでも複数の発砲があり、警備に当たっていた兵士1人が撃たれて死亡しました。
容疑者の男についてカナダのメディアなどは、カナダ国籍を持つケベック出身の32歳の男だと伝えています。
男は最近、イスラム教に改宗しており、カナダ政府は、イラクやシリアでイスラム国の戦闘に参加するおそれがある危険人物として、パスポートを取り上げたうえで、海外への渡航を禁止し、監視の対象にしていたということです。
また、男は以前、強盗の罪などで有罪判決を受けたことがあるということで、カナダ政府は、イスラム国との関係や共犯者がいなかったかなど、調べを進めています。
カナダのハーパー首相は日本時間午前9時過ぎ、国民向けのテレビ演説を行い、テロに屈しない姿勢を強調しました。
これに先立って、ハーパー首相はアメリカのオバマ大統領と電話で会談しました。
ホワイトハウスによりますと、オバマ大統領は、必要な支援の提供を申し出るとともに、事件への対応で連携を続けていくことで一致したということです。
カナダ政府は今月、イラクやシリアで勢力を強める、イスラム国に対する軍事作戦への参加を決め、国内でこれに反発するテロが起きる可能性があるとして、治安当局が警戒を強めていました。
では、銃撃事件が起きた、オタワのカナダ連邦議会の近くから中継です。
オタワの中心部です。
事件が起きた議会の建物は、私の後ろの数百メートル離れた所にあります。
事件の発生から半日以上がたち、こちらは今、午前1時を回ったところですけれども、議会の周辺は今なお、立ち入りが厳しく規制されていまして、武装した兵士や警察官たちの姿が目立ちます。
事件は射殺された男の単独の犯行だという見方が有力ですが、警察では、なお周辺に共犯者などが潜伏している可能性があるとして、警戒を続けています。
事件の背景について、今のところ、公式の発表はありませんが、地元のメディアは一斉に、容疑者の男はイスラム過激派の思想の影響を受け、警察の監視の対象ともなっていたと伝えています。
カナダでは、3日前にも、イスラム国への参加を試み、警察にパスポートを没収された男が、車で兵士をひいて死亡させる事件が起きていまして、カナダ政府がイスラム国に対する空爆を決めたことに反発するテロという見方が強まっています。
治安当局が警戒を強めていたさなかに、国の中枢である議会が襲撃されたことに、地元では強い衝撃が広がっていまして、今後は政府のテロ対策や中東政策の見直しを求める声が高まることも予想されます。
カナダのオタワからでした。
続いて事件や事故が後を絶たない危険ドラッグについてです。
こちら、激しく壊された部屋の壁。
危険ドラッグを吸った男性が9時間、暴れ続けた跡です。
危険ドラッグの使用などが疑われる人の検挙数は、先月までで去年1年分を大きく上回る359件に上っています。
きょうも危険ドラッグに関係する逮捕者が出ました。
逮捕されたのは、千葉県鎌ケ谷市の無職、渡邉文嘉容疑者です。
警視庁の調べによりますと、渡邉容疑者は先月、危険ドラッグの原料となる指定薬物の粉末およそ1キロを、中国の上海から輸入したとして、薬事法違反の疑いが持たれています。
危険ドラッグの原料を輸入したとして検挙されたのは、今回が全国で3件目で、いずれも輸入元は中国だということです。
調べに対し、渡邉容疑者は容疑を否認しているということです。
警察などが危険ドラッグの取締りを強化する一方で、業者は、その網を巧妙にかいくぐり、インターネット上でも売買が広まっています。
警察庁の委託を受けて、違法な書き込みを監視している民間の団体は、規制の対象となっているドラッグのネット上での広告を、新たに違法情報に指定し、きょうからサイトの管理者に削除を求めることになりました。
東京・港区のインターネット・ホットラインセンターは、警察庁から委託を受けて、薬物の密売や児童ポルノなど、インターネット上の違法な書き込みを削除するよう、サイトの管理者などに要請しています。
この団体では、危険ドラッグが原因の事故や事件が後を絶たず、インターネット上での売買が広まっているとして、薬事法で規制の対象となっている危険ドラッグのネット上での広告を新たに違法情報に指定し、きょうからサイトの管理者や、プロバイダーに削除するよう求めることになりました。
また、薬事法で規制された薬物と名前やパッケージが似ていて、危険ドラッグの可能性が高い場合も、有害情報として削除を求めることにしています。
規制対象となる危険ドラッグの販売サイトについては、警視庁が削除を要請していますが、警察庁は、名前や成分の一部を変えて、規制を逃れるドラッグが、依然、ネット上に出回っていると見て、対策を強化することにしています。
68人が亡くなり、山間部で大規模な土砂災害が相次いだ新潟県中越地震からきょうで10年になります。
新潟県内では、各地で亡くなった人を追悼する祈りがささげられました。
最大震度7の激しい揺れを観測した新潟県中越地震。
道路にひびが入って、分断されている状況が分かると思います。
住宅にも被害が出ているのが分かると思います。
68人が亡くなり、住宅被害は12万棟余りに上りました。
地震から4日後。
あっ、子どもが動いています。
レスキュー隊に子どもが1人、助け出されました。
生存しているもようです。
大規模な土砂災害に巻き込まれた2歳の男の子が奇跡的に救出されました。
男の子は、母親と、当時3歳の姉と共に車に乗っていましたが、2人は亡くなりました。
その土砂災害の現場。
公園として整備され、けさ、献花台が設けられました。
地元の人たちが花を手向けて、亡くなった2人を悼んでいました。
救出された皆川優太さんは、中学1年生になりました。
現在は母方の祖父母のもとで暮らしています。
母親と、当時3歳の姉を亡くした10年前の地震については、今も冷静に振り返ることができないといいます。
将来は人を助けられる人になりたいと考えています。
一方、中越地震では土砂災害が相次ぎ、川がせき止められ、水没した集落もありました。
村全体が孤立状態になった旧山古志村では、住民全員が避難しました。
その旧山古志村の木篭地区。
地震のあと、再建された神社に、住民が朝早くから集まり、地震で亡くなった人の追悼と、集落を絶やさないという誓いを込めた祈りをささげました。
新潟県内ではきょう、地震が起きた午後5時56分に合わせて、各地で追悼の式典などが行われます。
新潟県中越地震のあと、中山間地の被災地では、世帯数が30%以上減少するなど、過疎化が、一層進んでいます。
こちら、地震で全住民が避難した山古志地区の人口の変化です。
地震前の2000人余りから、10年たった今では、半分ほどに減ってしまいました。
自宅が被災して離れた場所で暮らしながら、山古志での再建を目指したものの、次第に難しい状況になってきている人もいます。
ふるさとに戻りたくても戻れない、ある女性の思いを取材しました。
廣井光枝さん83歳。
震災から10年。
ふるさと、山古志に帰れない一人です。
10年たちましたね。
震度6強の揺れが襲い、すべての住民が避難した旧山古志村。
地震から6日後、光枝さんは、足が不自由な夫を避難所に残し、生活に必要なものを取りに帰るため、一時帰宅を許されました。
夫婦で大切に仕込んだみそ。
一緒に戻れなかった夫、利信さんの大好物です。
2人で築き上げてきた思い出のわが家。
山古志から車でおよそ40分離れた長岡市の復興住宅です。
7年前、夫婦で引っ越しますが、翌年、夫が86歳で他界。
一緒に山古志へ戻ろうと、励まし合った相手を失います。
1人になった光枝さん。
本当にふるさとへ帰れるのか、不安を感じ始めました。
ただいま。
この日、東京に住む息子が、母親の光枝さんを訪ねました。
山古志への思いを断ち切れず、1人で暮らす母。
息子の進さんは、母親の心境の変化を感じ取りながら、一緒に住むことを望み始めました。
今月15日、光枝さんは、半年ぶりに山古志を訪れました。
10年の節目に、帰りたいと願ったふるさとを目に焼き付けておきたかったのです。
おはようございます。
ご無沙汰してます。
廣井さん?やだー、廣井さんだ。
次々と声をかけられる光枝さん。
山古志の友人たちは、変わらず温かく迎えます。
楽しかった山での生活を思い出します。
廣井さん、またね。
元気でね。
仮設住宅でも毎年作り続けてきたみそ。
年を重ね、体が不自由になったことし、豆から作っていたみそも、作るのをやめることにしました。
近くに大きな病院がなく、買い物にも不便な山古志。
帰れたとしても1人で暮らす自信がありません。
経済的にも、体力的にも、山古志へ戻ることが難しくなってきたといいます。
中越地震から10年。
ふるさとに戻れない現実を受け止めながら、光枝さんは山古志を思い続けます。
時間がたっても、ふるさとへの思いというのは変わることはないんだと感じますね。
被災し、暮らしていた土地を離れた人の心の中では、今も葛藤が続いています。
さあ、次です。
きょうは、二十四節気の一つ、霜降です。
霜が降りるころの意味ですが、東京も朝から寒くなっています。
きょうは冷えました。
都内の今の様子はどうでしょうか?遠藤さんがお伝えします。
平日のこの時間でも多くの人が行き交う、東京・表参道に来ています。
けさは東京、冷え込みました。
最低気温は12度9分。
この秋一番の冷え込みとなりました。
今の気温は、手元の温度計では15度となっています。
これでも寒く感じるんですよね。
街を歩く人たちの服装見てみると、秋物の薄手のコートを着ている方が多くいるんですが、中にはですね、ダウンジャケットのようなものを着ている方もいらっしゃるんですよね。
私もきょうは一枚着てきたんですが、これでも寒く感じるくらい、時々冷たい風が吹くんです。
首元、ストールやマフラー、一枚持ってくればよかったなと思うくらいなんです。
秋の深まり感じるのは、これだけではありません。
見てください、表参道といえば、この並木道です。
分かりますかね、上のほう、ところどころ、色づき始めてきている所もあるんです。
都心でもこうして、秋を感じられる季節になってきました。
東京・表参道からお伝えしました。
街の表情も、変わってきつつあるようですけれども、ただ、冷たい風なんですね。
朝からの寒さが続いているようです。
各地はどうでしょうか?気象情報、奈良岡さんです。
けさは、北日本を中心に冷え込みました。
いくつも冬の便りが届きました。
こちらは、けさの北海道旭川市の様子です。
けさは上空に寒気が流れ込み、また放射冷却も強まりました。
北日本は多くの地点で、この秋一番気温が下がって、12月上旬並みという所もありました。
地面には、氷も張っていて、歩く人の姿もすっかり冬の装いでした。
北日本では、冬の足音が聞こえ始めていますね。
では、けさの各地の気温の様子、見ていきましょう。
けさ6時の気温の様子です。
青い表示は5度未満、白い表示は0度未満を表しています。
けさは上空の寒気の影響、そして地表の熱が奪われる放射冷却が強まったことで各地、冷えました。
特に、北日本です。
最低気温を併せて見ていきますと、北海道の弟子屈町川湯では、氷点下7度2分まで下がりました。
また盛岡でも1度9分まで下がりました。
そしてけさは、初霜や初氷の便りが多く届いて、青森や盛岡でも、初霜、初氷が観測されました。
北海道だけでなく、本州からも冬の便りが届きました。
そしてこの時間の各地の気温を見ていきましょう。
西日本は20度を超えている所もありますけれども、関東地方はあまり気温が上がっていません。
冷たい北風、そして冷たい雨の影響で、あまり気温が上がっていません。
このあと、雨はやみそうですけれども、このあとも気温はあまり上がらないでしょう。
きょうは北日本では、まさに霜降にぴったりの朝だったんですね。
寒くなってきたのと同時に、空気も乾いてきていますからね、ぜひ体調に気をつけていただきたいと思うんですが、続いてこちらです。
日本人の死因で、今や3番目に多い肺炎。
年々亡くなる人が増え続けていて、その95%以上が、65歳以上のお年寄りです。
肺炎の原因で最も多いのが、肺炎球菌という細菌です。
この肺炎球菌を予防するためのワクチンは年々進化していて、今月1日から、高齢者を対象に、定期接種が始まりました。
ワクチンはどの程度効果があるのか、どうすれば定期接種を受けられるのか。
先日、専門家に聞きました。
では専門家の方に伺ってまいります。
感染症に詳しい国立病院機構東京病院の外来診療部長、永井英明さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
永井さん、この肺炎球菌、気をつけないと怖いということなんでしょうか?
そうですね、肺炎を起こす菌っていうのは、いっぱいいるわけですけれども、肺炎球菌がいると非常にたちが悪くて、重症化しやすいですね。
ただそれを抑えるワクチンがあるということが非常に大事であって、それを知っておいていただきたいということになります。
この肺炎球菌ワクチンの接種についてなんですけれども、番組にも複数の質問が寄せられています。
定期接種の案内が届きましたが、制度が複雑でよく分かりません。
こういった内容が届いているんです。
1つずつ永井さんに伺っていきたいと思いますけれども、まずは、現状なんですけれども、こちらです。
日本人の三大死因ということで、1位ががん、2位が心疾患、そして3位が肺炎となっています。
ただ、この肺炎が3位というのは、昔からこうだったわけではありません。
下の図を見てください。
これ、死亡率の推移なんですが、赤い線が肺炎です。
これ、だんだんだんだん増えてきまして、3年前、このときに逆転して、3番目になった、平成23年に3番目になっているということなんですが、永井さん、これはどうして肺炎、徐々に徐々に増えてきたんでしょうか。
やっぱり肺炎にかかりやすい方は高齢者なんですね。
日本は高齢者社会に突入しておりますので、その方たちが肺炎になって、お亡くなりになってる。
高齢者の方は抵抗力がもともと低いですし、合併症、いっぱい持っているんですね、心臓とか肺に。
従って肺炎になってもその後、立ち直れずにお亡くなりになるということが多いもんですから、やはり高齢化社会が大きな影響を及ぼしていると思います。
高齢化社会が影響しているということですか?こちら、下の段、見ていただきたいんですけれども、肺炎による死者ということで、こうなっています。
96.8%が、65歳以上のお年寄りということで、もう、ほとんどの方がお年寄りなんですね、この死者のうち。
やはり高齢になったらもう、やはりこれには気をつけなければいけないということでしょうかね。
そうですね。
ぜひ、気をつけていただきたいと思います。
では、続いてこちら、肺炎の原因を見ていきます。
一番多いのが肺炎球菌とありますけれども、この肺炎球菌、一体、どういうものなんでしょうか。
以前、昔から肺炎球菌というのは、肺炎を引き起こして、重症化させやすい菌として有名な菌でありまして、肺炎を起こす原因菌の中では、トップを占めてます。
これはある施設のデータですけれども、24.6とありますが、大体3割ぐらい、どの施設も3割ぐらいは、もう肺炎球菌性の肺炎ということが分かっています。
やっぱり、肺炎球菌をいかに気をつけるかということになってくるかと思うんですけれども、ではその下にいきましょう。
こちら。
肺炎球菌ワクチンということで、今月1日からですね、高齢者を対象にした定期接種となりました。
まずワクチンで、6割から8割が予防できますよと、そして1回で5年以上効果が持続しますということなんですが、永井さん、まずこちら、ワクチンで6割から8割予防っていうのはどういうことなんですか?
ワクチンを打つことによって、6割から8割、発症を抑えるということなんですが、6割っていうのは、1つは肺炎そのものですね。
日本人のデータで6割抑えてるっていうデータがあります。
8割っていう部分は、肺炎球菌っていうのは血管の中に入って、全身に広がって、非常に重症化しやすい部分があるんですが、そういった重症化する部分に関しては、もう8割方抑えるでしょうといわれています。
したがって100%ではないですが、非常に大きなインパクトがあります。
つまり、ワクチンによってかなりの部分、助けになるのではないかということですね。
そう考えられています。
この下、1回で5年以上効果が持続するということなんですが、これ、ずいぶん長いなっていう気がするんですけれども。
一度打ちますと、抗体がそのくらい長もちしますので、その間は、カバーしてあげますよということですね。
でもだんだん抗体下がってきますから、再接種ということを5年以上たってから考えていただいたほうがよろしいかと思います。
では、この下です。
ワクチンの累計接種率ということで。
日本でのワクチン接種の現状は一体、どうなってるんでしょうか?
諸外国に比べると低いですね。
これが、24.1%ということですね。
これ65歳以上の人が現時点では4分の1ぐらいの方しか打っていないと。
下にありますけれども。
これ、欧米では平均接種率がおよそ70%で、確かに欧米に比べて、ずいぶん少ない数字だということですね、この24.1%は。
10月から定期接種になりましたけれども、それまでは任意接種、自由に接種してくださいというワクチンだったものですから、あんまり関心も盛り上がらなかった部分もあるかと思いますが、全国でこれ、ばらつきが非常にありまして、この赤い所は、非常に接種率が高い県、東北3県ですね。
福島、宮城、そして岩手ですね。
ここはどうしてこんなに地域差が。
これは東北の大地震のときに、義援金を使わせていただいて、高齢者の方に無料で接種したものですから、非常に接種率が上がって、4、50%ということですね。
非常にいい状態だと思います。
これ地域によってかなりばらつきがあるように見えるんですけれども、これはどうしてなんでしょうか?
これは、やはり自治体ごとによって、公費助成という形で、積極的に関わっているところと、そうでない所もあり、その地域の医師会の先生が頑張っているところは強く、接種率が高く上がる所もあったんですけれども、地域性がものすごくありましたね。
では先ほど、視聴者の方からも、制度が複雑だというような声がありましたけれども、ワクチンの接種、定期接種をどうやったら受けられるのかということで、こちらを見ていきます。
定期接種を受けるには?まず対象の年齢ですね、年度なんですけれども、5歳ごとに分かれているということですね。
そうですね。
65歳以上は健康の方、全員打ってくださいということになってるんですが、いろいろ予算のこともあるでしょう。
これ5歳刻みということになっていまして、年度、その年度にこの年になった人が打てるということです。
ことし、今年度に65歳、70歳、75歳、80歳になる人が打てるということになります。
年度ごとだということですね。
その下、費用があります。
こちら、ただから、無料から5000円程度ということで、下にこれ、自治体によって異なるとなっているんですが、こちらに例を挙げました。
例えば渋谷区ですと、65歳以上は無料。
横浜市ではこれ、補助の額ですけれども、3000円補助が出るというふうになっていて、自治体ごとでやはりかなり違うということなんですね。
そうですね、自治体の予算のこともあると思いますが、普通に受けると8000円ぐらいなんですね。
ですから、それに対して3000円補助ですと、大体5000円になるかなという感じで、受け止めていただければいいかと思いますが、お住まいの自治体に問い合わせていただかないと詳しいことは分からないかと思います。
場所も自治体指定の医療機関ということですので、やはりまずは、お住まいになっている自治体に確認が必要だということですね。
はい。
ただ対象でない人というのは、もう全額自己負担しかない?
もう、そうですね、今までと同じ任意接種の範ちゅうに入りますので、8000円なら8000円、払うことになる可能性は高いですね。
では、最後にこちらです。
どうすればいいのかという、肺炎は防げる病気、そしてワクチン接種を、合わせてインフルエンザもとなっていますが、これからの季節、やはり肺炎もそうですし、インフルエンザも気をつけなければいけませんね。
そうですね。
肺炎球菌ワクチンがいよいよ定期接種ということになりましたので、ぜひ、この24.1%の比率を上げていただきたいというふうに考えております。
まず積極的にこれを打っていただきたいということなんですが、それプラス、やはりインフルエンザも非常に、ワクチンも非常に大事なことですから、これ毎年、忘れずに受けていただきたいと考えております。
このインフルエンザと肺炎球菌のワクチン、併せるっていうのはどんな意味がある?
インフルエンザにかかると気道の粘膜が傷害されて、肺炎球菌感染症、起こしやすくなるんですね。
二次感染としての肺炎が起こりやすくなるので、必ずセットで受けていただかないといけないかと思っています。
なるほど、セットでということですね。
ちなみに、ワクチンを2つ、2種類、合わせてというのは、いいんですか?心配になる方も。
同時に。
同時接種はもう大丈夫です。
同じ場所じゃないですけど、左右にそれぞれを打つということは可能でして、日本人でも4000人ぐらいのデータありますけれども、重篤な副反応は出てないです。
ここはインフルエンザの予防接種と併せて、肺炎球菌のワクチンもということですね。
肺炎球菌ワクチンについて、国立病院機構東京病院の外来診療部長、永井英明さんに伺いました。
どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
毎週木曜日にお伝えしています、やす短歌なお短歌のコーナーです。
歌人の小島なおさんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
皆さんからお寄せいただきました作品もご紹介してまいります。
さあ、小島さん、今週はお題が、初めての試みでしたね。
そうなんです。
こちらです。
これは私が過去に作った歌なんですけれども、この上の句にぴったりの下の句を、皆さんに考えていただこうというものでした。
皆さんからも下の句の部分を、募集いたしました。
私も挑戦しましたので、まずは私の下の句からです。
こちらです。
家事の合間にいすに腰かけて、うたた寝をする様子ということで詠んでみました。
眼鏡を取っているから、かなりリラックスしてるんだろうなと思いまして、いわゆる舟をこいでいる。
たゆたうで。

素顔たゆたうという感じで表現しました。
いかがでしょうか?
なるほど。
えーと、詠みたい、その詠んでいらっしゃる内容はよく伝わってくるんですけれども、あと一歩、ことばがついてきていないな、表現がついてきていないなという印象を受けました。
ことばがついてきていない?
ちょっと先に添削例を見ていただいていいですか?
寝顔ね。
まずそもそも、素顔というのは化粧をしていない顔ですので、家事の合間にかかわらず、恐らく母は一日中、素顔なんですよね。
そうですね。
なので、そこにちょっと矛盾が生じているので、寝顔としてみました。
さらにたゆたうという表現は、顔にかかる表現としてはややあいまいで、どういう状態にあるのかがいまいちはっきりしないんですね。
なので、もっとシンプルな表現にしてみました。
ちいさしとすることによって、少し老いた母の寂しいなという気持ちを詠んでみました。
こうして添削を受けると思うんですけど、ちょっと私、欲張りましたかね。
なんかこう、言いたいことがたくさん詰め込まれ過ぎて、どれもちゃんと伝えきれていないような。
すみません。
それはよく陥ってしまうわなですよね。
私たち。
この仕事をしていると、伝えたいこといっぱいあるんだけどっていう。
なるほど。
優しいフォローをもらいました。
ちょっと欲張りました。
ありがとうございました。
じゃあ、次は、実は今回、滝本さんも挑戦してみたと。
楽しみです。
小澤さんの思い分かります。
今、人にいろいろ言っただけに。
という下の句を考えたんですけれども、よく母と娘、姉と妹とか、女性、同性どうしゆえのちょっとした痴話げんかってあると思うんですよね。
けんかしたまま、寝ちゃったんだけれども、眼鏡を見て、あっ、なんかこう、すぐ、あしたには仲直りしている様子というのは、毎日かけている眼鏡はお見通しなんじゃないかなという。
私、眼鏡のレンズが、やっぱりふだんは眼鏡をかけた顔しか見ないんですけれども、レンズがいつの間にか厚くなっていたりすると、ちょっと母の老いとかを感じてしまったりっていう思いを、そして文語で頑張って詠んでみようと思ったら、なんかこんな、硬質な、なんかこう、詰め込み過ぎたなっていう反省はあります。
まずすごいなと思ったのは、初めて作られたのに、文語で統一して作って、見ゆるっていう、文語をちゃんと使いこなせているところがまずすごいのと、今おっしゃったように、眼鏡がまるで意思を持ってるかのような擬人化のような、ハイテクニックを駆使されているんですよね、驚きました。
こちらもちょっと先に添削を見ていただいてもいいですか。
きちんとした文語を使われているんですけれども、ちょっとそこにとらわれすぎてしまって、おっしゃるとおり、ことばが硬いんですよね。
内容が柔らかいのにそこでずれてるので、もったいないなという印象でした。
さらに和解という未来をことばで説明してしまうよりかは、今の状況をそのままとどめるほうが、読者に想像の余地を与えることができますね。
すごーい!やっぱり添削していただくと。
でも、初めてとは思えない。
いいじゃん、褒められて。
なんか、すねてるんじゃないですか。
いや、でもここは頑張らないとと思って。
小澤さんいつも。
すばらしいことば遣いで。
でもいい機会でした、
ありがとうございます。
では視聴者の皆さんから頂いた短歌にいく前に、これ、もともとどんな歌だったのかというのを小島さんにご紹介いただきます。
これは、母が疲れて眠っている場面ですね。
あまりにも深く熟睡していたので、何かほら穴のような夢の世界への穴が開くような気持ちがして、ふと、ある瞬間に母の老眼鏡が、そのほら穴の中に、すとんと落ちてしまうようなイメージを詠んだ歌でした。
これ、以前にあった飛躍みたいな形ですか?
そうですね。
飛躍、空想の歌というね。
頭の中で作った歌です。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは視聴者の皆さんの作品です。
あの日ですね。
失礼しました、あの日。
親子の間に流れる掛けがえのない歳月の重みがあります。
あの日の記憶は繰り返し鮮明によみがえるのでしょう。
続いてこちらです。
母は年齢を重ねるにつれて、読むペースが遅くなっているのでしょう。
やっと、に作者の思いが伝わります。
そして次の歌です。
眼鏡に視点を絞っているところが鋭くおもしろいところでした。
母の視力が悪くなっている寂しさも、かすかに感じられました。
お寄せくださった皆さん、どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
では、小島さん、次回も募集いたしますが、お題をお願いします。
次回は果物でお願いします。
季節ですからね。
梨がね、おいしいですよね、今は。
果物が次回のお題です。
そして私への宿題をお願いします。
次の宿題は、固有名詞を詠んできてください。
固有名詞を詠み込むということですね。
頑張ります!
お願いします。
以上、やす短歌なお短歌、小島なおさんとお伝えしました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
さあ、続いてはにじまると各地の空を散歩するにじさんぽです。
奈良岡さん、きょうの空の様子、どうでしょうか。
関東はすっきりしない天気ですが、晴れている所が多くなっています。
それでは空の散歩に出かけましょう。
これはきれいなケイトウですね。
福岡県久留米市の現在の様子です。
台風の影響で倒れたものもあったそうなんですけれども、このように美しい花を咲かせています。
今月末まで楽しめるそうです。
風に揺れてきれいですね。
そしてよく晴れているようです。
雨の心配、このあともほとんどありません。
あすもよく晴れそうです。
そしてあすは気温25度くらいまで上がりそうですから、動くと汗ばむ陽気となりそうです。
こちらは高知県南国市にある高知空港の様子です。
こちらも青空、広がってますね。
そうですね、もう雲一つない青空ですね。
すっきりしています。
あすもこのままよく晴れそうです。
朝晩も日中も、この時期らしい気温になりそうです。
さあ、こちら見えているのは、バラです。
岐阜県可児市にあるバラ園なんですけれども、こちらでは、この時期、5000品種2万株のバラが今、見頃を迎えているんだそうです。
日ざしはそれほどたくさんは届いていないようですね。
あすは日中よく晴れそうです。
土曜日もよく晴れそうです。
日曜日はちょっと雲多くなりそうですが、おおむね、週末にかけても晴れそうですね。
こちらは横浜市の横浜赤レンガ倉庫の様子なんですが、ちょっとやっぱり、どんよりしているんですかね。
そうですね。
もう雨はやんでいるようですね。
傘を差している人はいません。
ただやはり、すっきりしない天気が続いています。
きょうの気温、ずっと13度くらいで推移しているんですね。
あす、きょうは少し肌寒く感じられますけれども、あす日中は、日ざしの暖かさを感じられると思います。
続いて、秋田県男鹿市、男鹿半島から日本海を望んでいます。
こちらも穏やかに晴れているようですね。
雲はありません。
あすにかけても晴天が続きそうです。
でも朝晩は冷えますので、暖かくして過ごすようにしてください。
最後は北海道広尾町です。
見えているのは、十勝港です。
今月から特産のシシャモの漁が始まったそうですよ。
そして26日の日曜日にシシャモをはじめ、旬の魚や干物の販売会が行われるそうです。
いい天気ですね。
そうですね、日ざしたっぷり届いているようです。
あすにかけて降水確率も0%で、ほとんど雨の心配というか、雨の心配ありませんね。
あす、少し雲が出ても、雨を降らせる雲ではないでしょう。
では改めてあすのお天気、お願いします。
先ほどやす短歌なお短歌のコーナーで視聴者の皆さんから頂いた、短歌のご紹介で、画面の兵庫県の県の文字が間違っていました。
失礼いたしました。
2014/10/23(木) 14:05〜14:55
NHK総合1・神戸
情報まるごと[字]

▽肺炎球菌の感染を防げ ワクチン接種で効果大 【キャスター】小澤康喬,滝本沙奈,【気象キャスター】奈良岡希実子

詳細情報
出演者
【キャスター】小澤康喬,滝本沙奈,【気象キャスター】奈良岡希実子

ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
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ニュース/報道 – 天気

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